フランネルフラワーの育て方|夏越しや冬越し、増やし方も解説

フランネルフラワーの育て方|夏越しや冬越し、増やし方も解説
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こんにちは。

たなーです。

花や葉だけでなく、茎もふわふわな「フランネルフラワー」と呼ばれるお花をご存じでしょうか。

可愛らしい花姿と柔らかい感触から人気のある植物です。

可愛いけど、毎年枯れちゃうのよね。。どうして?

と悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、フランネルフラワーの育て方について紹介します。

たなー
たなー

可愛らしい見た目と優しい雰囲気、そしてふわふわとした感触で人気のフランネルフラワー。園芸店時代でも多くのお客様から大人気でした。でも、「うまく育てられない」「夏に枯れる」「しおれて元に戻らない」といった相談も多くありました。フランネルフラワーの育て方にはコツがありますので、ぜひ参考にしてみてください。

フランネルフラワーの特徴

名前 フランネルフラワー
科・属 セリ科アクチノータス属
原産地 オーストラリア
性質 多年草
草丈 30~100㎝
開花期 4月~6月、10~12月
花色 白、白と緑の複色
耐寒性 普通
耐暑性 やや弱い

フランネルフラワーは、ふわふわとした先端が緑色の白い花が咲くお花です。衣服でもよく利用される紡毛糸を使った柔らかい毛織物のような触り心地を持っています。

春と秋に園芸店やホームセンターなどでよく見かけます。一鉢で大きくしている姿や寄せ植えされている姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

フランネルフラワーは鉢植えの花苗として楽しまれることが多いですが、ドライフラワーや結婚式のブーケなどにも利用されます。特にドライフラワーはふわふわとした感触はそのまま残り、優しい雰囲気を楽しめるので人気です。

フランネルフラワーの花言葉

フランネルフラワーの花言葉は、「高潔」「清楚」「誠実」「いつも愛しくて」の花言葉があります。花言葉「高潔」「清楚」「誠実」は、白く美しい花姿が由来として名付けられました。

「いつも愛しくて」は、フランネルフラワーの開花期が春と秋の2回に渡って長いことが由来とされています。いずれの花言葉も、ポジティブで贈りものに添える言葉にぴったりです。

特に「清楚」「いつも愛しくて」は、恋人やパートナーへのプレゼントに喜ばれます。素敵な花言葉を持つからこそ、結婚式のウエディングブーケにも使用されるのでしょう。

フランネルフラワーを使用した花束やアレンジメント、鉢花ギフトに花言葉を添えて、プレゼントしてみてください。

フランネルフラワーの種類

オーストラリア原産のフランネルフラワーには、切り花用の高性種やガーデニング用など品種などさまざまな種類があります。

その中でも人気の品種を5種類紹介します。

  1. リトルエンジェル
  2. エンジェルスター
  3. ファンシー・スノー
  4. フェアリーホワイト
  5. 天使のウインク

リトルエンジェル

小ぶりな花がたくさん咲く「リトルエンジェル」。従来のフランネルフラワーよりも可愛らしい小花で多花性を持つタイプです。

ふわふわとした花が株いっぱいに咲くので、非常に見ごたえがあります。寄せ植えもよいですが、1株で大きく育てると満開した時により大きなパフォーマンスを披露してくれるでしょう。

エンジェルスター

ジャパンフラワーセレクション2010‐2011のベスト・フラワー賞を受賞しているフランネルフラワー「エンジェルスター」。完全四季咲き性で開花が早く、花上がりに優れています

他の品種に比べ、暑さや寒さに強いので、夏や冬でも一定の開花を楽しめるでしょう。病害虫も付きにくい点も嬉しい特徴です。

ファンシー・スノー

ファンシー・スノーは他の品種に比べ、花が一回りほど大きなフランネルフラワーです。花が大きいにもかかわらず、日持ちがよく2週間以上楽しめます。

ただし、春の3月~6月の一季咲き。春のウエディングで使用されるフランネルフラワーの多くは、ファンシー・スノーです。

花が大きいので、押し花の花材にも使いやすいでしょう。

フェアリーホワイト

ジャパンフラワーセレクション2006-2007にベスト・フラワー賞を受賞して愛され続けているフェアリーホワイト。もともと切り花として広まっていたフランネルフラワーを育種によって矮性化・四季咲き化させています。

鉢物やプランターでフランネルフラワーを楽しめるきっかけになった品種です。比較的、暑さに強く、温度さえあれば年中開花します。

天使のウインク

リトルエンジェル同様に花が小さく、多花性のフランネルフラワー「天使のウインク」。花だけでなく、草丈も30㎝程度とコンパクトで鉢植えや寄せ植え向きです。

春のみの一季咲きタイプですが、花が一斉に咲く姿は天使の美しさを思わせます。秋はシルバーリーフとして楽しむとよいでしょう

フランネルフラワーの育て方

フランネルフラワーの育て方

フランネルフラワーは可愛い花が咲く多年草ですが、「育て方が難しい」とよく言われる植物です。育て方にはコツがありますので確認していきましょう。

育て方①置き場所と日当たり

フランネルフラワーは風通しと日当たりが良い屋外を好みます。室内で育てると、日当たり不足によってひょろひょろに間延びするので注意してください。

綺麗に花を咲かせるためには、屋外で育てます。半日陰でも花は咲きますが、日当たりの良い場所に比べると花数が少なくなるため、なるべく日差しに当ててください。

小さな柔らかい毛が花や葉、茎すべてから生えており、ふわふわしています。そのため、水に濡れると蒸れて病気やカビが発生しやすいです。

雨が当たらない環境を作ってあげてください。雨が当たらず日当たりの良い軒下がベストな置き場です。

育て方②温度

フランネルフラワーはやや暑さに弱い植物です。生育温度は5~30℃程度。暑さも注意ですが、日本の多湿環境を嫌います。

特に日本の夏は高温多湿なので、気温が高くなるほど湿度が上昇しやすいため、なるべく涼しく管理してあげてください。気温が高くなるほど、枯れやすくなります。

夏はいったん開花が止まる品種が多いため、風通しがよい明るい日陰に置いて鉢内の温度が上がらないようにしてください。

秋遅くまで開花しますが、気温が下がり続け5℃以下の寒さに当たり続けると枯れる可能性があります。冬は温室や室内で10℃以上をキープすると冬越しがしやすいでしょう。

育て方③用土

フランネルフラワーは酸性土壌を好む植物です。そのため、中性~アルカリ性に調整されている園芸用土ではうまく育ちません。

酸性に調整されたブルーベリーの土やオージープランツ(オーストラリア原産の植物)の土で育てると、よく育ちます

いつも使用している園芸用土に、酸性土壌の鹿沼土小粒や未調整ピートモスを2割程度混ぜ合わせるのもおすすめです。石灰はアルカリ性なので、石灰を加えるとフランネルフラワーが枯れる原因になるので注意してください。

育て方④水やりの頻度

鉢植えでフランネルフラワーを育てている場合は、基本的には土の表面が乾いたら、鉢底から流れるくらいにたっぷりと水やりしてください。夏は朝と夕方の2回水やりすると安心です。

フランネルフラワーは暑さや蒸れに弱いので、雨が当たる地植えはおすすめできません。地植えしても、うまく育たないことが多いので鉢植えで育てましょう。

ふわふわしたフランネルフラワーに水がかかると、花や葉に水滴が付いたまま乾かず蒸れて枯れやすいです。水やりはフランネルフラワーにかからないように、株元の土に優しく与えてください。

夏の水やりは気温の高いお昼の時間を避けて、涼しい朝や夕方に水やりします。夏以外は土の乾き具合を見て、朝に水やりしましょう。

もし水やりのタイミングがわからない場合は、パッと一目で水やりタイミングがわかる「サスティー」を使うと水やりに悩みません。

フランネルフラワーは根が繊細なので、土が完全に乾いてしまうと根傷みしやすい植物です。水切れには注意してください。

育て方⑤肥料

フランネルフラワーは花をたくさん咲かせるため、肥料は与えましょう。肥料を与えた方が、より多くの花を咲かせてくれます。

植え付けや植え替えの際には、ゆっくり長期間効く緩効性肥料を混ぜてください。生育期間中は、鉢の上に2か月に一回置き肥をするか、水に薄めた液肥を1週間に1回のペースで水やり代わりに与えると効果的です。

ただし、肥料は与えすぎると根を傷めます。与える量やペースは、各肥料の袋に記載されている使い方を守ってください。

たなー
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元肥としては、園芸業界ベストセラー商品のマグァンプがおすすめ。リン酸を多く含んでいるので、花が咲く植物には特に効果的です。置き肥はプロミックを、液肥は開花促進用のトップクオリティがおすすめ。フランネルフラワーは根が繊細なので、気持ち少なめの方が安心です。

育て方⑥剪定方法

フランネルフラワーの剪定時期は、4月~11月です。「花終わりをこまめに取り除くこと」「梅雨前に株元から5~10㎝残して切り戻す」の2点をします

フランネルフラワーは開花後に種ができるので、花終わりをそのままにしておくと種の収穫が可能です。種を採る場合は、花終わりはそのままにしておくとよいでしょう。

ただし花終わりばかりにしておくと、次の花が咲かなくなります。収穫したい種の量だけ花終わりを残しておくと安心です。

フランネルフラワーは蒸れに弱いため、梅雨前に茂った株を5~10㎝の高さに思い切って剪定してください。風通しを良くすることで、病気やカビを防いで梅雨~夏にかけて枯れにくくなります。

切り花としても楽しめる高性種は、花終わり後は花がらを摘み取るだけでなく、伸びた茎を半分から2/3の高さで剪定ハサミや花挟で剪定してください。花終わりの枝を短く剪定しておくことで、形を崩すことなく2番花3番花を楽しめます。

切り花として利用する際は、株元に葉を残して長めに剪定しましょう。その後に花瓶の長さや花束の長さに合わせて調節します。

フランネルフラワーの夏越し

フランネルフラワーの夏越し

フランネルフラワーは高温多湿に弱い植物です。夏越しさせるためには明るく風通しのある日陰で管理してください。

水やりはフランネルフラワーにかからないように気を付けます。長雨が当たらないように監理することも重要です。

気温の高い夏は、土が乾燥しやすい季節。土が完全に乾燥して水切れすると、根傷みして水やりをしても元に戻らず枯れてしまうことも。

葉や花がしおれてきたら、土の乾き具合を確認して早めに水やりしましょう。真夏の高温期は、肥料やりを止めてください。

生育がゆっくりになり開花も止まるタイミングで、肥料を与えすぎると根が傷むためです。フランネルフラワーを安全に夏越しさせるためには、高温多湿と蒸れに注意して管理しましょう。

フランネルフラワーの冬越し

フランネルフラワーの冬越し

フランネルフラワーは最低5℃程度の寒さには耐えることができます。ただし、霜雪に当たると枯れる恐れがあるため、冬越しさせるには最低温度5℃よりも高い温室内や屋内に移動させてください。10℃あると安心です。

室内移動させた場合は明るい窓際で管理しますが、窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むため、窓から離しておくことがポイント。夜~朝にかけてだけでも窓から離しておくと冬越しさせやすくなります。

また暖房の風に当たると、極端な乾燥によって枯れる可能性があります。空気も乾燥しやすい季節なので、ハダニの発生も注意が必要です。

とはいえ、霧吹きで葉水を与えると蒸れに繋がります。土が乾いたら水やりする程度の水やり管理で問題ありません。

フランネルフラワーを冬越しさせるには、暖房が当たらない明るい室内で10℃以上をキープして土が乾いたら水やりする管理が重要。

温室で管理する場合、温室内の風通しやお昼の高温に注意します。閉め切った温室内は、冬でもお昼の晴れた日であれば、温室内温度は非常に高くなりやすいためです。

フランネルフラワーの増やし方

フランネルフラワーの増やし方

フランネルフラワーの増やし方には2通りの方法があります。

  1. 種まき
  2. 挿し木

それぞれの方法を見ていきましょう。

種まき

フランネルフラワーは開花後に種を収穫して、春4~5月に種まきすると増やすことができます。春または秋の花終わり後をそのままにしておくと、花弁が落ちて花芯が残ります。

残った花芯はややクリーム色になり、一つ一つが膨らんだような姿に。その状態で触るとホロホロと崩れて種が収穫できます。

白く淡い毛に包まれた種を収穫してください。収穫した種を乾燥させて密閉した容器やジッパー付きのポリ袋に入れ、冷蔵庫で5℃程度の低温保存しておくとよいでしょう。

参考文献:中山間農業研究所「フランネルフラワーの発芽率を低下させない種子の貯蔵法」

購入した種、または収穫した種は4月下旬~5月下旬くらいに種まきします。発芽温度は15~18℃程度

フランネルフラワーの発芽温度範囲は狭く、発芽するまでの時間がかかる点に注意してください。種まき後は、明るい日陰に置いて、土を乾燥させないように水やりしましょう。

水やりもホースやジョウロで勢いよく水やりすると、種が土に深く潜ってしまい窒息したり発芽に時間がかかったりします。ハス口やシャワーで柔らかい水やりを心がけてください。

発芽温度が適温であれば、2~3週間程度で発芽してきます。その後は、生育に合わせて植え替えて育ててください。

挿し木

フランネルフラワーは挿し木で増やすことができます。すぐにフランネルフラワーを増やしたい方は、挿し木がおすすめです。

フランネルフラワーの枝を10~15㎝ほどの長さで剪定します。剪定した枝を穂木として、葉を2~3枚程度にしてください。

穂木をメネデールで薄めた水に1時間ほど浸けて吸水させて、土に優しく挿します。挿し木する土には肥料の入っていない挿し木用の土や小粒の赤玉土、バーミキュライトなどがおすすめです。

肥料が入っていると、発根を阻害するので注意してください。挿し木後は種まき同様に明るい日陰に置いて、土が乾かないように管理します。

生育期であれば、1週間ほどで発芽発根しますが、葉が新しく2~3枚出るまで触らないことが重要です。発根しているかどうか気になって触りたくなる気持ちはわかりますが、せっかく出始めた細根が切れてしまうかもしれません。

新芽がしっかり出てくるまで、触らず待ちましょう。

フランネルフラワーに発生しやすい病害虫

フランネルフラワーに発生しやすい病害虫

可愛らしい花で人気のフランネルフラワーですが、育てている環境や育て方によっては病害虫が発生します。ここでは発生しやすい病害虫を紹介します。

  1. ハダニ
  2. ヒメマルカツオブシムシ
  3. 灰色かび病

ハダニ

ハダニは、クモの仲間で葉の裏を中心に発生しやすい吸汁性害虫です。ハダニが発生すると、フランネルフラワーの葉に白いカスリのような模様が入り、生育が悪くなります

葉の裏が白っぽくなり、1㎜程度の小さな虫が虫が動いているような状態であれば、ハダニの可能性が高いです。大発生すると、植物そのものに糸を巻き付けます。

植物に糸が目立つような状態だと、枯れる手前なので注意してください。乾燥した環境で発生しやすいので、軒下の雨がかからない夏時期は注意して観察してください。

ハダニは、霧吹きで葉水をするようにして株全体を湿らせたりシャワーで水やりと一緒に洗い流すように水をかけてあげると効果があります。しかし、フランネルフラワーは多湿を嫌いますので、土を乾燥させすぎないように水やりを心がけることが重要です。

発生した場合はダニ専用の殺虫剤やベニカXネクストスプレーを使いましょう。どうしても殺虫剤を使いたくない場合は、短く切り戻してシャワーで残りの葉全体を洗い流すように水をかけて様子を見てください。

ヒメマルカツオブシムシ

ヒメマルカツオブシムシとは、茶・黒・白のまだら模様の小さな甲虫です。フランネルフラワーの花によく発生します。

ヒメマルカツオブシムシは、フランネルフラワーの花粉を食べるだけで植物自体を枯らすような被害は与えません。そのため、花の上を移動しているヒメマルカツオブシムシに驚きますが、あまり心配はいりません。

ただし、部屋の中には入れないようにしてください。ヒメマルカツオブシムシの幼虫は、衣服の繊維を食べる虫です。

成虫が室内に入ってきて、衣類ケースやタンスの中で卵を産み付けます。衣服を保管している中で幼虫が孵化すると、衣服に穴が開く原因になります。

フランネルフラワー自体に害はないですが、どうしても気になる場合は、ベニカXネクストスプレーやスミチオンなどで駆除してください。

灰色かび病

灰色かび病は、名前の通り灰色のカビが発生する病気です。湿度が高い梅雨時期に風通しが悪いと発生しやすいです。

茂りすぎている場合は、剪定して風通しをよくしたり、水はけのよい土に植えたりしておくことが予防になります。灰色かび病が発生した場合は、発生部分を切り取り、株全体を風通しよく剪定して殺菌剤を散布しましょう。

殺菌剤としては、ベンレートやベニカXネクストスプレーなどが効果的です。

フランネルフラワーによくある質問

ここではフランネルフラワーを育てている方からよくある質問を紹介して、お答えします。

  1. フランネルフラワーの植え替え方法は?
  2. フランネルフラワーの元気がないのはどうして?
  3. フランネルフラワーと寄せ植えの相性がいい植物は?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

フランネルフラワーの植え替え方法は?

フランネルフラワーは根が繊細な植物です。植え付けや植え替えの際は、鉢やポットから取り外したら、そのまま植えてください

アゲラタムベロニカ「ファーストシリーズ」など、他の春~夏の花同様に根をほぐして植えると、根傷みしてしまいます。植え替えた直後から葉や花が垂れて、水やりしても元に戻らず、そのまま枯れることも。

フランネルフラワーの植え替えは、なるべく根鉢を崩さず植え替えることがポイントです。

フランネルフラワーの元気がないのはどうして?

フランネルフラワーの元気がない原因は、「植え付け・植え替え時に根をいじった」「水のやりすぎ(やらなすぎ)」「日当たり不足」「花や葉に水がかかっている」「アルカリ性の土に植えている」などが考えられます。

前述している通り、フランネルフラワーは根が繊細なので、根をいじったり育ちにくいアルカリ性の土に植えたりすると、元気がなくなります。また、水やり加減も根傷みや根腐れにつながるので気を付けてください。

その他の元気がなくなる原因は、日当たりや植物自体に水をかけることなので、基本的な育て方を守って育ててください。

フランネルフラワーと寄せ植えの相性がいい植物は?

フランネルフラワーと寄せ植えの相性がいい植物は、同じオーストラリア原産のオージープランツや酸性土壌を好む植物です。

寄せ植えする場合は、一緒に植える植物の性質も考えてあげる必要があります。同じ原産地の植物であれば、比較的水やりや温度、日当たり具合などの生育環境が似ているので、寄せ植えしてもいずれも枯れにくく育てやすいです。

オージープランツの花苗には、アカシア類・エリカ・エレモフィラなどがあります。

またフランネルフラワーは酸性土壌を好むので、同じく酸性土壌を好む花苗と一緒に寄せ植えした方がより安心です。

酸性土壌を好む花苗は、カスミソウ・タイム・ラベンダー・チェッカーベリー・クランベリーなど。

酸性土壌ではなく中性の園芸用土で、ペチュニアジニアローダンセマムプリムラなどと寄せ植えしても、問題なく育つことは多いです。しかしフランネルフラワーの成長だけが悪かったり元気がなかったりする可能性があるので、注意してください。

最後に

いかがでしょうか。フランネルフラワーの育て方や夏越し、冬越し、増やし方について紹介させていただきました。

フランネルフラワーは「植え付けてすぐダメになった」「夏に枯れた」とよく相談される植物です。その原因の多くは根をほぐしたり、水やりで蒸れてしまったりなどが考えられます。

この記事で紹介したフランネルフラワーの育て方を参考に、ぜひ可愛い花を楽しんでみてください。上手に育てれば、翌年には大株としてより多くの花を咲かせることができるでしょう。

フランネルフラワー以外にも花苗を育てている方は以下の記事も参考にしてみてください。

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