こんにちは。
たなーです。
以前、人気の多肉系ハーブ「アロマティカス」の育て方と増やし方についてお話させていただきました。
この記事の中で、
アロマティカスは爽やかな香りから、料理や飲み物の香り付けに使用されることに触れていました。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
それでは順を追ってお話しますね。
アロマティカスのハーブティーの作り方

アロマティカスのハーブティー
さっそくアロマティカスのハーブティーの作り方をお話します。
ハーブティーを作る方法には熱いお湯を使う方法と水を使う方法(水出し)の2パターンがありますが、今回はお湯を使ってハーブティーを作りました。

ハーブ&ライフ検定やメディカルハーブ検定にも合格しているたなーが写真と一緒に解説していくので最後までお楽しみに!
1:アロマティカスを摘み取ろう
育て方や増やし方での記事で紹介したときは、あんなに小さかったアロマティカスが大きくなりました。
葉も肉厚で少し触るだけで、ミント系の良い香りがしてきます。
よく見ると、脇芽が出てきていますね。
この脇芽の上で切り戻しましょう。
だいぶ、アロマティカスはさっぱりとした姿になりました。
2:摘み取ったアロマティカスをよく水洗いしよう
アロマティカスは病害虫の被害に合いにくい植物です。
しかし、どの植物でも冬の乾燥時期は室内でもハダニが発生しやすくなります。
室内でも戸外でも、摘み取ったアロマティカスの葉をチェックして、水洗いしましょう。
3:アロマティカスの葉をちぎろう
本来、ハーブティーの作り方は、ハーブを細かくしたりつぶしたりして、お湯に触れる面積を大きくすることで、成分を効率よく抽出するのが基本です。
しかし、アロマティカスの場合は、葉が肉厚で細かくし過ぎると苦みや青臭さが出るので、葉を3~4等分ぐらいにちぎるのが丁度よいですよ。

アロマティカスはちぎりすぎないのがポイントです。
4:お湯を注ごう
ティーポットがあれば、おしゃれにハーブティを楽しむことができるのですが、たなーはティーポットを持っていませんでしたので、断熱紙コップで代用しています。
アロマティカスの葉をちぎり、紙コップ(容量250ml)の中に入れていきます。

たなーは10枚の葉をちぎり入れています。
葉の枚数に基準はありませんが、少なすぎると味も薄く香りも楽しむことができません。
そのあとお湯を注ぐのですが、
ここで大事なポイントが2点あります。
必ず100℃の沸騰した熱湯を使用すること
100℃の熱湯を使用することで、摘んだ葉の熱湯消毒になることや、高温であるほど成分の抽出が早くできるためです。
お湯は高い位置から注ぎアロマティカスの葉を躍らせること(ジャンピング)
紅茶をよく飲む方はご存じかもしれませんが、茶葉をポットの中で空気の流れに乗せて自然に動かして、味や香りを引き出すことを「ジャンピング」と言います。
通常のハーブティーの場合は、葉や花を壊してしまうことがあるので、あまり勢いよく熱湯を入れないほうが良いでしょう。
しかし、アロマティカスは葉が肉厚で大きく、細かくちぎらないので味や香りが抽出されにくいのです。
そのため、
下記動画のようにアロマティカスのハーブティーの場合は勢いよく熱湯を注ぐことで、ジャンピングさせより美味しく仕上げましょう。

ティーポットで行えば綺麗にジャンピングして、さらにおしゃれに美味しくなること間違いなしです。
※あまりにも高い位置から熱湯を注ぐと、こぼれたり熱湯が跳ねたりするので火傷しないように気を付けてくださいね。
5:3分間、蒸らそう
ハーブティーの作り方は、葉や花は3分間、種や根は5分間蒸らすのが基本です。
特に、この蒸らすという行為がとても重要なポイントになります。
蓋をしなかった場合、ハーブの成分が揮発して湯気と共に逃げてしまい、香りや味の低下につながるためです。
ティーポットには蓋がありますが、普通の紙コップの場合は蓋がないので、
そんな場合は、
こんな風に、紙コップ同士を逆さまに重ねるのも良いでしょう。

たなーが園芸店時代は、ティーカップがない場合はこの方法でハーブティーを作り、お客様に試飲してもらっていましたね(笑)
6:3分間蒸らしたら完成
3分間、蒸らしたらコップに注ぎ完成です。
アロマティカスのハーブティーの色は、うっすらとグリーンに色ずく程度でした。
しかし、しっかりとアロマティカスの爽やかな香りがあり、ミント系のすっきりしたハーブティーに近い味わいを楽しむことができましたよ。
アロマティカスのハーブティーは非常に飲みやすいので、ハーブティーが苦手な方にもおすすめです。
逆に、ハーブティーを好む方には物足りなさがあるかもしれません。
そんな場合は、他のハーブとブレンドしてみたり、はちみつや砂糖を加えてみたりして味に深みを出すと良いでしょう。

たなーは氷砂糖をひとかけら入れて飲んだら、とても美味しかったです。
はちみつや砂糖も良いですが、せっかくのハーブティーなので、天然甘味料でもあるステビアの葉をブレンドすると、素敵なハーブティーを楽しむことができますよ。

ステビアはハーブの一種で、砂糖の200~300倍の甘さのあるステビオサイドを葉や茎に含み、低カロリーであるため多くの食品に使用されています。たなーおすすめのハーブです!
アロマティカスのハーブティーの作り方についてわかったら、成分と効果効能について気になりませんか?
どんな成分を持っていてどのような効果効能があるのかお話しますね。
アロマティカスのハーブティーの効果効能について
アロマティカスの原産地であるインド~南アフリカでは、このハーブを火傷の治療に使用しています。
そのため、「鎮静」という花言葉を持っているんですよ。
火傷などの皮膚の炎症治癒効果もあるアロマティカスですが、ハーブティーとしてはどんな効果があるのでしょう。
効果効能1:癒し効果
アロマティカスの代表的な効果効能は、名前にアロマと付く通りに、ハーブティーから立ち上る香りで癒すことです。
ミントやオレガノのようなフルーティな爽やかな香りは、頭をすっきりとリフレッシュさせるなどの効果効能が期待できます。
また、アロマティカスの甘みのある香りは、気分を落ち着かせることもできるんですよ。
効果効能2:口臭予防
アロマティカスには、抗菌作用や殺菌作用のある成分が多く含まれており、ハーブティーとして口に含むことで、口腔内の消毒、抗菌、静菌、殺菌が期待できます。
また、ミントやオレガノに似た香りを持っていることもプラスに働き、口臭に効果的でしょう。
効果効能3:口腔から胃の炎症治癒効果
抗炎症作用や抗ウイルス作用、鎮静作用、健胃作用などの効果があるカリオフィレンという成分を持つため、ハーブティーとして体内に摂取することで、多くの炎症に対して治癒効果があります。
しかし、メディカルハーブとしての効果効能は、近代薬学の薬に比べ、一点集中による即効性はありません。
メディカルハーブは、身体全体に働きかけてゆっくりと治癒していくものなので、炎症の度合いによっては、ハーブティーに頼らず病院に行きましょう。

「ハーブティーは、自然由来なので体に良い」と考えて飲みすぎには注意が必要です。
※妊婦さんや重い持病をお持ちの方が、ハーブティーを利用する場合は、一度お医者さんに相談することをお勧めします。
アロマティカスのハーブティーの効果効能がわかったら、その効果効能を最大限生かすためにもハーブティーの作り方には注意しておきたいですよね。
ハーブティーの作り方の注意点についてお話します。
ハーブティーの作り方の注意点
ハーブティーの作り方には注意すべきポイントがあります。
アロマティカスのハーブティーを作る際にも同様の注意点が以下の3つです。
注意点1:ハーブは使う分だけちぎる
ハーブはハーブティーを作る直前に使う分だけを細かくすることが大事です。(アロマティカスの場合は、細かくし過ぎない)
細かくした状態での保管は品質の劣化を早めることになります。
フレッシュハーブティーの場合は、使用する分だけを摘み取りましょう。
注意点2:1日に3~4回に分けて飲む
ハーブティーに含まれる有効成分は水溶性なので、体内で吸収されたあと約6時間後に排出されます。
したがって、一度に何杯も飲むよりも、1杯だけにして時間を空けて1日に3~4回楽しむ方が効果的です。
注意点3:水出しは雑菌に注意
常温で長い時間をかけて抽出する水出しは、雑菌が入らないよう注意が必要です。
使用する容器は事前に熱湯消毒しておきましょう。
フレッシュハーブを用いる場合は、特に病害虫が付いていないかチェックして水洗いしてくださいね。
まとめ
最後に
いかがでしょうか。
アロマティカスのハーブティーの作り方と効果効能についてお話させていただきました。
アロマティカスは、非常に香りの良いぷにぷにと可愛らしい葉を持つので、インテリアグリーンとしても人気があります。
その姿を楽しむのも良いですが、剪定などお手入れしたときの葉を利用してハーブティーを作ってみませんか?
アロマティカスをさらに楽しめること間違いなしです。

こんな素敵なティーポットやティーカップでハーブティーを楽しむと、より素敵な時間を過ごすことができますね。
アロマティカスが手に入らない方は、ネットでも気軽に手に入りますので活用してみましょう。

でも、ハーブがうまく育てられないんだけど。。。
そんな方には、こちらの記事もおすすめ。
それでは、可愛いアロマティカスを育ててハーブティーも楽しみながら、良きグリーンライフを過ごしましょう。
ハーブティーに興味のある方は、下記リンクのenharb様が様々なハーブティーを取り扱っており、ハーブの基礎知識なども丁寧に詳しく紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
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