【1000輪咲きヒマワリ】サンビリーバブルの育て方|増やし方について

サンビリーバブル
サンビリーバブル
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こんにちは。

たなーです。

夏の花と言えば、何を思い浮かべるでしょうか?

たなー
たなー

たなーは、ヒマワリを思い浮かべました。

青い空に、黄色いヒマワリは、夏の象徴的なイメージですね。ここで、皆さん、どんなヒマワリをイメージしましたか?

ほとんどの方は、1の大きなヒマワリが太陽に向かって咲いているところをイメージしたのではないかと思います。ヒマワリは1の大きなヒマワリが咲くイメージが強いですが、、、

もう少し小さめでたくさん咲くヒマワリがあると可愛いのにな。。。

そんな風に思ったことはありませんか?

たなーは、園芸店員時代から思っていました。

『大輪のヒマワリも好きだけど、その1が終わると、もうヒマワリ終わっちゃうのもったいないな。。そんなに長期間咲き続けるわけでもないしなぁ。。』

そこで今回は、夏から秋終わりまで長期間、1000以上も咲くというヒマワリ『サンビリーバブル』のご紹介です。
たなー
たなー

サンビリーバブルは可愛らしいヒマワリが1株にたくさん咲くお花です。草丈も大きくなりすぎずボリュームよく茂るので、鉢植えや庭植えで大活躍します。気になる方はぜひ育ててみてください。夏らしいお花を満喫できるでしょう。

ヒマワリ:サンビリーバブルとは

ヒマワリ:サンビリーバブルとは

商品名 サンビリーバブル
科・属 キク科へリアンサス属
植物分類 非耐寒性多年草()
開花時期 6月~11月
花色 黄色
草丈 70~100㎝

1000輪咲きヒマワリ『サンビリーバブル』は、千葉県に本社を置く株式会社ハルディン(Jardin Co., Ltd.)様が販売している分枝性に優れ、たくさんの花が咲くお花です。

サンビリーバブルは、キク科ヘリアンサス属の非耐寒性多年草(日本では一年草扱い)のヒマワリになります。品種は以下の2点。

  1. ブラウンアイガール
  2. レモンガール

ブラウンアイガールは、花弁の黄色が濃く、花芯の周りにブラウンの模様が入る点が特徴です。レモンガールは、ブラウンアイガールに比べ、黄色がやや薄く爽やかな花色をしています。

サンビリーバブルの特徴

サンビリーバブルの特徴

サンビリーバブル苗

サンビリーバブルの特徴は、以下の7つ。

  1. 初夏~晩秋まで連続開花
  2. 無花粉
  3. 種ができない
  4. 草丈は70~100㎝
  5. 花の大きさは10~15㎝
  6. 真夏の暑さも平気
  7. 花びらにブラウンの模様が浮き出る

それぞれ見ていきましょう。

初夏~晩秋まで連続開花

とにかく花が咲き続けます。成長するにしたがって、ぐんぐん枝分かれしていき花が咲き続けるため、1000輪咲くというのも納得です。

花が途切れることなく咲き続けます。

無花粉

ヒマワリに花粉のイメージはあまりないかもしれませんが、本来種を作る植物なので花粉は存在します。しかし、サンビリーバブルには花粉がありません

そのため、お花の手入れや室内に飾る生花として剪定する際に、手や服が汚れる心配がありません。気軽に成果としても楽しめるでしょう。

種ができない

前述した通り、サンビリーバブルは無花粉。つまり、花粉がないため種ができません。

種ができないので種に栄養を取られることがなく、栄養が花に集中して1000輪のヒマワリが咲くと言われるほどの多花性を実現しています。また種ができない特徴は、秋遅くまで開花する性質にも影響を与えています。

種がはできないですが、黒い花芯部分は花びらが落ちても残り続けます。花芯だけになった姿もおしゃれでかっこいいです。そのまま残してもよし、剪定して咲いている花だけにしてもよしです。

種ができないので、当然種まきでは増やせない点には注意してください。

草丈は約70~100cm

サンビリーバブルは、大きな鉢や地植えにすることで、続々分枝してこんもりと丸く大きく育ちます。(株張約100cm)小さな鉢だと根の広がりが抑制されるので、大きく育てることはできない点には注意が必要です。

小さく育てたい方は、あえて小さめの鉢に植えて楽しむのも良いと思います。ただし、開花数も少なくなる点には気を付けましょう。

花の大きさは10~15㎝

大輪のヒマワリに比べると、花の大きさは10~15㎝と小さいですが、一つ一つは非常に可愛らしい印象です。しかし、その可愛らしい小ぶりのヒマワリが、無数に咲く姿は圧巻の一言。

ぜひ1000輪咲きのサンビリーバブルを楽しんでみてください。

真夏の暑さも平気

日本の真夏の暑さにも耐え、非常に強く育てやすいです。

花にブラウンの模様が浮き出る

ブラウンアイガールというだけあって、ブラウンの模様がでて、黄色とのコントラストが美しくノスタルジックな雰囲気になります。このブラウンは、咲き始めは色が薄く最初は黄色一色のヒマワリのようですが、開花後に徐々に色付く性質です。

また、気温の影響で色が出にくいこともありますが、花は咲き続けます。

たなー
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そのうち、色は出てくるくらいに思っていた方が、色の変化を楽しめます。

サンビリーバブルの育て方

サンビリーバブルの育て方

サンビリーバブル咲き始め

サンビリーバブルは、他の夏の花と同様に育てやすい植物ですが、育て方にはコツがあります。育て方のコツを見ていきましょう。

日当たり

サンビリーバブルは日当たりを好みます。そのため、西日を避けた日当たりの良い屋外で育てましょう。

半日陰でも育ちますが、花の数が極端に減りますため注意が必要です。たくさんのた花を咲かせるためには、日当たりの良い環境で育ててください。

用土

市販の園芸用のお花の土で良く育ちます。

サンビリーバブルは生育が早いので、最初から大きめの鉢に植え付けても問題ありません。しかし生育に合わせて、鉢を大きくしていった方が土の湿潤のメリハリがあり、株や根の成長が早いです

根が順調に育てば育つほど、花が咲きます。1000輪咲かせたい方は、鉢を徐々に大きくして育ててみてください。

地植えする場合は、土に堆肥やゆっくり効く緩効性肥料を加え、しっかりすき込み植え付けてあげましょう。

植え付け、植え替え

購入した苗の根鉢が固まっている場合は、根をほぐしましょう。

まず5号鉢(直径約15cm)からスタートして、大きくなったら8号鉢(直径約24cm)に植え替えてあげましょう。繰り返し植え替えると、さらに花が咲きますよ。

地植えの場合は、根が伸び続けるので、一度植えつけたら植え替える必要はありません。

水やり

サンビリーバブルは比較的乾燥には強いですが、基本的には土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいしっかり水やりをしましょう。鉢植えの場合、夏場は水切れをしやすいので、朝と夕方の2回水やりすると安心です。

受け皿に水を溜めると根腐れの原因になりますため、気を付けてください。受け皿に水が溜まる場合は、こまめに捨てましょう。

夏の暑いお昼時に、水やりをすると土の中で根が煮えてしまい枯れる原因に。夏はなるべく涼しい朝と夕方に水やりします。

地植えの場合も、しっかり根付いていれば水やりはほとんど必要ありません。ただし、極端に雨が降らない日が続いた場合は地植えであってもしっかりみずやりしてください。

サンビリーバブルは、つぼみが次から次へと付くため、つぼみの時期に水切れを起こすと花がうまく咲いてくれない場合があります。

たなー
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鉢植えは特に水切れに気を付けましょう。

肥料

植え付けの時に長期間ゆっくり効く緩効性肥料を土に混ぜ込みましょう。次々とつぼみが付き花が咲くので、肥料切れを起こさないように、即効性のある液体肥料を規定量薄め、生育期間中は週に1回水やり代わりに与えてください。

たなー
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元肥としては鼻の栄養であるリン酸が多く含まれるマグァンプがおすすめ。速効性のある液肥であれば、ハイポネックスさんのトップクオリティ開花促進だと、リン酸とビタミンやトレハロースが効果的に効いて、たくさんの花を咲かせてくれます。

サンビリーバブルの病害虫

サンビリーバブルの病害虫

病害虫については、通常のヒマワリと同様です。発生しやすい病害虫は以下4点の病害虫を紹介します。

  1. うどんこ病
  2. べと病
  3. ハダニ
  4. オンシツコナジラミ

うどん粉病

うどんこ病とは、葉や茎にうどんの白い粉を振りかけたような症状です。カビの一種で、白いカビが広がると葉や枝が黄色くなり落葉するため気を付けてください。

日頃の観察をしつつ、早期に市販の殺菌剤で対処しましょう。

たなー
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使いやすく汎用性の高いベニカXネクストスプレーがおすすめです

ベニカXネクストスプレーについてはこちらを参考に。

べと病

葉の表側では主脈に沿って淡黄緑色の小斑点を生じ、徐々に黒くなって、ひどくなると葉が溶けてくるような病気です。

こちらもカビによる症状で、べと病は水のやりすぎや風通しが悪く多湿状態の時に発生しやすいです。花や葉の上から水やりしたり、受け皿に水を溜めたりしないようにしてください。

真夏のお昼の時間帯に水やりすると、根が傷みやすいだけでなく、茂った枝葉の中で水分が蒸発して湿度が高まり、べと病の発生につながります。べと病を防ぐためにも、水やりは涼しい時間帯に行いましょう。

たなー
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べと病にはオーソサイドやベンレートが効果的です。水に薄めて霧吹きで葉水を行うようにしてサンビリーバブル全体にスプレーしてください。

ハダニ

ダニと名前がついていますが、正確にはクモの仲間。非常に小さく葉の裏で繁殖し、葉にかすりが入ったような症状を発生させます。

ハダニが増えると、枝葉にクモの糸が張るようになり枯れてしまうので注意が必要です。ハダニは乾燥した環境で発生するため、以下の点に注意してください。

  • 何日も水切れを起こさないこと
  • 夕方の西日をあまり当てないこと

夏の西日は非常に強く、植物自身の水分蒸発や土の乾燥の原因です。西日に当てると、ハダニが増えやすい環境になりやすいので、ちゅういしてください。

ハダニは湿度が高い環境を嫌います。もし早期発見した場合は、一時的に涼しい時間帯に葉の裏を中心に、霧吹きやホースのシャワーで水をかけてください。

それでも、被害が収まらない時は、早めに殺虫剤のお薬で対処しましょう。

たなー
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ハダニにもベニカXネクストスプレーが効きます。

オンシツコナジラミ

オンシツコナジラミとは、小さな白い羽を持つコバエのような虫のことです。葉の裏で繁殖し、植物に触れると周囲を飛び回ります。

ハダニ同様に吸汁性害虫です。葉にかすりが入り、葉色が悪くなり植物が徐々に元気がなくなっていくので注意してください。

コナジラミは、関東以西では外でも越冬する害虫です。周囲の雑草にも隠れているため、鉢を置く周囲や花壇は雑草を引き抜いて綺麗にしておくと発生予防になります。

たなー
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オンシツコナジラミにもベニカXネクストスプレーが効きます。

サンビリーバブルの増やし方

サンビリーバブルの増やし方

サンビリーバブルは種ができません。そのため、種まきから増やすことはできません。

通常、一年草のヒマワリは挿し木で増やすことはできません。しかし、サンビリーバブルは非耐寒性多年草です。

ヒマワリと同属で近縁種の宿根ヒマワリ「ヤナギバヒマワリ」のように、挿し木で増やせるのではないかと、たなーは思っています。

サンビリーバブルの冬越し

サンビリーバブルの冬越し

サンビリーバブルは非耐寒性多年草なので、冷たい風や霜雪が避けられる場所ならば冬越しは可能です。

最低温度を10℃以上でキープした状態で、明るい室内や温室で管理してください。花が咲き終わってきたら、早めに切り戻します。

なるべく下葉は数枚付けた状態にしておくと安心ですが、一番重要なポイントは節が残った状態で気温をキープしておくこと。

サンビリーバブルを1000輪咲かせるには

サンビリーバブルを1000輪咲かせるには

サンビリーバブル

サンビリーバブルを1000輪咲かせるためポイントは、以下の6つです。

  1. 葉色が濃く、株元の葉の枚数が多く、枝が太い株を選ぶ
  2. 植え付けるときは、花を摘心する
  3. 日当たりの良い屋外で育てる
  4. 水切れさせない
  5. 肥料をしっかり与える
  6. 鉢植えの場合は、成長に従って植え替える

葉色が濃く、株元の葉の枚数が多く、枝が太い株を選ぶ

葉色が濃く、株元の葉の枚数が多く、枝が太くしっかりしたサンビリーバブルの株を選びましょう。

花をたくさん楽しむためには、苗選びから重要です。園芸店やホームセンターで状態の悪いものを選ばないようにしてください。

できるだけ根が張っているものを選びたいですが、ポットで見えません。そんな場合は、鉢底から根が出ているかチェックしてみると良いですよ。

植え付けるときは、花を摘心する

苗を購入するときは、花が咲いている株を選ぶ方が多いと思います。植え付けるときに、サンビリーバブルの花やつぼみは摘んでください。

え!?せっかく咲いてるのにかわいそうっ!!

と、思うかもしれません。しかし1000輪咲かせるには、まず根や枝葉を増やすことが大事です。

花に回るはずの栄養が、株や根に集中し体が大きくなります。その後、花が続々咲いてくるので安心してください。

日当たりの良い屋外で育てる

育て方でもお話しした通り、サンビリーバブルは日当たりの良い屋外を好みます。西日を避けた日当たりが良い屋外で育てることで、たくさんの花が咲き続けます

水切れさせない

乾燥に比較的強いですが、蕾の時点で水切れさせると花が開かずに蕾が枯れる可能性があります。蕾がすべて開くように、開花時期は水切れさせないことが重要です。

肥料をしっかり与える

植え付けの時にゆっくり効く緩効性肥料を土に混ぜ込んでください。さらに水やり時に、薄めた即効性の液体肥料を与えると、より多くの花が咲きやすくなります。

ただし、肥料を与えすぎると逆効果になるので、与える量やペースには注意してください。

鉢の場合は、成長に従って植え替える

株張が大きくなって根がしっかり張ってきていることを確認したら、鉢のサイズを上げて植え替えましょう。

3.5号ポットのサンビリーバブルを6月に購入し、5号鉢に植えて育てた場合は、夏ごろには鉢の中で根がびっちりになっていると思います。鉢底から根が見えるようであれば、6~7号の鉢に植え替えてください。

根が伸びる範囲が増えることで、より一層多くの花が咲くでしょう。

たなー
たなー

ぜひサンビリーバブルを1000輪咲かせてみてください!

サンビリーバブルによくある質問

ここではサンビリーバブルによくある質問を紹介して、お答えします。

  1. サンビリーバブルが冬越しできる状態かどうかどうやって判断すればいい?
  2. サンビリーバブルの葉に黒い斑点ができるのはどうして?

サンビリーバブルが冬越しできる状態かどうかどうやって判断すればいい?

サンビリーバブルを冬越しさせたい場合は、株元の枝や茎がしっかりと硬く緑色をしている状態かどうか確認してください。一年草扱いさせていますが、非耐寒性多年草なので、上手に温度管理すれば冬越しはできます。

ただし、枯れ枝のように茶色くなっていたり、曲げたらポキッと折れたりする場合は、完全に枯れてしまっています。茶色と緑色の中間のような判断に困る状態であれば、剪定ハサミや花鋏で茎や枝を切って断面を確認してください。

断面が緑色であれば、生きている証拠なので、冬越しできる可能性があります。

サンビリーバブルの葉に黒い斑点ができるのはどうして?

サンビリーバブルの葉に暗い斑点ができる場合は、「黒斑病」にかかっている可能性があります。梅雨時期や秋雨時に発生しやすい病気です。

水やりや雨ではねた土が葉に付くことでも発生しやすいです。葉に虫による食害や傷がある場合に、菌が侵入して発生します。

予防としては、土が常に湿るほどの水やりや受け皿に水を溜める行為を避けること。地植えの場合は、土が跳ねないように、バークや腐葉土、藁などでマルチングするのもアリです。

発生後の対策としては、べと病に効果的なオーソサイドやベンレート水和剤を使って殺菌してください。

まとめ

サンビリーバブルは、株式会社ハルディン様が販売している1000輪咲きの非耐寒性多年草のヒマワリです。
サンビリーバブルの特徴は、長期間の連続開花ですが、その理由は無花粉で種ができないことにあります。
サンビリーバブルは、通常のヒマワリと同様の育て方ですが、とにかく花が次々咲くので、水やりと肥料やりはしっかり行いましょう。
サンビリーバブルは種では増やせませんが、挿し木では増やすことができるでしょう。
サンビリーバブルを1000咲かせるには、植え付けの際に花やつぼみを摘んで、まず枝葉や根を茂らせることがポイントです。

最後に

いかがでしょうか。

1000輪咲きヒマワリ「サンビリーバブル」の育て方について紹介させていただきました。

花びらに入るビラ運の模様や、花弁が落ちた後の花芯はおしゃれなので、ぜひ夏の花壇や鉢植えに加えてみてください。きっと素敵なお花を楽しめます。

花色が薄いレモンガールも可愛いので、色違いで寄せ植えのようにしても面白いかもしれません。どちらも生花としても楽しめるので、お部屋にヒマワリを花瓶で楽しみたい方にもよいでしょう。

たくさんの花が咲いたら、花束にしてプレゼントするのもおしゃれですね。それでは素敵なサンビリーバブルを育ててみてください。

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