こんにちは。
たなーです。
丈夫で、初心者でも栽培しやすいと言われるハーブ。
家庭菜園でハーブを上手に育てて、料理に使ったり、ハーブティを楽しんだり、そんな生活に憧れませんか?
でも、肝心のハーブがうまく育ってくれない。。
植えても大きくならない、綺麗に育たない、枯れてしまう。。。
虫がつくけど、料理やハーブティに使いたいから、薬が使えない。。
こんな悩みを持っていませんか?
そこで、
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
それでは順を追ってお話ししていきますね。
1.ハーブの土はどんな土が良いの?

ハーブの土に悩んでいませんか?
ハーブを育てるのに使う土は、専用のハーブの土や野菜の土がおすすめです。
とはいえ、ハーブは品種が多く、ハーブによって乾燥を好むものや、乾燥を嫌うものなどそれぞれあります。
代表的なものは以下の通りです。
乾燥を好むハーブ:ローズマリー、オレガノ、コリアンダー、マロウ、ラベンダーなど
乾燥を嫌うハーブ:チャービルやミント類など
そのため、乾燥を好むものは水はけの良い土を、乾燥を嫌うものは保水性の高い土を選ぶと良いでしょう。
乾燥を好むハーブには、ハーブの土にベラボンや軽石(小粒)などを1割ほど混ぜ込むと水はけが、さらに良くなります。
逆に、乾燥を嫌うハーブには、赤玉土(小粒)を1割ほど混ぜ込むと水持ちがよくなるでしょう。
このように、ハーブによって、ハーブの土に+αをして、オリジナルの土で育てると、「うまく育たない」が解決しやすいですよ。


プロトリーフさんのハーブの土は有機肥料入りで使いやすいのでおすすめです。
2.ハーブの鉢植えはどんな場所で育てるの?

ハーブを鉢植えで育てるときに、どんな環境で育てればいいか悩む方も多いのではないでしょうか。
基本的には日当たり、風通しが良い場所に置いて育てることが大事です。
ただし、夏の日差しが強いときは半日陰に移しましょう。
日当たりに関しても、ハーブには日当たりを好むもの、半日陰を好むものがあります。
代表的なものは以下の通りです。
日当たりを好むハーブ:エキナセア、オレガノ、カモミール、クレソンなど
半日陰を好むハーブ:スィートバイオレット、チャービル、ベルガモット、ヒソップなど
日当たりと同じく重要なポイントとして風通しがあります。
風通しが悪いところでは、ハーブはうまく育たないうえ、病害虫が発生しやすくなるんです。
また、ハーブの中には、雨に当たりすぎると枯れてしまうものがあるため、梅雨や秋の長雨の時期には注意しましょう。
特にラベンダーやローズマリーなどは雨に弱いため、土の状態を確認して、軒下など雨の当たらない場所に移動させると「うまく育たない」が解決します。
冬場の寒さも注意が必要です。
ハーブの中には寒さに弱いものが多くあるので、冬は部屋の中の日が当たる場所に移すことで長く楽しめますよ。
3.ハーブの水やりの量と回数はどれくらい?

基本的には、土の表面が乾いて白っぽくなったら、まんべんなく全体に与えます。
水が鉢底から流れ出すまで、たっぷり水やりしましょう。
この時、大事なことはたっぷり水やりを行うことです。
そうすることで、土の中まで水と空気がしっかり行きわたり、土の中の不純物も流れ出るため、根が良く育ちます。
水やり回数は春と秋は一日1回ほど、夏は乾燥しやすいため、午前と夕方の涼しい時間帯に2回が基準です。
しかし、ハーブの成長具合や、鉢の大きさ、天気など関係しますので、土の乾き具合をしっかり確認して水やりしましょうね。

それでも、水やりの加減がよくわからないのよね。。。

そんな時は、一目でわかる水分チェッカーのサスティーがおすすめ。

夏の日差しの強い日中は、水やりは避けてください。
水の蒸発が早く、高湿度によって病気になったり、根が茹ったりしてハーブがうまく育たない原因になります。
冬は、土が乾いてきたら水やりをしましょう。
寒い時期に水をやりすぎると根が腐ってしまうことがあるので、冬の水やりは控えめに。
4.肥料はどうすればいいの?

ハーブは、それほど多くの肥料を必要としない植物です。
品種ごとに特徴をつかみながら、肥料は少し控えめにしてください。
肥料は、2通りの方法があります。
1:鉢に植える際に土に混ぜる方法
2:年に1~2度、生長期や収穫の前に与える方法
初心者の方はゆっくり長く効く緩効性肥料がおすすめです。
市販の肥料には、植物の生長に特に必要な窒素(N)、リン(P)、カリ(K)が含まれています。
収穫するハーブによって配合バランスが異なるんですよ。
育てるのに慣れてきたら、
葉を収穫するバジルなどは窒素が多いもの、
花や種を収穫するフェンネル、ラベンダーなどはリン酸が多いもの、
根を収穫するエキナセアなどはカリが多いもの
を選んで与えてみましょう。
それは、窒素(N)は葉の栄養、リン酸(P)は花の栄養、カリ(K)は根の栄養のためです。
5.ハーブの病気や害虫の対策は?

ハーブの嬉しい特徴の一つは、病気や害虫の心配が少ないことです。
とはいえ、病害虫が付かないわけではありません。
そのため、
日当たりと風通しの良いところに置き、枯れた枝や葉、花は取り除いて、枝や葉が伸びすぎた場合は適時摘み取って風通しを良くしましょう。
重要なのは小まめに観察し、対策することです。
葉や花が変色していないか、害虫に食べられた様子はないか、日常的にチェックしておけば、早めに気づくことができます。
早期に見つけた場合は、病気にかかったり害虫に食べられた部分を取り除くだけでよいでしょう。
乾燥すると、ハダニ(正確にはクモの仲間)が葉の裏に付きやすくなります。
ハダニは高湿度条件を嫌いますので、葉全体に霧吹きなどで水をかけて予防するのがおすすめです。
おすすめの霧吹きはこちらを参考に。
アブラムシはどんな植物にも発生します。
もちろんハーブ類にも付きますので、見つけ次第、ハケで取り除いたり、粘着テープなどで取り除いたりすると良いですよ。
葉に虫食いを見つけたら、害虫を見つけて対処しましょう。
しかし、取っても取ってもどうしようもないときは、お薬を使う方向を考えてくださいね。
無農薬を目指す場合は以下ようなお薬がおすすめです。

6.梅雨の時期や夏は対策が必要?

気温も湿度も高い日本の梅雨や夏は、多くのハーブにとって苦手な環境になります。
なぜなら、ハーブはヨーロッパや地中海沿岸が原産地の品種が多いためです。
梅雨の前に伸びすぎた葉や枝を切って収穫し、蒸れないように株の根元に日が当たるようにしましょう。
これだけで、梅雨の時期に蒸れて枯れることもなくなりますし、梅雨明けには新芽が次々に出てきて、綺麗になります。
また、茎の先端の若い芽を切ると、脇からも芽が出てきて枝数も増えるんですよ。
タイムやラベンダーなどは、花が終わってから行いましょう。
7.ハーブの枝や茎が伸びすぎた場合はどうするの?

枝や茎、葉が伸びすぎたり茂りすぎたりして込み合ってきたら、切って形を整え、風通しを良くしましょう。
これを剪定(せんてい)といい、このうち、込みあった枝葉を切って株元に日が当たるようにして新しい枝葉の生長を促すことを切り戻しといいます。
先端の若い芽を切り、芯の生長を止めることで脇から芽が出て、枝数を増やす方法が摘心(てきしん)です。
バジル、シソ、ミントなどハーブによっては、収穫の際に摘心を兼ねるものもあります。
8.収穫にコツはあるの?

ハーブは植えてからすぐに収穫可能なものが多くあり、葉が出ているうちは何度でも収穫できます。
コツを押さえて収穫することで、ハーブを長く楽しみましょう。
収穫に適した時期の目安は、5月下旬から6月中旬にかけての時期です。
梅雨前の2、3日晴れが続いた日の午前中がおすすめ。
部位によってはタイミングが異なり、葉は花が咲き始める前に、花は満開の少し前に、根は葉や茎が枯れ始めてきたら収穫しましょう。
また、イタリアンパセリ、ルッコラ、ディル、コリアンダーなどは、大きくなった葉を茎ごと根元から切ります。
セージ、タイム、ローズマリーなどは、使う分を枝ごと切りますが、残った枝には必ず葉が残るようにして下さいね。
シソ、バジル、ミントなどは、摘心を兼ねて収穫してもよいでしょう。
それではまとめです。
まとめ

最後に

いかがでしたでしょうか。
上記の8つのポイントを押さえれば、ハーブの「うまく育たない」が解決することでしょう。
ハーブは品種がたくさんあるので、どんな特徴を持っているのか、乾燥が好きなのか、嫌うのかなど、まず調べてみることをお勧めします。
特徴がわかれば、育てることはとても簡単になりますよ。
それでは、ハーブの「うまく育たない」を解決して、ハーブを楽しみながら良きグリーンライフを過ごしましょう。
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