こんにちは。
たなーです。
春から秋遅くまでガーデニングで活躍するペチュニア。さまざまな種類があり、咲き方や色合いも含めて、大人気の花苗です。
育て方によっては、たくさんの花を咲かせるため、1株で鉢からこぼれるほどの花を咲かせるコストパフォーマンスが魅力と言えるでしょう。

ペチュニアの花が思うようにたくさん咲かなくて困ってる。摘心はどこを切ればいいのかわからなかったり、そもそも剪定もできてなかったりで綺麗に育てられないのよね。。。
今回は、ペチュニアの育て方について紹介します。

ペチュニアは春~秋にかけて、大人気のお花。園芸店やホームセンターでは、毎年新品種のペチュニアが販売されるほど。たなーも園芸店時代にさまざまなペチュニアを取り扱ってきましたが、本当にお客様に大人気のお花でした。ペチュニアの育て方はもちろん、剪定や病害虫、よくある質問について解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ペチュニアの特徴
| 名前 | ペチュニア |
| 学名 | Petunia |
| 科・属 | ナス科マペチュニア属 |
| 原産地 | 南アメリカ中東部 |
| 性質 | 一年草、多年草 |
| 草丈 | 10~30㎝ |
| 開花期 | 3月~11月 |
| 花色 | 白、ピンク、赤、青、紫、黄色、黒、緑、複色 |
| 耐寒性 | 弱い |
| 耐暑性 | 普通 |
ペチュニアは、朝顔のような花が株一面に長期間咲き続けるお花です。一重咲きだけでなく八重咲きもあり、花色も豊富なので多種多様な雰囲気を楽しめます。
また、横へ横へ広がるほふくタイプとこんもり育つタイプもあるため、お庭のイメージや飾り方、好みで品種を選ぶとより楽しめるでしょう。
ペチュニアには、種から育てる実生系や挿し芽で増やせる栄養系の2タイプがあり、実生系は一年草。栄養系は挿し芽をして冬越しさせることで多年草として育てることができます。
園芸店やホームセンターでも、苗が販売されており、ガウラやフランネルフラワー、アゲラタム、ジニア、ベロニカ「ファーストシリーズ」などと寄せ植えされていることもあります。また、「一株でこんなに大きくなりました」と紹介されていたり、お庭のある園芸店では、植栽としても活躍していることも。
近年では珍しい花色やより花びらが多い八重咲き、暑さやムレに強い品種も多く販売されています。栄養系ペチュニアは多年草としても活躍するので、お庭におすすめの人気宿根草を探している方はぜひ植えてみてください。
ペチュニアの花言葉
ペチュニアの花言葉は、「心の安らぎ」「あなたと一緒なら心が和らぐ」などの花言葉があります。「心の安らぎ」「あなたと一緒なら心が和らぐ」の花言葉は、ペチュニアが同じナス科のタバコの花に似ていることが由来です。
ペチュニアの学名「Petunia」の語源は、「Petun」であり、ブラジル先住民の言葉でタバコの意味です。このことからも、花言葉はタバコを吸うことで得られる安心感や安らぎに影響していると考えれます。
由来を考えると、ややプレゼントしにくいペチュニアですが、花言葉としては非常にポジティブで贈り物に喜ばれるでしょう。特に喫煙家の方にとっては、タバコと関係していることもあって、どこか愛着が生まれるかもしれません。
花言葉「心の安らぎ」「あなたと一緒なら心が和らぐ」は、パートナーへのプレゼントに贈る言葉としておすすめです。また一所懸命に仕事をしている方へ安らぎを与える意味として、鉢物や寄せ植えをプレゼントすると、きっと喜ばれます。
ペチュニアの種類
ペチュニアには改良品種も含めると、300を超える種類があるとされています。その中でも人気の品種を5種類見ていきましょう。
- 花衣シリーズ
- さくらさくら
- 氷河の空
- モンローウォーク
- ホイップマカロン
花衣シリーズ
「花衣シリーズ」とは、ミヨシグループのエム・アンド・ビー・フローラ様が開発販売している栄養系ペチュニアです。
草丈15~20㎝ほどの半ほふく性で、花径は4~5㎝の中輪タイプ。「藍染」「紅水晶」「黒真珠」「瑠璃静」の4種類があります。
いずれもコロンとした可愛らしい八重咲きで、花の縁に白色が入る藍染・紅水晶・瑠璃静と黄色が入る黒真珠は大人気です。園芸店では春4月~5月に流通して早くに売れてしまうので、購入タイミングを逃さないようにしましょう。
関連記事:【栄養系ペチュニア】花衣シリーズの品種紹介|黒真珠・紅水晶・藍染・瑠璃静
さくらさくら
ジャパンフラワーセレクションの第1回ベスト・オブ・フラワーで、ベストフラワー(優秀賞)とニューバリュー特別賞を受賞したペチュニア。
非常に優れた耐暑性を持っており、地植えが可能です。また、曇りや雨の日は花が閉じるため、雨によって花傷みが発生せず、花ひとつずつが開花期間が長い特徴があります。
ほふく性が強く、摘心や切り戻しを行うほど、分枝して花がたくさん咲くペチュニアです。長年販売されている非常に優秀な品種と言えます。

たなーが園芸店時代は、このさくらさくらは特にブームで、非常に人気がりました。お客様からも「他の品種に比べてとにかく暑い夏でも咲き続けている」と驚きの声をいただいていました。
氷河の空
氷河の空は、鮮やかな紫色に白い斑が散りばめられて、星空のように見えるペチュニアです。タキイ種苗から販売されています。
氷河の空はほふく性が強く、横に横に広がっていきます。また栄養系ペチュニアであるため、生育旺盛で見た目以上に育てやすいです。
育て方に不安を覚える方でも、安心して育てられる品種で雨にも強い傾向があります。園芸店やホームセンターでは、なかなか見かけないペチュニアなので、通販で購入するとよいでしょう。
白く縁取られ、白いスポットが入る氷河の空は、近所の方々や植物仲間に自慢したくなるペチュニアだと思います。
関連記事:ペチュニア「ナイトスカイ」「氷河の空」の特徴や育て方について
モンローウォーク
アンティークカラーが特徴的な一重咲きペチュニア「モンローウォーク」。
ホワイトとブラウン、ピンク色が絶妙な濃淡で入る「ベールヴァルド」や、黄色にボルドー色がにじんだような色合いの「シルキーラテ」、クリーム色とパープルの色合いがシックな印象を高める「ペールモーブシルバー」があります。
いずれも大人っぽくおしゃれな色合いで、季節による花色の移ろいを楽しめる特徴を持っています。アンティークな色合いが好きな方に深く刺さるペチュニアです。
ホイップマカロン
中輪の八重咲きペチュニア「ホイップマカロン」。
コロンとした愛らしい姿は、「ホイップマカロン」の名前の通りです。ホイップマカロンは種類が非常に多く、花色を選ぶ楽しみもあります。
- ノーマルカラー|サーモンピンク、フランボワーズ、ストロベリー、カシス、さくら、ブルーベリー、ホワイト
- プレミアムカラー|モカモンブラン、ビターロッソ、フレーズムース、ショコラブラン、クラシカルチェリー、メルティーピーチ、レ・ミルティーユ
可愛らしい花である反面、株はやや立ち性で暴れがちです。こまめに摘心したり切り戻したりして形を整えると、花付きも株姿もよくなります。
ペチュニアの育て方

ペチュニアは生育旺盛で育てやすいですが、常にきれいに育てるためにはポイントを押さえておく必要があります。育て方のポイントを見ていきましょう。
育て方①置き場所と日当たり
ペチュニアは風通しと日当たりが良い屋外を好みます。室内で育てると、ひょろひょろに間延びして見た目が悪くなるので注意してください。
綺麗に花を咲かせるためには、屋外で育てます。半日陰でも花は咲きますが、日当たりの良い場所に比べると花数が少なくなるため、なるべく日差しに当ててください。
大株になるほど枝葉が茂るので、風通しが悪いと水やりや降雨で蒸れる可能性があります。蒸れは病気やカビの発生につながるので、風通しがよいかどうかも重要です。
ペチュニアの育て方において日当たりも重要ですが、風通しの悪さは枯れに直結しやすいポイント。植物の育て方に見逃されがちな風通しは、ペチュニアの育て方では特に注意してあげてください。
育て方②温度
ペチュニアの生育温度は15~30℃程度。真夏に30℃を超えると、いったん花がお休みします。
ペチュニアの多くは蒸れに弱いので、気温と湿度が上がる夏は注意が必要です。なるべく風通しの良い涼しい場所で管理してください。
最低温度10℃程度まで耐えることができます。基本的に冬の寒さには弱いので、10℃よりも低い気温や霜雪に当たり続けると、屋外で育てている場合は多年草タイプの栄養系であっても枯れてしまいます。
多年草タイプを冬越しさせたい場合は、最低10℃以上をキープしてください。
育て方③水やりの頻度
鉢植えでペチュニアを育てている場合は、基本的には土の表面が乾いたら、鉢底から流れるくらいにたっぷりと水やりしてください。夏は朝と夕方の2回水やりすると安心です。
ただし、葉や花に水をかけないように水やりすることがポイント。葉や花に水がかかると、蒸れによって灰色かび病と呼ばれる病気が発生しやすいです。
茂った枝葉をよけて、株元に水やりしましょう。
地植えの場合は、植えつけ直後を除けば。水やりは必要ありません。ただし雨が降らない夏日が続くようでしたら、状態を確認して水やりしましょう。
地植えをするペチュニアは、どうしても降雨の影響を受けます。雨に強い品種を植えたり、梅雨や秋雨時期は短く切り戻したりして対策してください。
鉢植え、地植えともに気温が高くなるお昼の時間帯には水やりは控えます。暑い時間帯に水やりすると、土の中で根が煮えたり、蒸発した水分で蒸れたりして枯れる恐れがあるためです。
涼しい朝や夕方に水やりします。夏以外は土の乾き具合を見て、朝に水やりしましょう。もし水やりのタイミングがわからない場合は、パッと一目で水やりタイミングがわかる「サスティー」を使うと水やりに悩みません。
育て方④肥料
ペチュニアは春~晩秋まで花が咲き続けるので、肥料を与えてください。肥料を与えた方が、より多くの花を咲かせてくれます。
鉢植え・地植えする際には、ゆっくり長期間効く緩効性肥料を混ぜましょう。生育期間中は、鉢の上に2か月に一回置き肥をするか、水に薄めた液肥を1週間に1回のペースで水やり代わりに与えると効果的です。
ただし、肥料は与えすぎると根を傷めます。与える量やペースは、各肥料の袋に記載されている使い方を守ってください。
園芸店時代の経験で言えば、ペチュニアには液肥が必須です。速効性のある液肥を定期的に与えると、驚くほど花付きがよくなります。

元肥としては、園芸業界ベストセラー商品のマグァンプがおすすめ。春~秋まで長期間開花するので、より長く効果のある大粒を与えてください。マグァンプはリン酸を多く含んでいるので、花が咲く植物には特に効果的です。置き肥はプロミックを、液肥は開花促進用のトップクオリティがおすすめ。
剪定方法|摘心・切り戻し

ペチュニアの育て方において、剪定は花をより多く咲かせるために重要な作業です。また、風通しの確保も兼ねているため、蒸れ対策にもなります。
ペチュニアの剪定時期は、生育期間である3月~11月です。基本的には花終わりや茂った枝葉をこまめに剪定して取り除いてください。
花をたくさん咲かせるための摘心
花をこんもりとたくさん咲かせたい方は、ペチュニアを購入して植えつける際に、すべての枝葉を摘心しましょう。摘心はピンチとも言いますが、枝数を増やして花を咲かせるための作業のことです。
主に茎の先端を剪定すること摘心と表現されますが、私の経験ではペチュニアの摘心は茎の先端では綺麗な株姿にはなりません。購入したばかりのペチュニアはポットの縁沿いの長さまで切り戻してください。
3号ポットであれば、株元から4.5㎝の長さです。葉っぱとしては株元に多めの葉が数枚残る程度まで切り戻します。
基本的にペチュニアは、1本の枝を剪定すると、切り口のすぐ下から少なくとも2本の新芽が伸びて枝数が増えます。摘心を2回繰り返すと、もともと1本が最低でも4本の枝になり、花数は4倍です。
最初の株姿の枝がひょろひょろと伸びて、花があまり咲かないと悩んでいる方は、とにかく剪定をしましょう。春に植え付ける方は2回の摘心と梅雨前の切り戻しで驚くほどの花が咲きます。
摘心を繰り返すほど、枝数が増えて花数は多くなりますが、いつまでも花が咲かない原因になるので、生育期間中に合計で4回ほど剪定すれば十分です。
蒸れ予防のための切り戻し
ペチュニアは蒸れに弱いお花です。雨が長く降る梅雨や秋雨には注意が必要です。
花数を増やすための摘心以外に、梅雨前に蒸れ予防として切り戻しをしてください。切り戻す長さは、株元に大きめの葉が数枚残る程度に、バッサリ切ります。
私の経験上、ここで躊躇すると、真夏後の咲き方にはっきりと違いが出てしまいます。バッサリ切れなかった場合は、秋の花数は少なく株も乱れがちになるため注意してください。
梅雨以外でも、伸びすぎたり茂りすぎたりしている枝葉がある場合は、適時剪定しておくと形を調節しやすいです。また花終わりはこまめに取り除きましょう。
花終わりをそのままにしていると、カビが生えることが多いためです。花は枝先に咲くので、専用の剪定ハサミや花挟で剪定してください。
清潔で切れ味の良いハサミを使わないと、断面から病原菌が入る恐れがあるので気を付けます。ペチュニアは剪定するほど花が咲くので、怖がらず剪定してください。
ペチュニアの夏越し

ペチュニアは蒸れに弱い植物です。夏越しさせるためには明るく風通しのある半日陰で管理してください。
ペチュニアの生育適温は15~30℃ほど。35℃を超える夏に、直射日光を受けると葉焼けすることもあります。
それほど近年の夏は、ペチュニアにとって夏越ししにくい季節です。鉢植えであれば、涼しい半日陰の場所に移動させてください。
地植えであれば、暑さに強い品種を除いて寒冷紗で日陰を作るのもおすすめです。
水やりはペチュニアの葉や花にかからないように気を付けます。長雨が当たらないように監理することも重要です。
気温の高い夏は、土が乾燥しやすい季節。土が完全に乾燥して水切れすると、根傷みして水やりをしても元に戻らず枯れてしまうことも。
葉や花がしおれてきたら、土の乾き具合を確認して涼しい早朝や夕方に水やりしましょう。真夏の高温期は、肥料やりを止めてください。
生育がゆっくりになり開花も止まるタイミングで、肥料を与えすぎると根が傷むためです。ペチュニアを安全に夏越しさせるためには、蒸れに注意して管理しましょう。
ペチュニアの冬越し

ペチュニアは寒さに弱い植物です。栄養系の多年草タイプを冬越しさせる場合は、最低10℃以上をキープしてください。
一年草タイプの冬越しは難しいので、種を収穫して翌年種まきするか、新しい苗や種を翌春に購入してください。
地植えの栄養系ペチュニアを冬越しさせる場合は、暖かい秋のうちに鉢に植え替えて、温室や明るい室内で管理します。大きく育ちすぎている場合は、挿し芽をして小さな株姿で冬越しさせると、スペースや病害虫の問題も少なくて済むでしょう。
冬越しさせて、早春から成長させた栄養系ペチュニアは、非常に美しい姿になります。驚くほど花が咲くので、ぜひ冬越しにチャレンジしてみてください。
園芸店時代に私自身もペチュニア「スーパーチュニア・ビスタ」を冬越しさせましたが、驚くほど美しく咲きました。冬の間はボロボロになりますが、暖かかくなると綺麗になるので心配しないでください。
ペチュニアの増やし方|挿し芽

ペチュニアの増やし方は挿し芽です。種を収穫して増やすことも可能ではありますが、花を楽しむために花がら摘みや摘心、切り戻しを頻繁にするペチュニアでは、種の収穫は不向きです。
ペチュニアの茎を10~15㎝ほどの長さで剪定します。摘心や切り戻しの際に剪定した茎を使うと、無駄なく増やせます。
剪定した茎を挿し穂として、葉を2~3枚程度にしてください。挿し穂を水で薄めたメネデールに1時間ほど浸けて吸水させて、土に優しく挿します。
挿し芽する土には肥料の入っていない挿し木用の土や小粒の赤玉土、バーミキュライトなどがおすすめです。肥料が入っていると、発根を阻害するので注意してください。
挿し芽後はに明るい日陰に置いて、土が乾かないように管理します。生育期であれば、1週間ほどで発根しますが、葉が新しく2~3枚出るまで触らないことが重要です。
発根しているかどうか気になって触りたくなる気持ちはわかりますが、せっかく出始めた細根が切れてしまうかもしれません。新芽がしっかり出てくるまで、触らず待ちましょう。
ペチュニアの種まき方法

ペチュニアは種子としても販売しているので、種から育てる方も多いと思います。
ペチュニアの種まき時期は、5月頃がおすすめです。発芽温度が25℃前後と高いため、早春に種まきしても発芽しない可能性があります。
早く種まきして育てたい方は、ヒーターなどで温度調節して種まきしてください。またペチュニアの種は、好光性種子です。
発芽に光を必要とするため、種まき後に土を被せすぎると発芽しない可能性も。土は薄く被せる程度が種まきのポイントです。
種まき後は、明るい日陰に置いて、土を乾燥させないように水やりします。水やりもホースやジョウロで勢いよく水やりすると、種が土に潜ってしまい発芽しない可能性が高くなるので気を付けましょう。
発芽温度が25℃前後であれば、1週間もあれば発芽します。
ペチュニアに発生しやすい病害虫

ガーデニング初心者でも育てやすいペチュニアですが、育てている環境や育て方によっては病害虫が発生します。ここでは発生しやすい病害虫を紹介します。
- アブラムシ
- ハダニ
- ヨトウムシ
- コナジラミ
- 灰色かび病
アブラムシ
どの植物でも発生しやすいアブラムシ。春先から秋終わりまで、ペチュニアの柔らかい新芽や花茎に発生しやすいです。
アブラムシは植物の樹液・栄養の汁を吸収する吸汁性害虫です。たくさん発生すると見た目だけでなく、生育に悪影響を与えるので注意してください。
ウイルス病の媒介者でもあるため、見つけ次第駆除します。基本的には捕殺で良いですが、触りたくない場合はベニカXネクストスプレーやオルトランなどの殺虫剤で対応しましょう。
ハダニ
ハダニは、クモの仲間で葉の裏を中心に発生しやすい吸汁性害虫です。ハダニが発生すると、ペチュニアの葉に白いカスリのような模様が入り、生育が悪くなります。
葉の裏が白っぽくなり、1㎜程度の小さな虫が虫が動いているような状態であれば、ハダニの可能性が高いです。大発生すると、植物そのものに糸を巻き付けます。
植物に糸が目立つような状態だと、枯れる手前なので注意してください。乾燥した環境で発生しやすいので、軒下の雨がかからない夏時期は注意して観察してください。
発生初期であれば、霧吹きで葉水をするようにして株全体を湿らせたりシャワーで水やりと一緒に洗い流すように水をかけてあげると効果があります。しかし、ペチュニアは多湿を嫌うので、薬剤散布で退治した方が安心です。
ダニ専用の殺虫剤やベニカXネクストスプレーを使いましょう。
ヨトウムシ
ヨトウムシはヨトウガと呼ばれる蛾の幼虫です。主に夜に行動して、明るい朝から夕方までは土の中や枯れ葉の下に隠れています。
葉や花、根を食害する害虫です。葉や花を食べるタイプは緑色に擬態し、根を食べるタイプは茶色に擬態しています。夜に行動するため見つけにくく、気づいたら食害されていることが多いです。
食害を確認したら、浸透移行性タイプの殺虫剤を使いましょう。オルトランやベニカXネクストスプレーが浸透移行性タイプなので、食害する害虫にも効果的です。
コナジラミ
コナジラミは、体長2㎜程度で白く細長い羽根を持つ小さな虫です。ペチュニアにかかわらず、野菜や果実、観葉植物にも発生します。
発生すると植物の周りを飛び回り、葉の裏に小さな卵を産み付けて、どんどん増えます。アブラムシやハダニ同様に吸汁性の害虫で、増えるほどペチュニアの生育が悪くなり、花も咲きにくくなります。
夏の暑い時期に発生しやすく、薬剤抵抗性が付きやすいので、発生初期に退治しきることが重要です。ベニカXネクストスプレーやスミチオンで退治してください。
日頃の手入れで、見逃さないようにしましょう。
灰色かび病
灰色かび病は、名前の通り灰色のカビが発生する病気です。湿度が高い梅雨時期に風通しが悪いと発生しやすいです。
茂りすぎている場合は、剪定して風通しをよくしたり、はけのよい土に植えたりしておくことが予防になります。灰色かび病が発生した場合は、発生部分を切り取り、株全体を風通しよく剪定して殺菌剤を散布しましょう。
殺菌剤としては、ベンレートやベニカXネクストスプレーなどが効果的です。
ペチュニアによくある質問

ここではペチュニアを育てている方からよくある質問を紹介して、お答えします。
- ペチュニアの花が咲き終わった後はどうすればいい?
- ペチュニアをこんもりさせるためには?
- ペチュニアは雨ざらしでも大丈夫?
- ペチュニアの植え替え時期/植え替え方法は?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ペチュニアの花が咲き終わった後はどうすればいい?
ペチュニアは次々に花が咲くので、花が咲き終った後は摘み取りましょう。ペチュニアは病害虫から植物体を保護するために、ベタベタする分泌液を出しています。
そのため、ペチュニアに触るとべたつきを感じることが多いでしょう。葉や花が手にくっつきやすいので、手入れがしにくいと感じるかもしれません。
手袋をして花摘みをすると作業がしやすいです。手袋にもついて作業がしにくいと感じる方は、水を溜めたコップを準備して、指先を湿らせながら花摘みするとべたつかずに、スピーディーに花終わりを摘み取れます。
ペチュニアをこんもりさせるためには?
ペチュニアをこんもり育てるためには、剪定が重要です。最低でも2回剪定してください。
購入後に植え付けて、そのまま枝葉を伸ばしすぎると、株元がスカスカになります。株元がスカスカになった状態で切り戻すと、こんもりするまで時間がかかるため、なるべく早めに切り戻すことが重要です。
剪定後は、置き肥を置いて株が大きくなるようにしましょう。株がこんもりし始めたら、リン酸の多い液肥を水やり代わりに与え始めると、より多くの花が咲き始めます。
ペチュニアは雨ざらしでも大丈夫?
ペチュニアを雨ざらしで育てることはおすすめしません。
一部の品種を除いて、雨や蒸れに弱いためです。鉢植えの場合は、雨は避けて育ててください。梅雨や秋雨の時期は、雨のかからない軒下に移動させます。
地植えの場合は、さくらさくらのように、暑さや蒸れに強く、天気が悪い日は花が閉じる品種を植えて育てると管理が楽です。
ペチュニアの植え替え時期/植え替え方法は?
ペチュニアの植え替え時期は生育期の5月~11月です。植え付けや植え替えの際は、鉢やポットから取り外したら、そのまま植えてください。
鉢底が真っ白になるほど根詰まりしていない限りは、それほど根を崩す必要はありません。根をいじりすぎると植え替えた直後から葉や花が垂れて、水やりしても元に戻らず、そのまま枯れることもあります。
植え替え後の根傷みを防ぎ、発根を促すために、水やり時にメネデールを薄めて与えるとよいでしょう。
最後に
いかがでしょうか。ペチュニアの育て方や摘心、切り戻し、夏越し、冬越しなどについて紹介させていただきました。
花色や咲き方、株姿が豊富なペチュニアは、ガーデニング初心者にも人気のお花です。しかし蒸れに弱い性質があるため、上手に育てられない方も多いかもしれません。
この記事の育て方や剪定を参考に、ぜひ上手にペチュニアを育ててみてください。
ガーデニングでペチュニアと一緒に植える花に悩んでいる方は以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:ジニア・プロフュージョンとは?その育て方【切り戻し、冬越し、種まき】
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