ハオルチアの株分け時期と失敗しない株分け方法について【やり方解説】

ハオルチアの株分け時期と失敗しない株分け方法について【やり方解説】 多肉植物
株分け後1~3寸鉢に植えられたハオルチアたち
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こんにちは。

たなーです。

前回、ハオルチアの植え替えについてお話させていただきました。

いざ植え替えようとしたら、ハオルチアの株元に子株ができていませんでしたか?

子株ができているんだけど、そのままでいいのかな?

ハオルチアの株分けはどうすればいいんだろう?

そこで、

今回は、ハオルチアの株分け時期と株分け方法についてお話します。

この記事を読むことで以下のことがわかります。

ハオルチアの株分け時期
ハオルチアを株分けする理由
ハオルチアの株分け方法について

それでは、順を追ってお話しますね。

ハオルチアの株分け時期

ハオルチアの株分け時期
ハオルチア「雪の華」

ハオルチアの株分け時期は、植え替えと同じ時期です。

つまり、9月下旬~11月半ば、3月上旬~5月下旬になります。

そのため、植え替えを行うときに、枯葉など状態の悪い葉を取り除くと同時に株分けも行いましょう。

その前に、ハオルチアを株分けする理由をご存じでしょうか?

ハオルチアの株分けをする理由

ハオルチアを株分けする理由は、以下の2です。

1:増やすため
2:親株の形状を美しく維持するため

まず、株分けとはハオルチアを増やす方法の1になります。

最も簡単な増やし方と言えるでしょう。

子株のできやすさは品種によって様々ですが、次々に子株ができてこんもりと大きな株になる場合もあります。

ほとんどが株元に子株ができますが、株の中心部分にできることもあるんですよ。

それらの、子株を丁寧に切り離して植え替えることでハオルチアを増やすことができます。

しかし、葉の数が少なすぎる子株は株分けしても、うまく育たず失敗することがあるので、増やす目的の場合は葉の枚数をチェックしましょう。

たなー
たなー

葉の枚数については後程お話しますね。

株分けは、株を増やす意味だけでなく、親株のフォルムの美しさを整える意味でも必要です。

親株の美しさを追求する場合は、子株の大きさや葉の枚数は気にせず積極的に取り除きましょう。

それでは、ハオルチアの株分け方法についてお話しますね。

ハオルチアの株分け方法

ハオルチアの株分けは、植え替えと同時に行います。

そのため、根鉢を崩して古い土を取り除いて植え替えるなどは同様の作業です。

ここでは、ハオルチアの株分けに焦点を絞ってお話しますね。

1:株分けできる株を見極める

1:株分けできる株を見極める
ハオルチア「レッツーサ」

株元から出てきている子株の葉数が5~8枚になっていれば、株分けできる状態と言えます。

このまま育てて群生する姿を楽しんでもよいですが、

増やしたい方、親株を美しく育てたい方は、株分けをしましょう。

群生も魅力的ですが、子株をそのままにすると親株の姿を乱す一因になることは理解しておく必要があります。

2:根鉢を崩す

2:根鉢を崩す
ハオルチア「レッツーサ群生根鉢」

ハオルチアの土がしっかり乾いた状態で株分けをしましょう。

ハオルチアをゆっくり鉢から取り出して、優しく根を傷めないように根鉢を崩します。

子株は親株の枯れた下葉の隙間からも出ていることもあるので、親株の枯葉などもピンセットで丁寧に取り除いておくと株分けに失敗しにくいんですよ。

3:子株のつけ根を確認

3:子株のつけ根を確認
ハオルチア「雪の華」つけ根

親株と子株のつけ根を確認しましょう。

つけ根部分がどのようにつながっているのか、親株を押さえながら子株をつかんでチェックしてください。

4:へらなどを差し込んでつけ根を切る

4:へらなどを差し込んでつけ根を切る
へら付き熊手

手で簡単に分けられる場合は、道具を使う必要がありません。

しかし、根が絡まりあっている場合や株の中心部分から出てきている場合は、ピンセットや薄いへらなどを差し込み子株を切り離しましょう。

たなー
たなー

この時、役立つのがたなーも使っているへら付き熊手やピンセットです。

5:子株を分ける

5:子株を分ける
ハオルチア「雪の華」子株

上手に切り離すことができたら、子株をつまんで優しく親株から引き離しましょう。

たなー
たなー

この時に絡み合った根を切らないように気を付けてくださいね。

6:親株と子株を確認

子株にしっかりとした根がついていれば、そのまま植え付けましょう。

根が切れてしまったり、短く少ない場合は、葉挿しの要領で植え付けて針金などで動かないように固定させると、その後が育てやすいですよ。

親株は、通常通り植え替えをしてください。

ハオルチアの植え替え方法や土については、こちらの記事を参考に。

7:子株の植え付け

7:子株の植え付け
1~3寸鉢に植えられたハオルチアたち

子株の大きさ、根の状態にあった鉢を用意しましょう。

1~3寸(1寸:直径約3㎝)の鉢を用意しておくと便利ですよ。

3寸以上の鉢に複数の子株を植えても問題ありませんので安心してくださいね。

植え方は、通常のハオルチアの植え替えと同様に、根が下にまっすぐになるように植え付けましょう。

親株はお気に入りの鉢に植えて、可愛くまたはかっこよく管理して大切にしてくださいね。

たなー
たなー

余談として、子株をこれから育てる方には、黒い鉢をおすすめします。黒系の鉢のほうが、鉢土の温度が上昇しやすく根の生育がよくなりやすいためです。結果的に子株が育ちやすくなりますよ。

たなーおすすめの鉢は、こちらのプレステラです。

黒でかっこよく、白で可愛く育てることができます。

ただし、根をしっかり育てるという1点では、黒い鉢がおすすめです。

8:株分け後の水やりと遮光

8:株分け後の水やりと遮光

ハオルチアの株分けをした親株と子株の植え付けをしたら、すぐに水やりを行わずに1~2日後にたっぷりと水やりをしましょう。

株分け、植え替え後に屋外で管理する場合は、寒冷紗などで2週間ほど遮光して養生することも大切です。

たなー
たなー

株分けしたハオルチアたちを元気に育ててあげましょう。

まとめ

まとめ
ハオルチアの株分け時期は9月下旬~11月半ば、3月上旬~5月下旬で植え替えと一緒にしましょう。
ハオルチアの株分け理由は、「株を増やすため」と「親株を美しく保つため」です。
ハオルチアの株分け方法は、親株と子株のつけ根をしっかり確認して、根を傷めないようにへらやピンセットを使用して丁寧に取って植え付けます。

最後に

最後に

いかがでしょうか?

ハオルチアの株分け時期とその株分け方法についてお話させていただきました。

ハオルチアに子株ができるとすっごくうれしいですよね。

でも、この子どうすればいいんだろう?

と悩むものです。

「あ、こんなところから出てきてる!?」

と、たなーもよく悩んでいました(笑)

株分け時期やその株分け方法の参考になればと思います。

春は、ハオルチアは、植え替え、株分け、葉挿し、根挿し、開花、受粉など楽しい作業が盛りだくさん。

各作業を実際に行ってご紹介していきますので、お楽しみに。

それでは、可愛いハオルチアを株分けして良きグリーンライフを過ごしましょう。

ハオルチアについて気になる方はこちらもおすすめ。

 

蘭と観葉植物メディア「東京寿園」様から、多肉植物を育てている方としてインタビュー受けて監修しました

たなー
たなー

2023年2月に蘭と観葉植物メディア「東京寿園」様から、多肉植物を育てている方としてインタビュー受けて監修しました!こちらの記事も、ぜひ読んでみてね!

 

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