こんにちは。
たなーです。
エケベリアをたくさん育てていると、可愛い花が咲いてきますよね。
そんな可愛い花を見ていると、
・受粉させて種から育ててみたいな。
・このエケベリアとあのエケベリアを受粉させた子はどんなのかな?
そんな風に思いませんか?
でも、受粉させるの難しそう。。私になんかできるのかな??
大丈夫。
エケベリアの受粉方法は簡単です。
やり方自体は簡単だけど、根気が必要かもしれませんが。。
という訳で、
この記事を読むことで以下のことがわかります。
それでは、順を追ってお話しします。
エケベリアの受粉適期
エケベリアの受粉、交配適期は3月上旬~7月上旬です。
エケベリアは品種によって自家受粉もしますが、基本的には同じ花では受粉しずらい傾向にあります。
そのため、受粉交配させて種を取るためには、違う株や品種を用いて適期に花が咲いたエケベリア同士で受粉作業を行うことがポイントです。
エケベリアの花の作り
エケベリアの花はかわいい鐘型で、開花時も先端はあまり大きく開きません。
写真のように、花弁は5枚あり、その中に雄しべが10本あるんですよ。
さらに、その中央に雌しべがあります。
写真では、雌しべがわかりにくいですが、これから受粉を実際にたなーがやってみましたので、その時の写真で確認してみましょう。
受粉方法について
受粉を行うにあたって、交配が成功したとしても狙い通りの株が生まれるのはまれです。
しかし、想像もしてなかった形や色合いのエケベリアが生まれることもあります。
受粉させるのは難しいからと、やる前からあきらめないでください。
種を取ることができれば新たに種からエケベリアを育てる楽しみを増やすことができるので、ぜひ挑戦してみましょう。
それでは、エケベリアの受粉方法を写真付きで解説します。
1:交配種を準備しよう
おはようございます☘️
— たなー@植物ブロガー+Webライター (@tana_3930) April 16, 2022
エケベリアさん達も、少しずつ花芽が上がってきました✨ pic.twitter.com/PnaqTgusV2
これは、たなーがTwitterで報告していた花芽が上がってきたエケベリアたちです。
今回の受粉には、
〇原種ザラゴーサ
〇プリリンゼアナ
〇ピンクジャイアント
のエケベリアを準備して作業を行いました。
もちろん、受粉を行うには開花している必要があるので、開花株を用意してくださいね。
2:母株の花弁を取り除こう
母株が他の株と受粉していると、狙った交配ができません。
そのため、まだ完全に開ききっていない蕾を選びましょう。
花弁をピンセットで取り除きます。
細かい作業になるので、先端の細いピンセットを準備すると良いですよ。
花弁を下向きに優しく剥がすようにすると綺麗に取り除けます。
写真は、綺麗に5枚の花弁を取り除いたところです。
3:母株の雄しべを全て取り除こう
10本の雄しべはすべて取り除きましょう。
中央の雌しべは残してください。
この時に、親指と人差し指で優しく花の根元の茎を挟むと、ピンセットで雄しべを取り除きやすいです。
雌しべを傷つけないように慎重にね。
4:父株の雄しべを取り出そう
母株の準備が整ったら、父株とするエケベリアの花弁を同様に取り外しましょう。
雄しべをピンセットでつまんで取り出します。
花粉がしっかり出ているものを選ぶのがポイントです。
5:花粉を雌しべにつけてあげよう
母株の雌しべの先端に、父株の雄しべを優しくなでるようにして花粉を付けます。
強く押し付けると、雌しべが傷んだり、折れたりするので注意が必要です。
ここが受粉方法の中でも、特に細かい作業になります。
たなーは、この時はピンセットの先が太めだったので、実はかなり苦労してるんです(笑)
6:複数輪、受粉させておこう
同様に、複数の花に受粉交配をしておきましょう。
花の成熟度合いなどで必ず結実して種ができるとは限らないからです。
特に、雌しべの先端(柱頭)が少し開いているものに花粉を付けることが受粉を成功させるポイントになります。
エケベリアの受粉によって受け継がれる性質
母株の性質は、子供の葉姿に。
父株の性質は、色や模様に出やすい傾向があります。
エケベリアの交配式の書き方は、母株×父株の順なので、間違わないように気をつけてくださいね。
この順番を知っていると、園芸店や多肉植物屋さんのエケベリアの札に〇〇×△△と書いているのを見たときに、どちらが母株でどちらが父株かわかるようになりますよ。
まとめ
最後に
いかがでしょうか?
エケベリアの受粉方法を実際にたなーがやってみました。
以前のハオルチアの受粉の記事を読んでくれている方にとっては、第二弾のやってみたシリーズのブログ記事でした(笑)
ここでは、雌しべに花粉をつけることを初めての方にも分かりやすいように「受粉」という言葉でお話ししていますが、
本来、「受粉」は自然受粉のことを指し、人工的に雌しべに花粉を付けることは「授粉」と書きます。
言葉についてはゆっくり覚えていって、まずはエケベリアを思いっきり楽しんでくださいね。
その一助になればと思います。
受粉させたエケベリアが、その後どうなったのかはTwitterでも更新していますので、お楽しみに。。
エケベリアの受粉、うまくいってる気がする😊☘️ pic.twitter.com/KzUKz9Q88z
— たなー@植物ブロガー+Webライター (@tana_3930) May 25, 2022
それでは、エケベリアの受粉交配を楽しんで、良きグリーンライフを過ごしましょう。
エケベリアの夏越しを失敗させないための春の植え替えについて気になる方はこちら。
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