こんにちは。
たなーです。
季節も春から夏になり始めると、多くのハオルチア達は花芽を伸ばしてくるでしょう。
たなーが育てているハオルチア達も花芽を伸ばし、花が咲き始めていました。
おはようございます☘️
— たなー@植物ブロガー+Webライター (@tana_3930) May 5, 2022
ハオルチア「十二の巻」
花芽がまっすぐ伸びてきて可愛い✨ pic.twitter.com/49uiB6eZjc
ハオルチア「十二の巻」が花芽を伸ばしていたので、つい嬉しくてツイートもしていましたが、
そのほかの子たちは、すでに花が咲いていました。
ハオルチア達の受粉交配やってみました!
— たなー@植物ブロガー+Webライター (@tana_3930) May 5, 2022
というわけで、ブログに書きます~😆☘️ pic.twitter.com/WWbWypol74
ツイートでも書いているように、
この記事を読むことで以下のことがわかります。
ハオルチアの交配について
まずハオルチアの交配時期は花が咲く3~12月です。
ハオルチアは、基本的には自家受粉をしません。
そのため、交配するためには違う遺伝子を持つハオルチアが2株必要になります。
ここで、重要なのは「違う遺伝子を持つ」ということ。
葉挿しや株分けで増やした株は、クローンなので同じ遺伝子です。
その子たち同士で授粉させても種は実らないので、注意しましょう。
※「受粉」という言葉は自然受粉を指し、今回のように人工的に花粉を付けて交配させることは正確には、「授粉」と書きます。ツイッターでは「受粉」と書いていました。申し訳ありません。
交配と聞くと、すごく難しそうに思うかもしれませんが、
ハオルチアは交配を行いやすく、種からも育てやすい多肉植物です。
ぜひ、自分だけのハオルチアを作って育ててみましょう。
それでは、その親株の選び方についてお話しします。
ハオルチアを交配する親株の選び方
ハオルチアを交配する親株の選び方に特に決まったルールはありません。
なぜなら、たなーが想う美しさが他の方にも美しいと思ってもらえるとは限らないからです。
そのため、自分自身が「葉の形が綺麗だ」と思った株に、別の株の特徴的な模様や葉の色合いを加えたらどうなるかなっていうイメージで親株を選ぶと良いでしょう。
実際に、交配しても親株を超えるほどの優秀なハオルチアは、数株交配した程度では生まれるものではありません。
しかし、想像しながら行う交配は楽しいですし、収穫できた種から発芽したハオルチアには愛着がわくものです。
そんな中から、思いのほか個性的な株が誕生することもあります。
それでは、気になるハオルチアの交配のやり方についてです。
ハオルチアの交配のやり方
ハオルチアの交配の成功には、なにより根気が必要になってきます。
交配自体は簡単ですが、ハオルチアの花は小さく、さらにその花弁や雄しべをピンセットで外したりと細かい作業が続くからです。
さらに、交配作業をしたからと言って100%種ができるかというとそうでもないんです。
だからこそ、根気が必要になります。
それではまず
1:親株を準備しよう
ハオルチア達がちらほら花芽を咲かせ始めているので、今年は受粉を頑張ります🎵
そして、ブログに書きます😃✨ pic.twitter.com/WXEcqFyFwv
— たなー@植物ブロガー+Webライター (@tana_3930) April 12, 2022
先に述べましたが、基本的には自家受粉はしません。
そのため、違う遺伝子の花が同時期に咲いているハオルチアを準備しましょう。
2:花を選んで花弁を取り除こう
綺麗に開いている花を選びましょう。
花がつぼみ気味で蜜が出始めているものは交配しづらく成功率も良くないので選ばないようにしてくださいね。
ハオルチアは花茎の下から花が咲き始めます。
雄しべに花粉が出ている花を選んで、花弁を取り除きましょう。
3:雄しべと雌しべをむき出しにしよう
花弁を取り除くと雄しべと雌しべ、そして種を包むさやとなる子房が出てきます。
先端に黄色い小さなポンポンのようなものがついているのが、雄しべです。
その根元にある丸太い緑色のものが子房。
子房の先端にある白いポンポンが雌しべです。
写真だと雌しべがわかりにくくて申し訳ありません。
チャンスがあれば、写真を再チャレンジします。
4:交配(人工授粉)のやり方
ここからが人工授粉のやり方になりますが、
人工授粉には2通りのやり方があります。
やり方1
簡単なのは、親となる2株の花を同じように花弁を取り除き、雄しべと雌しべをむき出しにします。
そして、お互いを優しくこすり合わせるやり方です。
強くこすり合わせると、雌しべが取れてしまうことがあるので、優しくこすり合わせましょう。
このやり方は、授粉がうまくいけば両方の株の花から種が取れます。
やり方2
もう一つの方法は、ピンセットで一方の親株Aから雄しべを取り、
あらかじめ雄しべだけを取り除いておいた親株Bの雌しべに花粉を付けるやり方です。
やり方1よりも確実ですが、
雌しべの株のみが受粉する点と非常に細かい作業になる点がデメリットと言えるでしょう。
5:交配した花より先の花茎を切ろう
最後に、交配した花より先の花茎は切り取ってしまいましょう。
花が開くたびに人工授粉をさせても良いですが、種を付けさせすぎるとその分親株の消耗が激しくなります。
親株に無理をさせ過ぎないように気を付けてくださいね。
人工授粉させた株には、交配親の品種を忘れないようにマスキングテープに書いて巻き付けておくと、種を収穫できたときに掛け合わせがわかりやすくて良いですよ。
その種を撒いて、育った時にどんなふうに親株の特徴が出たのかの確認もできます。
交配して受粉がうまくいっていると、1か月ほどで子房が膨らみ、それからさらに1か月ほどで種の収穫ができるでしょう。
受粉が成功して子房が膨らみ始めたら、種の収穫についてブログを書きたいと思います。
だから、成功してほしい(笑)
交配後のハオルチア情報はツイッターでも伝えていくよ。
まとめ
最後に
いかがでしたでしょうか?
たなーが実際にハオルチアの交配をやってみました。
ここで紹介しているやり方が絶対ではありません。
調べればまだまだ、こんな方法もあるんだと思うやり方もあるでしょう。
身も蓋もありませんが、結果的に種ができればよいので、自分自身にあったやり方を見つけて交配を楽しんでみてください。
種子の収穫についてのお話は、交配が成功していなければ写真も撮れませんので、ぜひ成功しててほしいです(笑)
交配のポイントは細かい作業を行う根気と言いましたが、
道具に関しては、先の細いピンセットを準備しておくことが大事です。
それでは、ハオルチアの交配を楽しんで、良きグリーンライフを過ごしましょう。
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