こんにちは。
たなーです。
桜も咲き始め、暖かくなり園芸店にも様々なお花や観葉植物が並び始めましたね。
暖かくなると、不思議と室内に観葉植物を飾りたくなるたなーです。
お部屋をおしゃれにするアイテムとしても人気の観葉植物。
その中でも、ポトスやアイビー、シュガーバインのように、垂れ下がるようなタイプは特に人気がありますね。
でも、
せっかくならちょっと変わった垂れ下がる観葉植物『フィカス・シャングリラ』のご紹介。

フィカス・シャングリラ??

つる性ガジュマルとも言われてる植物で、こちらの名前のほうが聞いたことがあるかもしれませんね。
ガジュマルと聞くと、ぐんぐん大きくなりながら大きな葉が上へ上へ伸びてくイメージですが、
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)は非常に緑の濃い小さな可愛い葉を付けながら、茎を伸ばし枝垂れるので、とっても映えておしゃれですよ。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
1.フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)とは?

フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)
原産地が中国・台湾の小型のゴムの木(クワ科フィカス属)の仲間です。
別名テリハイヌビワとも呼ばれ、原産地では大きな木の下を這うように育っています。
一般のフィカス属であるゴムの木類は、大きな木になりますが、
このフィカス・シャングリラはつる性ガジュマルと呼ばれる通り、
つる性で横へ横へ伸びて、鉢から枝垂れるように成長していきます。
※フィカス・シャングリラはクワ科イチジク属とも表記されますが、これはイチジク属が学名:Ficusのため、ラテン語でフィクス、英語でフィカスと読むので、イチジク属もフィカス属も間違えではなく同じ属ということです。
フィカス・シャングリラは花も咲きますが、
イチジク属と呼ばれるだけあって、イチジクのように外見は実のように見えるため、花は残念ながら確認できません。
しかしながら、
とても可愛らしい小さな実を付けるため、その姿を楽しめます。
ちなみに、通常のガジュマルも同様に小さなイチジクのような実が付くんですよ。
2.フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)の育て方

フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)の葉
日当たり
窓際の日当たりの良い明るい場所で育てましょう。
外で育てるときは、春頃から少しずつ日当たりの良い場所へ置きながら慣らしていくことで、
葉焼けを防ぐことができます。
夏の強い日差しは、葉焼けの原因になりますので、気を付けましょう。
直射日光の強い夏は、明るい日陰か室内の明るい窓際で育ててあげたほうが良いですよ。
用土
市販されている観葉植物用の土でよく育ちます。
しかし、フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)は水を好むので、
通常の観葉植物の土に硬質赤玉土小粒を2割ほど混ぜ込んであげると水持ちがよくなり、育てやすいです。
室内に土を持ち込みたくない場合は、ベラボン単体で育ててあげると良いです。
ベラボンについては、こちらの記事を参考に。
水やり
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)は水を好みますが、
基本的には、表面の土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
水切れを起こすと、葉がボロボロと落ちてしまいますので気を付けてくださいね。
受け皿に水を溜めると根腐れの原因になりますので、受け皿の水はこまめに捨ててあげることがポイントです。
また、冬は生育が止まりますので、この時期に水をやりすぎると根が腐って枯れてしまうので、土を確認しながら水やりを行ってくださいね。
葉水
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)は、空気中の水分が多いところを好むので、水やりと同時に葉水を行うことで非常に生育が良くなります。
葉水の効果とおすすめの霧吹きはこちらを参考に。
植え替え
植え替えは4月~10月と暖かい時期に行い、土に肥料やお薬を入れ込んであげておくと良いです。
根ががちがちに固まっている場合は少しほぐしてあげましょう。
もし、寒い冬に手に入れたときは、ゆっくり引き抜き、根を崩さないようにゆっくり植え替えてあげましょう。
冬の場合は、生育が止まるほどに緩慢になりますので肥料は入れないようにしてください。
温度
耐寒性は5℃ほど。
冬は室内で育ててあげましょう。
室内で育てる場合は、冷暖房の風が直接当たらないように気を付けましょう。
乾燥しやすく、水切れやハダニの発生原因になります。
肥料
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)は花も咲きますが、葉を楽しむ観葉植物なので、葉に栄養が行くように窒素(N)分が多い肥料を与えてあげましょう。
病害虫
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)は、
病気に強く、これと言って病気にはなりません。
しかし、冬の寒さによる生理障害により、葉に針でつついたように白い点がつくことがあります。
これは、病気ではありませんので、安心してください。
どうしても気になる場合は、
春暖かくなった時に、根元の枝葉を5枚ほど残して思いっきり剪定して新しい枝葉を出してあげましょう。
風通しが悪いと、アブラムシやカイガラムシが付くことがあります。
そのため、込み合いすぎた枝葉は、切り戻してあげましょう。
また、乾燥しすぎるとハダニの発生原因になりますので、葉水を行い予防してあげると元気にそだちます。
もし、害虫が発生した場合は、市販されているお薬で対応しましょう。
おすすめはこちら。
植え替えの時に、土に混ぜ込むのがおすすめですが、
虫を見つけた後に、土の上から撒くだけでも効果があります。
3.フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)をお店で購入するときの注意点
葉に病害虫が付いてないことは当然ですが、枝が伸びすぎていたり、
葉と葉の間(節間:せっかん)が空きすぎておらず、葉が詰まっているものを選んで育ててあげましょう。
4.最後に
いかがでしょうか。
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)の育て方でした。
ガジュマルの花は見たことがない方は多いのではないでしょうか?
お花を見ると、「さすがイチジク属だな」って思うはずです(笑)
葉の伸び方は、アイビーやシュガーバインと比べるとゆっくりですが、
非常に可愛らしい姿をしており、どんなシーンでもおしゃれな雰囲気になりますのでおすすめの観葉植物です。
また、切り戻した枝葉は、挿し木(土に挿すこと)で増やすことも可能ですので、増やす楽しみもあります。
ちなみにガジュマルは、妖精が宿る木とも言われていますので、
つる性ガジュマルにも可愛い小さな妖精が宿って、家を守ってくれそうですね。
それでは、フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)を育てて、お部屋をおしゃれにして、良きグリーンライフを楽しみましょう。
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