こんにちは。
たなーです。
桜も咲き始め、暖かくなり園芸店にも様々なお花や観葉植物が並び始めましたね。
暖かくなると、不思議と室内に観葉植物を飾りたくなるたなーです。
お部屋をおしゃれにするアイテムとしても人気の観葉植物。
その中でも、ポトスやアイビー、シュガーバインのように、垂れ下がるようなタイプは特に人気がありますね。
でも、
せっかくならちょっと変わった垂れ下がる観葉植物『フィカス・シャングリラ』のご紹介。
フィカス・シャングリラ??
つる性ガジュマルとも言われてる植物で、こちらの名前のほうが聞いたことがあるかもしれませんね。
ガジュマルと聞くと、ぐんぐん大きくなりながら大きな葉が上へ上へ伸びてくイメージですが、
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)は非常に緑の濃い小さな可愛い葉を付けながら、茎を伸ばし枝垂れるので、とっても映えておしゃれですよ。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)の特徴
植物名 | フィカス・シャングリラ |
科/属 | クワ科/フィカス属(イチジク属) |
原産地 | 中国・台湾 |
温度 | 最低5℃以上をキープ |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
原産地が中国・台湾の小型のゴムの木(クワ科フィカス属)の仲間です。
別名テリハイヌビワとも呼ばれ、原産地では大きな木の下を這うように育っています。
一般のフィカス属であるゴムの木類は、大きな木になりますが、
このフィカス・シャングリラはつる性ガジュマルと呼ばれる通り、
つる性で横へ横へ伸びて、鉢から枝垂れるように成長していきます。
※フィカス・シャングリラはクワ科イチジク属とも表記されますが、これはイチジク属が学名:Ficusのため、ラテン語でフィクス、英語でフィカスと読むので、イチジク属もフィカス属も間違えではなく同じ属ということです。
フィカス・シャングリラは花も咲きますが、
イチジク属と呼ばれるだけあって、イチジクのように外見は実のように見えるため、花は残念ながら確認できません。
しかしながら、
とても可愛らしい小さな実を付けるため、その姿を楽しめます。ちなみに、通常のガジュマルも同様に小さなイチジクのような実を付けます。
フィカス・シャングリラはフィカス属であるため、
なども同じ仲間です。
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)の育て方
フィカス・シャングリラは育てやすい植物ですが、元気に育てるためにはポイントがあります。それぞれ見ていきましょう。
フィカス・シャングリラの育て方|日当たり
窓際の日当たりの良い明るい場所で育ててください。
外で育てる場合は、春頃から少しずつ日当たりの良い場所へ置きながら慣らしていくことで、葉焼けを防ぐことができます。
夏の強い日差しは、葉焼けの原因になりますので、気を付けましょう。
直射日光の強い夏は、明るい日陰か室内の明るい窓際で育ててあげると安心です。
フィカス・シャングリラの育て方|用土
市販されている観葉植物用の土でよく育ちます。
しかし、フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)は水を好むので、
通常の観葉植物の土に硬質赤玉土小粒を2割ほど混ぜ込んであげると水持ちがよくなり、育てやすいです。
室内に土を持ち込みたくない場合は、ベラボン単体で育ててあげると良いです。
ベラボンについては、こちらの記事を参考に。
フィカス・シャングリラの育て方|水やり
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)は水を好みますが、常に土が湿っていると根腐れを起こす危険があります。
基本的には、表面の土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水やりをしましょう。
水切れを起こすと、葉がボロボロと落ちてしまいますので気を付けてください。
受け皿に水を溜めると根腐れの原因になりますので、受け皿の水はこまめに捨ててあげることがポイントです。
また、冬は生育が止まりますので、この時期に水をやりすぎると根が腐って枯れてしまうので、土を確認しながら水やりを行ってください。
水やりのタイミングが掴めないときは、パッと一目でわかるサスティーがおすすめ。
フィカス・シャングリラの育て方|葉水
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)は、空気中の水分が多いところを好むので、水やりと同時に葉水を行うことで非常に生育が良くなります。
葉水の効果とおすすめの霧吹きはこちらを参考に。
フィカス・シャングリラの育て方|植え替え
植え替えは4月~10月と暖かい時期に行います。根ががちがちに固まっている場合は、手でもんで少しほぐしてあげてください。
根がスカスカになっていたり、黒ずんでいたりする場合は取り除きます。
生育が緩慢になる冬には、植え替えを行わないようにしましょう。根を傷めると調子を崩す恐れがあります。
もしどうしても根詰まりや根腐れで植え替える場合は、根鉢を崩さないように植え替えることがポイントです。
フィカス・シャングリラの育て方|温度
最低5℃以上をキープして育ててください。
冬は室内で育ててあげましょう。
室内で育てる場合は、冷暖房の風が直接当たらないように気を付けましょう。乾燥した風が当たり続けると、枝葉が乾燥してフィカス・シャングリラが傷む原因になるので、気を付けてください。
フィカス・シャングリラの育て方|肥料
生育期の4月~10月にかけて肥料を与えます。
フィカス・シャングリラは、肥料が少なくても育ちますが、与えた方が葉の緑が濃くイキイキとなります。2か月に一回置き肥をするか、2週間に1度水に薄めた液肥を与えると効果的です。
は花も咲きますが、主に葉を楽しむ観葉植物です。葉に栄養が行くように、窒素(N)分が多い肥料を与えてあげましょう。
窒素は葉の栄養素でもあるため、観葉植物や植木などに効果があります。
フィカス・シャングリラの育て方|剪定
枯れたり黄色くなったり伸びすぎたりした枝葉を剪定するくらいで十分です。
つるが這うように伸びるので、伸びすぎた場合に切り戻してください。枝垂れる姿を楽しみたい場合は、そのまま伸ばすとよいでしょう。
ただし、伸ばしすぎると、株元から新しい新芽が出にくくなります。適度な長さをキープしながら、切れ味のよいハサミで剪定すると形が整いやすいです。
フィカス・シャングリラはフィカス属なので、剪定すると白い樹液が出てきます。肌が弱い方は、肌荒れの原因になるため注意して剪定してください。
手袋をして剪定すると安心です。
フィカス・シャングリラに発生する病害虫
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)は病気に強いため、これと言った大きな病気は発生しません。
しかし、冬の寒さによる生理障害により、葉に針でつついたように白い点がつくことがあります。
冬から春にかけて葉に白い点が付き始めても不安に思わずに、そのまま育てましょう。病気ではありませんので安心してください。
どうしても気になる場合は、
春暖かくなった時に、根元の枝葉を5枚ほど残して思いっきり剪定して新しい枝葉を出してあげましょう。
風通しが悪いと、害虫のアブラムシやカイガラムシが付くことがあります。
そのため、込み合いすぎた枝葉は、風通しがよくなるように切り戻してあげましょう。
また、空気が乾燥しすぎるとハダニの発生原因になるので、葉水を行い予防してあげると元気に育ちます。
もし、害虫が発生した場合は、市販されているお薬で対応してください。
おすすめはベニカXファインスプレー、観葉植物に限らずさまざまな植物の病害虫に効果があります。
詳しくはこちらを参考に。
【ここが違う】ベニカXネクストスプレーの成分とその効果、使い方紹介
フィカス・シャングリラの増やし方
フィカス・シャングリラは挿し木で増やすことができます。
生育期の4月~9月に行いましょう。湿度の高い梅雨時期に挿し木すると成功しやすいです。
つるを10~15㎝に切って、葉を2~3枚くらいにしてください。その後、1時間ほど容器に溜めた水に浸けて、吸水させます。
吸水させた後は、挿し木挿し芽の土や水はけのよい観葉植物の土に深さ5㎝ほどで植えてあげてください。2~3週間ほどで発根して新芽が出てきます。
葉が5枚程度出てきたら、適切な大きさの鉢に植え替えてあげると、よく育ちます。剪定した際に出てきたつるを利用しても問題ありません。
ちなみに水にあらかじめ発根剤であるメネデールを薄めておくと、発根率が高まります。吸水後の薄めた水は、植えつけた土にかけてあげるとよいです。
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)をお店で購入するときの注意点
お店の管理によっては、フィカス・シャングリラの状態が悪い場合があります。
- 株がグラグラしていない
- 葉が濃い緑色
- 病害虫が付いていない
- 葉と葉の間が詰まっている
- 土にコケが生えていない
上記の点に注目して、選んでください。フィカス・シャングリラはインテリアグリーンとしても人気なので、雑貨屋さんでも販売されることがあります。
総合百貨店やモールなどの室内にある雑貨屋さんでは、日当たり不足で株が弱っていることがあるので注意してください。
最後に
いかがでしょうか。
フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)の育て方について紹介させていただきました。
ガジュマルの花は見たことがない方は多いのではないでしょうか?
お花を見ると、「さすがイチジクの仲間だね」って思うはずです(笑)
葉の伸び方は、アイビーやシュガーバインと比べるとゆっくりですが、非常に可愛らしい姿をしています。どんなシーンでもおしゃれな雰囲気になりますので、おすすめの観葉植物です。
切り戻した枝葉は、挿し木(土に挿すこと)で増やすことも可能ですので、増やす楽しみもあります。
ちなみにガジュマルは、妖精が宿る木とも言われていますので、
つる性ガジュマルにも可愛い小さな妖精が宿って、家を守ってくれそうですね。
それでは、フィカス・シャングリラ(つる性ガジュマル)を育てて、お部屋をおしゃれにして、良きグリーンライフを楽しみましょう。
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