こんにちは。
たなーです。
お部屋を彩る観葉植物として人気のガジュマル。
可愛らしい姿はお祝いのプレゼントにも人気なので、開店祝いや引っ越し祝い、新築祝いなどでプレゼントされることも多い植物です。
よく見かける観葉植物「ガジュマル」ですが、初めて育てる方はどう育ててよいのかわからずに枯らした経験はありませんか。
この記事を読むと以下のことがわかります。
それぞれ見ていきましょう。
ガジュマルの特徴
植物名 | ガジュマル |
学名 | Ficus microcarpa |
英名 | Chinese Banyan |
科目/属性 | クワ科イチジク属 |
原産地 | 沖縄・東南アジア・ミクロネシア・台湾・オーストラリアなど |
ガジュマルは、幹や根がぷっくりと膨らんだような可愛い植物です。
可愛らしい観葉植物として人気があり、流通量も多いので植物に詳しくない方も一度は見たことがあるのではないでしょうか。
ガジュマルは幹や根元から「気根(きこん)」と呼ばれる根を出します。
この気根は、空気中の水分を吸収する特徴があります。
原産地では気根が地中まで届くと土の中に潜って次第に太くなり、ガジュマルを支える役割を持つそうです
鉢植えでガジュマルを育てる場合は、水やりを行うので気根は切っても問題ありません。
気根をあえて、そのまま育ててワイルドな姿にしてもよいでしょう。
原産地のような姿にしたいときは、気根に霧吹きで水分を与えながら伸ばして、土に誘導してください。
その後、生育に伴って気根が太くなるので、かっこいいガジュマルとなります。

ガジュマルは沖縄の精霊「キジムナー」が棲む樹と言われています。可愛らしいガジュマルに精霊が棲んでいると思うと、ほっこりしますね。
ガジュマルの花言葉
ガジュマルの花言葉は、「健康」「長寿」。
花言葉「健康」「長寿」は、ガジュマルの生命力の強さが由来です。
ガジュマルは根が岩を覆うように伸びても、水分さえ吸収することができれば、岩の上でも生育できます。
ガジュマルの気根は、空気中の水分を吸収するほど水分調節に優れているためです。
これらの理由から名付けられた花言葉「健康」「長寿」は、いつまでも元気でいてほしいお父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントに人気があります。
ご自宅用の観葉植物としても人気ですが、父の日や母の日、敬老の日にご家族の方へプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
ガジュマルの風水
ガジュマルは、金運や健康運を高める風水効果があるとされています。
太くたくましい根や幹の樹形からお金が溜まるのをイメージさせることから、金運アップが期待できます。
金運を効果的に高めたい方は、ガジュマルを西の方角に置くとよいでしょう。
また、ガジュマルは葉が丸みを帯びているため、気持ちを静めリラックスさせると言われています。
「多幸の木」「長寿の木」とも呼ばれるため、忙しい毎日を過ごしている方にリラックスと健康運をプレゼントするとよいかもしれません。

金運や健康運を上げる風水効果は、多くの方が喜ぶのでご自宅用やプレゼントにおすすめです。
ガジュマルの育て方
日当たり | 日当たりのよい室内 |
温度 | 最低0℃以上 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたら 秋冬:土の表面が乾いて、2~3日後 |
肥料 | 緩効性肥料・液肥 |
剪定時期 | 4~10月 |
置き場所と日当たり
ガジュマルは、風通しと日当たりのよい場所を好みます。
ただし、真夏の直射日光や西日の強すぎる日差しは葉焼けの原因になるので注意が必要です。
窓際で夏の直射日光が当たる場合は、レースカーテン越しの柔らかい光を当ててください。
日差しも入らない暗すぎる場所では間延びして形が崩れるだけでなく、葉が黄色くなってポロポロと落葉するので注意しましょう。
温度
ガジュマルは寒さに弱い植物です。最低0℃以上はキープして育てください。
ガジュマルを屋外で管理している場合は、気温の下がる秋には室内へ移動させます。
冬の窓際は、屋外の気温と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置くと管理がしやすいです。
水やりの頻度
生育期の4~10月は、水をよく吸収するので土の乾燥が早いので、水切れに気を付けてください。
ただし、土が常に湿っているほど水やりしたり受け皿に水を溜めたりすると根腐れして枯れる原因に。
土の表面が乾いたら水をあげてください。
冬は、ガジュマルの生育は緩慢になるので、土の乾き具合を確認しながら乾燥気味に育てることがポイント。
冬の水やりは、気温が高い時間帯や室内が暖房で温まった時間帯にやりましょう。気温が低い時間帯に水やりすると、かえって悪影響を及ぼします。


水やりのタイミングがよくわからない方は、タナーのブログでも何度も登場している「サスティー」がおすすめ。パッと一目で土の乾燥具合がわかります。
肥料
ガジュマルは肥料を与えなくても、生育します。
しかし、葉を茂らせたり艶を出したりしたい場合は、生育期4~10月に、月に2度置き肥するか、2週間に1度水やり代わりに液肥を薄めて与えてください。
冬は生育が緩慢になるので、肥料は与えません。置いている置き肥も取り除きましょう。
与える肥料によって、量や期間が異なることがあるので、肥料のパッケージの与え方の記載は守ってくださいね。
肥料の与えすぎは、根焼けして枯れる恐れがあります。

さまざまな肥料がありますが、虫の発生を避けたい方は化成肥料がおすすめ。置き肥のボタナイスは多肉植物にもOK。トップクオリティは、葉面散布にも対応して緑鮮やかになります。
剪定方法
ガジュマルの剪定時期は5~8月。傷んだり徒長したりした枝葉を剪定します。
幹から伸びている緑色の枝を節を残して切りましょう。樹木の幹になっている部分は木質化しており、新芽が出にくいので切らないようにしてくださいね。
剪定して新芽が伸びるまで時間がかかります。生育期とはいえ、9月以降に切ると出てきた新芽が寒さでやられる場合があるので、8月までに剪定するのがおすすめです。
剪定する際は、全体のバランスを見ながら風通しがよくなるように切ってくださいね。
ガジュマルを剪定すると、切り口から白い樹液が出てきます。
この樹液にはラテックスと呼ばれる成分が含まれており、ゴムアレルギーをお持ちの方や、皮膚が弱い方が触れると肌が被れることがあるので注意が必要です。
剪定の際には、手袋をしておくとよいでしょう。
肌に付いたら、流水で丁寧に洗い流してください。
間違っても樹液が付いた指で目を触ったり口にしたりしないでください。
ガジュマルが枯れる原因と対処法
ガジュマルが枯れる原因は以下の2つが考えられます。
- 寒さ
- 水のやりすぎ(やらなすぎ)
それぞれ見ていきましょう。
ガジュマルが「枯れる」を防ぐ育て方:寒さ
ガジュマルは寒さに弱い植物です。
冬でも最低0℃以上はキープして育てることがポイント。
窓から離れた明るい場所で、暖房の風が直接当たらないようにしてください。
暖房の風が当たり続けると、急激に乾燥して枯れる恐れがあるためです。
水やりや葉水は、気温がしっかり上がったタイミングで行います。
暖房を消した後や夜に水やりをすると、湿った土や植物が一気に冷え込んで傷むので気を付けましょう。
植物は冬に乾燥気味に育てると植物体内の水分含量が減り、耐寒性が強くなる傾向があります。
ガジュマルも同様なので、冬は葉水を行いながら乾燥気味に育てることが重要です。
ガジュマルが「枯れる」を防ぐ育て方:水のやりすぎ(やらなすぎ)
ガジュマルは、土が常に湿っていたり水やり後に受け皿に水が溜まっていたりする状態が苦手です。
常に土が湿っている場合は根腐れする可能性があるので注意してください。
水やりは鉢底から流れるくらいしっかり行いますが、受け皿に溜まった水はこまめに捨てることが重要です。
受け皿に溜まった水を捨てるのが面倒だからと言って、中途半端な水やりを行うと、新鮮な酸素や水が根に行き渡らない可能性が高いです。
結果的に、水をやっているのに「なぜか枯れた」となるので注意しましょう。
ガジュマルは育てやすい植物とはいえ、水をまったくやらなければ枯れます。
土の乾燥具合をチェックしながら水やりしてください。
バークチップやクルミなどでマルチングしていると、つい土の乾燥具合のチェックを怠ることが多いと思います。
その場合は、先ほど紹介した「サスティー」を活用すると便利です。


マルチングしてると、土の乾燥具合を確認するの面倒ですよね。正直、たなーも面倒です。そんな時こそ、「サスティー」を使いましょう。
ガジュマル初心者からよくある質問
ここでは、ガジュマルを初めて育てる方からよくある質問にお答えします。
- ガジュマルは挿し木で増やせる?
- ガジュマルを大きくしたくない場合はどうする?
- ガジュマルの水不足の症状は?
それぞれ見ていきましょう。
ガジュマルは挿し木で増やせる?
ガジュマルは、生育期の5~7月に挿し木で増やすことができます。
この時期であれば、剪定した枝で挿し木を行うと効率がよいです。
ガジュマルの枝を剪定すると、白い樹液が出てきます。
この樹液が出なくなるまで、水で洗い流してください。
その後、1時間ほど吸水させて赤玉土や挿し芽挿し木の土に優しく植えます。
明るい日陰で土が乾かないように1ヶ月ほど管理すると、発根・発芽するでしょう。

ガジュマルの挿し木苗からは、気根が出ないなどの話も聞きますが、「気根は出ます」。葉水をしっかり行うことで、気根は出てくるので安心してください。その気根を伸ばして土に誘導することで、太く立派な気根を持つガジュマルになるでしょう。
ガジュマルを大きくしたくないときはどうする?
ガジュマルを大きくしたくない場合は、剪定をこまめに行いましょう。
ガジュマルは原産地の東南アジアなどでは、樹高10~20mほど大きくなる植物です。
沖縄にも自生しており、旅行などで大きく育つガジュマルを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
「これ以上大きくしたくないな」と思う高さで、春~夏の時期に剪定をこまめに行ってください。
気温の低い冬に剪定すると新芽が出てこないことがあるので、冬は剪定しないようにします。
ガジュマルの水不足の症状は?
ガジュマルの水不足の症状は、「葉が垂れる」「葉が下を向く」「枝にシワが寄る」です。
ガジュマルに水をやりすぎると根腐れして枯れる原因になります。
とはいえ、まったく水をやらずにいると、上記の症状が出て枯れる可能性も。
そのため、
- 生育期は土の表面が乾いたら、鉢底から流れるくらいにたっぷり水やりをすること。
- 冬は土の表面が乾いて2~3日後に水やりすること。
を守って、ガジュマルを育ててください。
水やりのタイミングがわからない場合は、紹介したサスティーを使って育てることをおすすめします。
観葉植物の購入は通販もアリ
ここでは、たなーがおすすめするおしゃれな観葉植物の通販サイトを紹介します。
通販では、観葉植物を実際に見て購入できるわけではないので、不安があると思います。
しかし、通販サイトによっては、樹形選択のサービスや配送前に植物写真を送ってくれるサービスも。
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まとめ
最後に
いかがでしたでしょうか。
ガジュマルの育て方についてお話させていただきました。
ガジュマルは可愛いくて育てやすいため、多くの方がインテリアとして楽しんでいるのではないでしょうか。
幹から出てくる気根をどうすればいいのか悩む方も多いかもしれません。
剪定しても問題ありませんが、せっかくなら葉水を与えながら土に潜るように誘導させてあげてください。
きっとユニークでかっこいいガジュマルになっていくでしょう。
ぜひ初心者でも育てやすいガジュマルを楽しんでくださいね。
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