こんにちは。
たなーです。
お部屋を彩る観葉植物として人気のパンダガジュマル。
可愛らしい姿はお祝いのプレゼントにも人気なので、開店祝いや引っ越し祝い、新築祝いなどでプレゼントされることも多い植物です。
通常のガジュマルに比べて丸い葉が特徴的な「パンダガジュマル」ですが、初めて育てる方はどう育ててよいのかわからずに枯らした経験はありませんか。
通常のガジュマルよりも丸い葉が可愛らしいですが、やや気難しい点があります。実生のパンダガジュマルは特に育てにくいかもしれませんが、レアです。気になる方は特徴下の写真やANDPLANTSリンクをクリックしてみてください。
パンダガジュマルの特徴
植物名 | パンダガジュマル |
学名 | Ficus microcarpa‘Panda’ |
英名 | Chinese Banyan |
科目/属性 | クワ科イチジク属 |
原産地 | 沖縄・熱帯アジア |
パンダガジュマルは、通常のガジュマルに比べて丸い葉が可愛い植物です。
よく見かけるガジュマルよりも希少性が高く、女性に特に人気。
パンダガジュマルも、通常のガジュマル同様に幹や根元から「気根(きこん)」と呼ばれる根を出します。
ただし、この気根は通常のガジュマルの気根であることが多いです。
そもそもパンダガジュマルは、ガジュマルの突然変異で生まれたものであり、生育が非常に遅いです。
そのため、通常のガジュマルに接ぎ木して流通販売されていることがほとんど。
接ぎ木でないパンダガジュマルの生産には時間がかかるため、実生(みしょう)や挿し木苗のパンダガジュマルは、珍しいです。
挿し木する理由は、生育が遅いだけが理由ではなく、他にも葉が落ちやすいとされるためでもあります。
「生育が遅い」「葉が落ちやすい」点を考えると、観葉植物初心者は接ぎ木されたパンダガジュマルを育てるとよいでしょう。
接ぎ木されているパンダガジュマルの気根は、切っても切らなくても問題ありません。
気根が伸びて土に潜ると生育に伴って気根が太くなるので、かっこいいパンダガジュマルとなります。
ガジュマルは沖縄の精霊「キジムナー」が棲む樹と言われています。可愛らしいパンダガジュマルに精霊が棲んでいると思うと、ほっこりしますね。ガジュマルとパンダガジュマルに住む精霊が違うと思うと妄想が捗ります(笑)
パンダガジュマルの花言葉
パンダガジュマルの花言葉は、「健康」「たくさんの幸せ」。
花言葉「健康」「たくさんの幸せ」は、ガジュマルの生命力の強さが由来です。
また、ガジュマルは沖縄の精霊キジムナーが棲む樹とされており、海外ではご神木として大事にしている国もあります。
花言葉「健康」は、敬老の日や母の日、父の日などの家族へのプレゼントにおすすめです。
また、「たくさんの幸せ」の花言葉は恋人やパートナーへの贈り物にも喜ばれるでしょう。
ご自宅用の観葉植物としても人気ですが、お祝いのプレゼントとして花言葉と一緒に贈ってみてはいかがでしょうか。
パンダガジュマルの風水
パンダガジュマルは、金運や健康運を高める風水効果があるとされています。
太くたくましい根や幹の樹形からお金が溜まるのをイメージさせることから、金運アップが期待できます。
金運を効果的に高めたい方は、パンダガジュマルを西の方角に置くとよいでしょう。
また、パンダガジュマルは葉が丸みを帯びているため、気持ちを静めリラックスさせると言われています。
「多幸の木」「長寿の木」とも呼ばれるため、忙しい毎日を過ごしている方にリラックスと健康運をプレゼントするとよいかもしれません。
金運や健康運を上げる風水効果は、多くの方が喜ぶのでご自宅用やプレゼントにおすすめです。
パンダガジュマルの育て方
日当たり | 日当たりのよい室内 |
温度 | 最低0℃以上 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたら 秋冬:土の表面が乾いて、2~3日後 |
肥料 | 緩効性肥料・液肥 |
剪定時期 | 4~10月 |
置き場所と日当たり
パンダガジュマルは、風通しと日当たりのよい場所を好みます。
ただし、真夏の直射日光や西日の強すぎる日差しは葉焼けの原因になるので注意が必要です。
窓際で夏の直射日光が当たる場合は、レースカーテン越しの柔らかい光を当ててください。
日差しも入らない暗すぎる場所では間延びして形が崩れるだけでなく、葉が黄色くなってポロポロと落葉するので注意しましょう。
パンダガジュマルは通常のガジュマルに比べると生育が遅いため、しっかりした株に育てるには、日当たりを考えてあげることが重要なポイントです。
温度
パンダガジュマルは寒さに弱い植物です。最低0℃以上はキープして育てください。
パンダガジュマルを屋外で管理している場合は、気温の下がる秋には室内へ移動させます。
冬の窓際は、屋外の気温と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置くと管理がしやすいです。
水やりの頻度
生育期の4~10月は、水をよく吸収するので土の乾燥が早いので、水切れに気を付けてください。
ただし、土が常に湿っているほど水やりしたり受け皿に水を溜めたりすると根腐れして枯れる原因に。
土の表面が乾いたら水をあげてください。
冬は、パンダガジュマルの生育は緩慢になるので、土の乾き具合を確認しながら乾燥気味に育てることがポイント。
冬の水やりは、気温が高い時間帯や室内が暖房で温まった時間帯にやりましょう。気温が低い時間帯に水やりすると、かえって悪影響を及ぼします。
水やりのタイミングがよくわからない方は、タナーのブログでも何度も登場している「サスティー」がおすすめ。パッと一目で土の乾燥具合がわかります。
肥料
パンダガジュマルは肥料を与えなくても、生育します。
しかし、葉を茂らせたり艶を出したりしたい場合は、生育期4~10月に、月に2度置き肥するか、2週間に1度水やり代わりに液肥を薄めて与えてください。
冬は生育が緩慢になるので、肥料は与えません。置いている置き肥も取り除きましょう。
与える肥料によって、量や期間が異なることがあるので、肥料のパッケージの与え方の記載は守ってくださいね。
肥料の与えすぎは、根焼けして枯れる恐れがあります。
さまざまな肥料がありますが、虫の発生を避けたい方は化成肥料がおすすめ。置き肥のボタナイスは多肉植物にもOK。トップクオリティは、葉面散布にも対応して緑鮮やかになります。
剪定方法
パンダガジュマルの剪定時期は5~8月。傷んだり徒長したりした枝葉を剪定します。
幹から伸びている緑色の枝を節を残して切りましょう。樹木の幹になっている部分は木質化しており、新芽が出にくいので切らないようにしてくださいね。
剪定して新芽が伸びるまで時間がかかります。生育期とはいえ、9月以降に切ると出てきた新芽が寒さでやられる場合があるので、8月までに剪定するのがおすすめです。
剪定する際は、全体のバランスを見ながら風通しがよくなるように切ってくださいね。
パンダガジュマルを剪定すると、切り口から白い樹液が出てきます。
この樹液にはラテックスと呼ばれる成分が含まれており、ゴムアレルギーをお持ちの方や、皮膚が弱い方が触れると肌が被れることがあるので注意が必要です。
剪定の際には、手袋をしておくとよいでしょう。
肌に付いたら、流水で丁寧に洗い流してください。
間違っても樹液が付いた指で目を触ったり口にしたりしないでください。
パンダガジュマルが枯れる原因と対処法
パンダガジュマルが枯れる原因は以下の3つが考えられます。
- 寒さ
- 水のやりすぎ(やらなすぎ)
- 日当たり不足
それぞれ見ていきましょう。
パンダガジュマルが「枯れる」を防ぐ育て方:寒さ
パンダガジュマルは寒さに弱い植物です。
冬でも最低10℃以上はキープして育てることがポイント。
窓から離れた明るい場所で、暖房の風が直接当たらないようにしてください。
暖房の風が当たり続けると、急激に乾燥して枯れる恐れがあるためです。
水やりや葉水は、気温がしっかり上がったタイミングで行います。
暖房を消した後や夜に水やりをすると、湿った土や植物が一気に冷え込んで傷むので気を付けましょう。
冬は葉水を行いながら乾燥気味に育てることが重要です。
パンダガジュマルが「枯れる」を防ぐ育て方:水のやりすぎ(やらなすぎ)
パンダガジュマルは、土が常に湿っていたり水やり後に受け皿に水が溜まっていたりする状態が苦手です。
常に土が湿っている場合は、根腐れする可能性があるので注意してください。
水やりは鉢底から流れるくらいしっかり行いますが、受け皿に溜まった水はこまめに捨てることが重要です。
受け皿に溜まった水を捨てるのが面倒だからと言って、中途半端な水やりを行うと、新鮮な酸素や水が根に行き渡らない可能性が高いです。
結果的に、水をやっているのに「なぜか枯れた」となるので注意しましょう。
乾燥に強いとはいえ、水をまったくやらなければ枯れます。
土の乾燥具合をチェックしながら水やりしてください。
バークチップやクルミなどでマルチングしていると、つい土の乾燥具合のチェックを怠ります。
その場合は、先ほど紹介した「サスティー」を活用すると便利です。
パンダガジュマルが「枯れる」を防ぐ育て方:日当たり不足
パンダガジュマルは耐陰性がある植物です。
しかし、日差しが全く入らず蛍光灯の明るさもない場所では育ちません。
日差しの入る窓際で管理してください。
ただし、暗い場所から急に直射日光に当足る場所に移動すると葉焼けしてしまうので、レースカーテンで和らげた光に当てると元気になるでしょう。
もし極端に葉が黄色くなってポロポロ落ちたり、枝が徒長したりしたら剪定します。
明るい場所に置いておくと、剪定した枝のすぐ下から脇芽が発生して葉が茂ってくるので安心してください。
パンダガジュマル初心者からよくある質問
ここでは、パンダガジュマルを初めて育てる方からよくある質問にお答えします。
- パンダガジュマルの葉が落ちるのはどうして?
- パンダガジュマルを育てるのは難しい?
- パンダガジュマル初心者におすすめの増やし方は?
それぞれ見ていきましょう。
パンダガジュマルの葉が落ちるのはどうして?
パンダガジュマルの葉が落ちる原因は、「日当たり不足」「水やり不足(水のやりすぎ)」「寒さ」が考えられます。
パンダガジュマルは耐陰性を持っていますが、暗い場所では葉が落ちやすいです。
通常のガジュマルよりも葉が落ちやすいので、ガジュマルは落ちないのにパンダガジュマルの方は葉が落ちるなんてこともあるかもしれません。
その場合は、パンダガジュマルの置き場所をより明るい場所へ移動させましょう。
水やり不足や水のやりすぎによって根が傷むと、吸水が上手く行えず葉がポロポロと落ちます。
水切れ直後であれば、水やりをすると新芽が出てきますが、何度も水切れするとそのまま枯れてしまうことも。
水のやりすぎは根腐れしてしまうことが多いので、注意が必要です。
適切な水やりを心がけてください。
パンダガジュマルは寒さに弱い植物です。
0℃まで耐えますが、5℃以下の温度にあたり続けると葉が落ちるのでなるべく暖かい場所で管理してください。
パンダガジュマル初心者におすすめの増やし方は?
パンダガジュマル初心者におすすめの増やし方は、「挿し木」です。
気温と湿度の高い5~7月に行いましょう。
生育したパンダガジュマルの枝を10~15㎝ほど剪定して、挿し穂とします。
剪定した切り口から白い樹液が出てきますので、触らないように水で洗い流してください。
白い樹液が出なくなったら、1時間ほど吸水させます。
このとき、発根剤のメネデールを薄めておくと効果的です。
さらに、挿し木をする前に挿し穂にルートンを付けて置くとよいでしょう。
挿し木挿し芽の土や赤玉土に優しく植えて、明るい日陰で土が乾かないように管理します。
その後に発芽発根して、新芽が3~5枚出てきたら植え替えて増やしましょう。
パンダガジュマルは水挿しでも増やすことができるので、コップやガラス容器に水を溜めて入れておくのもよいかもしれません。
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まとめ
最後に
いかがでしたでしょうか。
パンダガジュマルの育て方について紹介させていただきました。
パンダのような耳の可愛い丸い葉を持つガジュマルがあることに、驚いた方も多いのではないでしょうか。
通常のガジュマルより少し気難しい性質がありますが、パンダの無邪気さと考えるとよりかわいく思えるかもしれません。
観葉植物初心者の方には、接ぎ木されたパンダガジュマルをおすすめしますが、実生や挿し木の子を育ててみたい方は、以下のアンドプランツさんの際ともチェックしてみてください。
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