フォッケア エデュリスの育て方|太らせ方も解説

フォッケア エデュリス 観葉植物
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こんにちは。

たなーです。

おしゃれな雑誌やテレビなどのお部屋紹介などでコーデックスという植物が自然と飾られていたりしていますが、皆さんはお気づきでしょうか?

コーデックスとは、植物の根元がぷっくりと膨れたような姿をした塊根(かいこん)植物のことです。

塊根植物(コーデックス)は、主にマダガスカルや北米・南米・アフリカなどに生息する多肉植物の総称です。

特徴は太く膨らんだ茎や根で、この茎や根は乾燥した環境の中でも生きていけるように水分を蓄えているんですよ。

種類も豊富で、茎がとっくり型のものや樽型、塊状のものなどユニークな形をしたさまざまなタイプがあります。

その愛嬌ある姿が女性にもとても人気のある植物で、とてもインテリア性の高い植物です。

でも、インテリア性の高い植物って育てるの難しいんじゃないの?

 

確かに、塊根植物(コーデックス)の中には、気難しい種類もいて、さらに非常に高価な品種もあります。

たなー
たなー

それでも、おしゃれなコーデックスを飾りたい、育てたいという方にお勧めしたいコーデックスが『フォッケア エデュリス』なんです。

ここでは、フォッケア エデュリスの育て方や塊根部分の太らせ方をお話ししたいと思います。

フォッケア エデュリスとは

フォッケア エデュリスとは

植物名 フォッケア エデュリス
科/属 キョウチクトウ科(ガガイモ科)フォッケア属
原産地 南アフリカ
温度 最低5℃以上をキープ
寒さ 弱い
暑さ 強い

南アフリカ原産のキョウチクトウ科(ガガイモ科)フォッケア属に入る常緑の塊根植物です。

※新分類法(APG体系)により、旧分類法(新エングラー体系)でガガイモ科とされていた植物はキョウチクトウ科に含められています。

和名は「火星人」と一度聞いたら、忘れられない名前です。コーデックス特有のぷっくり膨らむ根元のタンク部分が、太く長い灰白色

塊根の頭頂から盛んにツル状の枝を伸ばします。葉はつやのある緑で、成長すると薄い緑色の変わった花を咲かせます。

雌雄異体(1株ごとに雄と雌が分かれている)のため、1株では種を作ることができず増やすことが難しいです。

挿し木も成功率が低く難しいですが、流通量は多く比較的手に入れやすい植物です

コーデックスの中では比較的、手に入れやすい価格なので、コーデックスを育てたい方の1鉢目におすすめ。

フォッケア エデュリスの育て方

フォッケア エデュリス

フォッケア エデュリスは育てやすい塊根植物ですが、育て方にはポイントがあります。ポイントを押さえて元気に育てましょう。

フォッケア エデュリスの育て方|日当たり

日当たりのよいところを好みます。

基本的には、屋外の日当たりの良い環境で育ててください。もし室内で育てる場合は、窓際の明るいところで育ててあげましょう。

日当たりが悪い環境では、葉と葉の間が空き、間延びしたような形になってしまいます。それでも問題なく育ちますが、カッコよさがいまいちです。

葉の間隔が空いている場合は、生育期の春~夏にツルを剪定して、日当たりの良い環境で育ててください。すぐに新芽を伸ばして新しい葉を茂らせます。

春から秋は外に出しっぱなしでもよいですが、冬は室内に入れてあげましょう。5℃程度まで耐えるとはいえ雪や霜が当たると傷みます。

フォッケア エデュリスの育て方|水やり

基本的には土が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水やりします。

コーデックスは、ぷっくりした塊根部分に水を貯めるので、乾燥に非常に強いです。逆に土が湿っているにも関わらず、水を与えていると根腐れの原因になるので気を付けてください。

10℃前後を維持すると、フォッケア エデュリスは冬でも葉がついていることがほとんどです。気温が下がり始める秋からは乾燥気味に水やりしますが、葉が付いている限りは、土が乾いて3~5日後に水を与えるくらいで十分です。

冬の寒さで落葉してしまった場合は断水してください。春に葉が出てくるまで、そのままにしておきましょう。

どうしても、水やり加減が掴めない場合は、パッと一目で水やりタイミングがわかるサスティーがおすすめです。塊根植物なので、サスティーの色が変化して数日たって位に水やりするくらいの感覚だと、水のやりすぎになりません。

フォッケア エデュリスの育て方|用土

水はけのよい土を好みます。

市販の多肉植物用の土で充分に育つので安心してください。硬質赤玉土を2割くらい混ぜ込んであげるとさらによいですよ。

最近では塊根植物の人気が高まっているため、専用の土も販売されています。初めて育てる方は専用の塊根植物の土がおすすめです。

もしオリジナルで土を作る場合は、硬質赤玉土:硬質鹿沼土:ベラボン=5:3:2程度で作るとよいでしょう。育てる環境や水やりサイクルによっては、分量を変えたり軽石や腐葉土などを混ぜ込んでください。

フォッケア エデュリスの育て方|肥料

フォッケア エデュリスには肥料はあまり必要ではありません。

春暖かくなったら、気温が下がる秋までに緩効性肥料の置き肥を2か月に1回与えてあげるくらいでよいです。もし葉を茂らせたい場合は、薄めた液肥を2週間に一回水やり代わりに与えましょう。

冬の寒い時期に肥料を与えないでください。生育が緩慢な時期なので、根痛みの原因になります。置いている置き肥も取り除いてください。

フォッケア エデュリスの育て方|病害虫

フォッケア エデュリスは、病気になることはほとんどありません。病気が発生するとしたら、カイガラムシやアブラムシの糞由来のすす病や水のやりすぎによる根腐れくらいです。

害虫に関しては、以下の害虫に気を付けてください。

  • アブラムシ
  • カイガラムシ
  • ハダニ

風通しが悪いとアブラムシやカイガラムシが付くことがあります。発見次第、捕殺や市販のお薬で対処しましょう。

カイガラムシはお薬が効きにくいので、柔らかいブラシや布などでこすり落とすのがおすすめです。

乾燥している時期はハダニが付く可能性があります。水やり時に葉を霧吹きで湿らせたりシャワーで頭から水やりすると予防に効果的です。

いずれもベニカXネクストスプレーで対処ができます。カイガラムシはこすり落とした方が速いですが、幼虫期の2~3月であれば殺虫剤が効きやすいです。

早期に対処することで、樹勢が弱ることなく健康的に育ちます。発生初期を見逃すと大発生してフォッケア エデュリスが弱まるので注意してください。

フォッケア エデュリスの育て方|剪定

生育期の春から秋の間で剪定してください。

フォッケアは春から秋の生育期にぐんぐん枝を伸ばしていきます。そのまま伸ばしてワイルドな姿を楽しんでもよいですが、もし切る場合は春から秋の間に切れ味のよいハサミでツルを切ると、すぐに枝が出てきて形が整います。

フォッケア エデュリスは、剪定した際に切り口から乳白色の液体が出ます。肌が弱い方は、かぶれることがありますので手袋をして剪定してください。

フォッケア エデュリスの太らせ方

フォッケア エデュリスの太らせ方

フォッケア エデュリスの塊根の太らせ方は、塊根部分土の中に埋めてあげること。

1年もすると、土の中でしっかり大きくなっています。成長具合にもよりますが1~2年の植え替えのタイミングで太った塊根を地表に出して、カッコよく植えてください。

また、塊根は根の一部なので、根の肥料分でもあるカリを与えるのも効果的です。カリ分が多い微粉ハイポネックスを水に溶かして定期的に与えるのもよいかもしれません。

ただし、肥料のやりすぎはフォッケア エデュリスの調子が悪くなる原因にもなるので、与えるペースや量には気を付けてください。

最後に

最後に

いかがでしょうか。

フォッケア エデュリスの育て方のお話をさせていただきました。

たなーもフォッケア エデュリスを育てています。ほったらかしても毎年綺麗な枝葉を維持し生育期はどんどんつるが伸びるので、初心者にもおすすめです。

憧れのおしゃれなコーデックスをフォッケア エデュリスから始めてみませんか?

 

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