葉水の効果やスプレー頻度|おすすめのおしゃれな霧吹きも紹介

葉水の効果やスプレー頻度 観葉植物
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こんにちは。

たなーです。

観葉植物を育てている方は育て方などを調べたときに、『葉水(はみず)』という言葉をよく見かけませんか?

「時々、葉に霧吹きで水分を与えてあげましょう。」と書かれてることがありますが、いまいち効果がわからない。。

「埃を取るためなら、ティッシュでもいいじゃん。」と思いませんか?

たなーも、最初はそんな風に思ってました。。

実際に、園芸店時代にこんな疑問を良く聞かれました。

葉水って意味あるの?いまいち効果がわからない。。

しかし、葉水には大事な効果があります。葉水をすることで、冬枯れの防止や防虫効果などを期待できます。

適当な霧吹きでたっぷり葉を濡らしておけばいいんでしょ?

「葉水は霧吹きで濡らしておけばいい。」と植物の扱いに慣れ始めるとこのように思いがちです。しかし、それも少し間違いなんですよ。

初めて観葉植物を育てる方にとっては、

どんな霧吹きを使えばいいの?どのくらい霧吹きすればいいの?

まったくわからないことですよね。。

わからないままにしておくと、そのまま葉水をしない。

または、

間違った葉水をし続けることになり、せっかくの観葉植物が元気をなくしてしまう原因にもなってしまいます。

ここでは、初めて観葉植物を育てるのに、スルーしがちな葉水についてお話ししたいと思います。

葉水の効果

葉水の効果

観葉植物に霧吹きで葉水をすることで、3つの効果があります。

  1. 温度・湿度の調整
  2. 害虫の予防
  3. 葉からの水分吸収

それぞれ見ていきましょう。

葉水の効果①温度・湿度の調整

夏場の高温時に観葉植物に葉水を行うと、温度を下げる効果があります。室内の暖房によって乾燥しがちな冬には、湿度を維持する効果も。

私たち人間も夏場はミストで涼しく感じますし、暖房の乾いた空気によってのどが痛くなるのと同じだと考えてください。

観葉植物の多くは、温帯~熱帯の高湿度条件下で育っています。霧吹きによる葉水は、自生地の湿度に近づける意味もあります。

注意点として、冬の葉水は温度が十分に上がったタイミングで行ってください。暖房を切って温度が下がり始める就寝前や温度が上がりきっていない早朝に葉水を行うと、葉が傷むためです。

葉水の効果②害虫の予防

葉水は、乾燥した環境で発生しやすいハダニを予防します。

観葉植物にハダニが発生すると、葉色が薄くなりカスリが入ったような状態になります。鑑賞価値が著しく低下して、被害が大きくなると枯れるので注意してください。

観葉植物にクモの糸のようなものが出始めると、ハダニが大発生している証拠です。ここまで来たら、葉水ではなくハダニに効果のある殺虫剤(ベニカXネクストスプレーやコロマイト乳剤など)を使ってください。

種類にもよりますが、ハダニは体長1㎜程度と小さく葉の裏にいるので、初期段階では見つけることがとても難しい虫です。だからこそ、普段から葉水を行うことで湿度を維持してハダニの発生を未然に防いでください。

雨の当たらないベランダや室内は、乾燥しやすいので気を付けてください。

葉水の効果③葉からの水分吸収

植物は葉からも水分を吸収できます。

特に乾燥しやすい冬に効果的です。観葉植物の多くは生育が緩慢になる季節なので、土に水を与えてもあまり吸水しません。

株全体を湿らせるように霧吹きして、葉からの水分吸収や湿度の維持を心がけることが大切です。根だけでなく葉からも吸水させることで美しい葉を維持できます。

ただし、「葉に霧吹きをしていれば土に水をやらなくてもいい」というわけではありません。葉を湿らせるだけでは不十分なので、基本的には土にたっぷり水やりして、補助的に霧吹きするのがポイント。

冬は夏に比べ気温も低いため、土が乾きにくい季節です。多くの方が室内でエアコンで暖房を付けると思います。

エアコンは空気の乾燥を引き起こしやすく、特に乾燥しやすい冬は空気の乾燥が顕著です。空気が乾燥したり、乾燥した暖かい空気が観葉植物に当たり続けたりすると、葉から水分が蒸発します。

水分を失った葉は、ポロポロと葉が落ち始めるので注意してください。夏の冷房の直風にも気を付けましょう。

正しい葉水のやり方

正しい葉水のやり方

葉水は、葉の表だけでなく裏側にも与えましょう

葉水のスプレー頻度には特別に決まりはありません。観葉植物の種類や性質、育ち具合を確認しながら与えます。

葉がすべて落ちて休眠する植物を除けば、乾燥する冬は毎日葉水を行ってもよいくらいです。夏は夕方の涼しくなってきたころに、冬は温度が上がった昼頃の時間帯に与えるのがポイント。

葉水のやり方|葉の湿らせ方

葉水

上記の写真は、葉水のやりすぎです。ここまで湿らせる必要はありません。

暖かい春~夏であればすぐに乾きますが、気温の下がる秋~冬でこれほど湿らせると株が冷やされて悪影響を与えやすいです。

葉全体に水滴ができるほど霧吹きで湿らせるのではありません。葉と葉の空間に霧吹きを行い、細かいミストがかかるようにしてあげることが重要です。

葉水のやり方|薄めた液肥を与えるのはあり

観葉植物は、葉からも水分を吸収することは前述しました。実は、肥料分も葉からの吸収が可能です。

そのため、生育期の春~夏にかけて葉水をする際に、規定量よりもさらに10倍薄めた液肥を葉に霧吹きすると、生育がよくなります。葉に液肥を噴霧することを葉面散布と言います。

ポイントは、土に液肥を与える時よりもさらに薄く作ること。濃い液肥を葉面散布すると、逆効果になるので気をを付けてください。

葉面散布にも効果的な液肥は、トップクオリティがおすすめです。

葉水のやり方|100均スプレーは使わない

100均一の霧吹きはミストが荒く均一ではありません。霧吹きとしての品質もいまいちであることが多いので、床にボトボトと水がこぼれてしまう方も多いでしょう。

ミストが荒いと、植物の葉に水滴ができやすいです。水滴に直射が当たるとレンズ効果で葉焼けを起こすこともあります。

葉水を行う際に使う霧吹きは、ミストが細かく均一なものを使うとより植物を失敗なく育てられます。細かな部分ですが、ぜひこだわってみてください。

葉水におすすめの霧吹き

葉水におすすめの霧吹き

葉水におすすめの霧吹きを紹介します。

  1. エアリーミストスプレー
  2. マイクロンスプレー
  3. 微細霧吹き器 WKL3501

エアリーミストスプレー

高微細なミストを連続して噴霧できる特殊な構造。繰り返しトリガーを引くことで滑らかに連続して噴霧できるのが特徴です。

デザインもスタイリッシュでおしゃれで、材質もプラスチックなので軽く使いやすいです。

マイクロンスプレー

実際に美容室でも使用されているほど、微細で均一なミストが特徴のマイクロンスプレー。

1プッシュでわずか1.6mlの噴霧。噴霧量がわずかなので経済的です。
 

微細霧吹き器 WKL3501

ワイドに柔らかい高微細な噴霧が可能です。精密に加工された部品で構築されている噴霧部分は、職人が手作業で一つ一つ丁寧に組み合わせています。
非常に美しい均一な霧吹きが可能実際にパン職人やお菓子職人が使用しているほど。
材質もステンレスと真鍮を使用しているため、高級感があります。インダストリアルな雰囲気にもピッタリな霧吹きです。

インテリアとして、植物と一緒に飾っておくとおしゃれ度が格段に上がります。

たなー
たなー

こちら、たなーが園芸店時代に実際に店頭で販売していました。ビカクシダやラン、チランジアなどこだわって育てている方に人気でした。植物付なパートナーへのプレゼントにもおすすめです。

霧吹きが大変なら加湿器の周囲に植物を集めるのもおすすめ

霧吹きが大変なら加湿器の周囲に植物を集めるのもおすすめ

たくさんおかんょう植物を育てている場合は、一つ一つ霧吹きするのは大変だと思います。そんな場合は、加湿器の周囲に観葉植物を集めておくとよいでしょう。

冷暖房によって空気が乾燥する場合は、加湿器が役立ちます。加湿器の周囲に観葉植物を置いておくと、湿度が維持されるため、イキイキとした葉を楽しめるでしょう。

思い切って観葉植物用に小さな加湿器を購入するのもアリです。

霧吹きによる葉水が活躍する観葉植物を紹介

霧吹きによる葉水が活躍する観葉植物を紹介

霧吹きや加湿器によって高湿度を維持することで、より元気になる植物を紹介します。

主に湿度の高い熱帯・亜熱帯が自生地の観葉植物で、気根が出てくるタイプは葉水を積極的に行うとより元気に育ちます。そのほかにも高湿度条件を好む観葉植物は多くあるため、一度自生地を調べてみてください。

霧吹きのスプレー頻度を決めるよい目安になると思います。

まとめ

まとめ

葉水には「温度・湿度の調整」「害虫の予防」「葉からの水分吸収」の効果がある
葉水のやり方のポイントは「スプレー頻度に決まりはない」「大きな水滴ができるほど噴霧しない」「液肥を与えるのはあり」「100均一のスプレーは使わない」
おすすめの霧吹きは、「エアリーミストスプレー」「マイクロンスプレー」「微細霧吹き器WKL3501」

最後に

最後に

いかがでしたでしょうか。

葉水の効果とおすすめのスプレーの紹介をさせていただきました。

この記事で紹介した微細なミストスプレーが可能な霧吹きを使って、おしゃれに観葉植物を元気に育ててみてください。

それでは良きグリーンライフを過ごしましょう。

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