こんにちは。
たなーです。
いきなりですが、クレマチスという花をご存じでしょうか?

クレマチス?

つる性植物の女王とも呼ばれ、テッセンの名前のほうが有名かもしれませんね。
つる性の女王と呼ばれる植物です。
ひょっとすると鉄仙(テッセン)という名前のほうが、聞きなじみのある方が多いかもしれません。
本来は、クレマチスの品種のうちの1つですが、いつのころからか、クレマチス全体のことを指して「テッセン」の名前が使われていることがあるからです。
クレマチスって挿し木できるの?
クレマチスの挿し木がうまくいかない。
そんな悩みを解決するために、
挿し木のタイミングは?
挿し木のベストなタイミングは6月と8月。
なぜなら、5月頃の天候が不安定な時期や、7月上旬から中旬の梅雨明け前後で気温の変動が激しい時期は、枝が軟弱になったりするので、良いさし穂が得られないからです。
また、挿し木に使う土も多湿気味になり、病気が発生しやすいので5月と7月は避けましょう。
常緑種のアーマンディ、カリシナ、シルホサは10月~11月、枝が少し硬くなった時がベストタイミングですよ。
さし穂の作り方は?
選ぶ
さし穂は勢いよく伸びてきた新梢(新しい枝)で病害虫に侵されていないものを選びましょう。
花を咲かせた古い枝は発根が遅く、根も出にくいのでさし穂には向きません。
また、花後の剪定の際、3節ほど伸びた程度の若すぎる枝は、挿し木しても腐ってしまうことが多いので気を付けましょう。
切る
さし穂は、よく切れるはさみやカッターで、節の下約2~3㎝のところを斜めに切って2節に調節し、蒸れるのを防ぐために下葉を切り捨てましょう。
常緑系のアーマンディ、カリシナ、シルホサ系は、節の下4㎝と長めに切り、1~2節と調節して、葉は1枚にしましょう。
水に浸ける
調整したさし穂は、水に30分~1時間浸けて、水揚げしましょう。
葉が水につかないように、浅い容器を使うと良いですよ。
水揚げする際にメネデールを使用すると、根が出やすくなります。
メネデールについてはこちらを参考に。
土は何を使えば良い?
土は市販の挿し木さし芽用の土が安心でしょう。
または、小粒の赤玉土もしくは鹿沼土もおすすめです。
肥料分の入ってない土を使うことが重要なポイントになります。
根も出てないうちに土に肥料分が入っているとさし穂が腐りやすくなるためです。
鉢やポットに土を入れ、いきなり挿すのではなく、土はあらかじめしっかりと濡らしておきましょう。
挿し方はどうすればよい?
挿し木をする前に、根が出やすいようにルートン(植物発根促進剤)を切り口につけ、さし穂が1節埋まるくらいの深さに棒などで穴をあけ、優しく挿して土を寄せてあげましょう。
さし穂は葉が触れ合わない程度の間隔で挿してあげましょう。
挿し木をした後は、たっぷりと水やりをして、さし穂を安定させてあげることも大事ですよ。
挿し木後の管理は?
置き場所
挿し木後の10日間は、雨や風の当たらない明るい日陰に置きましょう。
10日後からは、徐々に日光に当てます。
水やり
水やりは受け皿などから、底面給水させてあげるか、やさしく上からたっぷりと与えましょう。
挿し木後10日間は1日3回、葉水を与え、10日後からは1日1回に減らします。
水やりの際に、メネデールを薄めたものを与えることをお勧めします。
いつ根が出てくるの?
あくまで目安ですが、大輪系とテキネンシス系は約50日。
それ以外は3週間ほどです。
育苗ポットや鉢の下から、根が見え始めたら、鉢上げして植え替えましょう。
植え替え方は?
挿し木苗の根は折れやすいので、軽く鉢を揺すり、丁寧に苗を抜き取ったら、根を水洗いして、乾かないうちに、3号ポットに植えてあげましょう。
根が少ないうちから、大きな鉢に植え替えると、土が乾かず根腐れの原因になりますので、小さめの鉢から徐々に大きくしてあげることがポイントです。
植え替え後はたっぷりと水をあげましょう。
まとめ
最後に
いかがでしょうか。
挿し木の方法をお話しさせていただきましたが、意外と、「クレマチスって挿し木できたの?」と、知らない方も多いと思います。
そのため、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
長年切るに切れなくて伸びすぎたクレマチスなどを切り戻すときに、挿し木をして増やしてみてはいかがでしょうか?
クレマチスはとにかく切ることが花を咲かせるコツでもありますので、長年伸ばしっぱなしの場合は、思い切って剪定してみてください。
挿し木植え替え後は、肥料を与えながら、大きく育てましょう。
ぜひ、鉢植えや花壇でクレマチスを楽しんでくださいね。
それでは、クレマチスを育てて良きグリーンライフを過ごしましょう。
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