こんにちは。
たなーです。
以前、クレマチスの病気についてお話していただきました。
それがこちらの記事。
クレマチスの主な病気については、上記の記事でわかりますが、
もう一つ、育てる上で厄介なものがありますよね。。
そう、
害虫です。
クレマチス以外もそうですが、
病気だと思っていた症状が、実は害虫の被害だった。。
そんな経験ありませんか?

園芸店時代に、殺菌剤を一生懸命探しているお客様がいらっしゃいましたが、よくよくお話を聞くと害虫による被害症状でした。その場合、いくら殺菌剤を散布しても、害虫退治はできません。
このように、害虫がその場にいれば、「虫が原因だ」とわかりますが、虫が見当たらないので、病気だと勘違いしてしまうことはよくあります。
たなーもありますので、安心してください(笑)

それでは、お話していきますね。
クレマチスは害虫が付きやすいのか
クレマチスに付きやすい害虫として、アブラムシやハダニが代表格です。
しかし、アブラムシやハダニは、どの植物にも付きやすい害虫なので、クレマチスが特別付きやすいかというとそうでもないんです。
最近では、新しい害虫も発生しているので、よく観察して早期に駆除し、被害を最小限にしましょう。
これから先は、虫の写真がありますので、苦手な方はこれから先は見ないでください。
虫の写真は、住友化学園芸様の病害虫ナビから引用しています。
アブラムシ
クレマチスの害虫の代表格です。
4月~5月頃、新芽の先端や若葉の葉裏に淡黄緑色のアブラムシが発生して、枝の伸長を妨げます。
葉にはウイルス状の黄色い斑点ができ、観賞価値が落ちてしまいます。
アリがクレマチスの枝を上り下りしているとアブラムシが発生している可能性が大です。
なぜなら、アブラムシとアリは、共生関係にあり、アブラムシの吸う樹液のおこぼれをアリはもらっているからです。
害虫対策:アブラムシ
日頃の観察で、アブラムシは発見しやすいです。
アブラムシには、多くの殺虫剤が出ているので、お持ちの殺虫剤で効果があるかどうか確認して使ってみましょう。
こちらでは、たなーおすすめの殺虫剤を紹介いたします。
こちらは、たなーおすすめのベニカシリーズ最新の殺虫殺菌剤です。虫にも病気にも効く成分が入っています。スプレー式なので、すぐに退治できます。
しかし、すべての虫、病気に効くわけではありませんので、何に効くかは確認しましょう。
詳しくはこちらの記事を参考に。
こちらは、園芸業界初の粒状の殺虫殺菌剤です。
ベニカシリーズということで、こちらもたなーおすすめのお薬です。
スプレー式と比べると、即効性はありませんが、あらかじめ土に混ぜたり、撒いておくだけで効果があります。

オルトランDX粒剤のように、匂いもきつくないので非常に使いやすいですよ。
ネコブセンチュウ
気温が上昇する6月~9月によく発生します。
株の生育が遅く、下葉から枯れて上がって株全体が弱ってきます。
根を調べると、大小のこぶが多数できていて、ひどくなると根が腐ってしまうこともあります。
細根が全くない場合は、同じセンチュウの仲間ですがネグサレセンチュウの被害の可能性があります。
害虫対策:ネコブセンチュウ
被害株は早めに抜き取り処分しましょう。
ネコブセンチュウやネグサレセンチュウには、土壌殺菌が効果的ですが、殺虫剤での対処は今のところなかなか難しいです。
土に殺虫剤を撒いても、害虫も益虫(植物にとって良い虫)もすべてやられてしまいますし、土の中全てを殺虫するのはできないためです。
センチュウ対策としては、マリーゴールド(特にフレンチマリーゴールド)を植えることや、同じ場所や土で連作(同じ科の植物を連続して育てること)することをやめることで、発生を防ぐことができます。
オンシツコナジラミ
気温が上昇する6月~9月に約3㎜の白い成虫が飛んでいます。
あ、なんか見たことあるなって思いませんか?
この虫がオンシツコナジラミです。
葉の裏側にも多数の幼虫や卵が見られ、多発すると葉がすす病ような状態(黒くすすける状態)になります。
温暖な地域では越冬するので寒い時期でも見かける場合があります。
害虫対策:オンシツコナジラミ
オンシツコナジラミは、雑草にも住み着くので、除草をしっかり行いましょう。
コナジラミ関係なく、雑草は害虫の住処になりますので除草はしっかりしておくことをお勧めします。
コナジラミは、黄色の粘着トラップをつるしておくと、黄色に反応してコナジラミ自身からくっつき誘殺されます。
殺菌剤としては、たなーおすすめのベニカシリーズがコナジラミに効果がありますので、しっかり噴霧して対処してあげましょう。
ハダニ
クレマチスの代表的な害虫です。
6月~10月頃、温度が高く乾燥したときに多く見られます。
葉の裏側に微小な黄緑色~赤茶色のダニ(正確には、クモの仲間)が群生し、養分を吸収してしまうので、葉が黄色くなって生育も悪化します。
繁殖がとにかく早く、10日間で卵から成虫になります。
雨の当たらない場所で育てているクレマチスに発生しやすい害虫です。
害虫対策:ハダニ
ハダニは湿度が高い環境を嫌いますので、葉水(はみず:霧吹きで葉に水分を噴霧すること)で予防できます。
葉水の効果とおすすめのスプレーはこちら。
発生を見つけ次第、すぐに殺虫剤で対処しましょう。
ハダニは、殺虫剤の抵抗性が強いので、複数の殺虫剤を交互に使用しながら対処しましょう。
たなーおすすめのベニカシリーズとマラソン乳剤、アーリーセーフなどがおすすめです。
ハモグリバエ
別名:エカキムシ
4月~7月にかけて、葉肉内にウジムシが潜り込み、葉に白色線状の不規則な食害の跡が残ります。
成虫は1.7~2.5㎜の灰黒色をした小型のハエで、葉に傷をつけ、汁液(じゅうえき)を吸いながら卵を産みます。
とても小さい虫なので、葉に潜り込んでいる状態では、見つけやすいですが、成虫はたなーも発見したことがありません。。
害虫対策:ハモグリバエ
成虫を殺虫剤で対処するのは難しいので、葉に潜り込んでいる幼虫を対処しましょう。
数が少なければ、葉の上から指で押さえこんで、つぶしてしまうと簡単です。
もし、被害が多く対処できない場合は、浸透移行性の殺虫剤で対処しましょう。
※浸透移行性とは、薬剤成分を吸収した植物に薬剤成分の効果があることです。その植物を食害した害虫を退治することができます。
たなーおすすめのベニカシリーズも浸透移行性です。
ベニカ以外だと、オルトラン粒剤DXやスミチオン乳剤がおすすめです。
注意点:近くに野菜や果実など口にする植物がある場合は、風で飛散してかかる場合がありますので、無理に散布しないようにしましょう。
ナメクジ
開花中の花を食べるほか、柔らかい新芽を食害します。
昼間は湿気のある腐葉土の中や鉢底に隠れて、夜に活動します。
害虫対策:ナメクジ
夜間に見つけて捕殺しましょう。
ナメクジを見るのも嫌だという方には、ナメナイトという誘引殺虫剤を撒くことで、夜にこの薬剤を食べたナメクジやカタツムリを退治できますので、とても便利です。
ナメクジやカタツムリの被害で悩んでいる方には、たなーおすすめです。
まとめ
クレマチスの害虫6選とその対策の紹介でした。
害虫はアブラムシ、ネコブセンチュウ、オンシツコナジラミ、ハダニ、ハモグリバエ、ナメクジがよく見られます。
それぞれの対策に殺虫剤を紹介しましたが、6種類の害虫に対して4種類は、たなーおすすめのベニカシリーズの殺虫殺菌剤で対処可能です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
これからクレマチスに限らず、害虫の被害はどの植物にも出てくると思います。
お持ちの薬が殺虫剤なのか殺菌剤なのか確認し、効果がある虫も確認しておくことが大事です。
クレマチスなどお花の場合は、そんなに気を遣わず使用できますが、
近くに野菜など口にするものがあるときは、風向きに注意したり、無理して薬を使わないように気を付けましょう。
たなーおすすめのベニカシリーズで多くの害虫に対処できます。
しかし、害虫も薬に対して抵抗性を持ちますので、必ず複数の殺虫剤を交互に使用していくことをお勧めします。
それでは、大切なクレマチスを害虫から守って、良きグリーンライフを過ごしましょう。
ベニカXネクストスプレーの詳しい成分や効果についてはこちらの記事を。
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