こんにちは。
たなーです。
雨が降ると、どんよりとした気分になりますよね。
でも、お花があるとちょっと、『ほっ』としませんか?
雨の日の花と言えば、何をイメージしますか?
ぼんやりとアジサイを思い浮かべた方も多いのではないのでしょうか。。
アジサイは、晴れた日の花も素敵ですが、『雨の日の表情は、とても扇情的で絵になり素敵だな』と、たなーは思います。
でも、アジサイは梅雨の時期のお花なのよね。
近頃では、
秋色アジサイと言って、花色が秋になるにつれて、ノスタルジーな色合いに変化するものや、
秋まで長期間花が咲く品種もあり、アジサイは一年を通して梅雨だけ楽しむ花ではなくなりつつあります。
でも、今まで春に楽しめるアジサイがなかったんです。
え、でも、母の日前になると園芸店でアジサイを見たことあるわ。
確かに、母の日前後になるとプレゼントとしてアジサイの開花株を見ますね。
でも、その子たちは、生産者たちが愛情たっぷりに、温度管理や肥料やりなどで早めに開花させているので、
来年は通常通り梅雨の時期に咲いちゃうんです。
そんな中、
ついに、
春に咲くアジサイが誕生しましたっ!
しかも、うれしい常緑!!
ここでは、
この記事を読むことによって、以下のことがわかります。
常緑早咲きアジサイ 春風のMarch(マーチ)とは?
春風のMarch(マーチ)は、
台湾トキワアジサイと西洋アジサイとの交配から生まれた品種で、
海外でも注目されている常緑性のアジサイです。
常緑早咲きアジサイ 春風のMarch(マーチ)の特徴
花はガクアジサイの咲き方と同じで、ガク咲き。
花弁の先端に鋸歯(きょし:ノコギリの歯のようなギザギザ)が入ることもあり、台湾トキワアジサイよりも鮮やかな花色が特徴です。
常緑アジサイなので、葉が落ちずに一年中ついているため、花が咲いていないときも寂しくなく、観葉植物のように楽しめます。
秋以降に室内に取り込んで、低温には当てずにそのまま育てれば自然開花で3月~4月頃開花が始まり、長い期間開花を楽しむことができます。
四季咲性もあるため、最初の花が終わった後に切り戻すと6月頃に再度開花することもあります。
March(マーチ)は、耐寒性が5℃ほどなので、地植えよりも鉢植え向きです。
気温5℃以下が数日続くような場合は、室内に入れてあげましょう。
常緑早咲きアジサイ March(マーチ)の育て方
常緑早咲きあじさい「春風のマーチ」は、通常のあじさい同様に育てやすい植物です。しかし、毎年きれいに咲かせるためには、育て方にポイントがあります。
それぞれ見ていきましょう。
春風のマーチの育て方|日当たり
春風のマーチは、日向から半日陰を好みます。
強い直射日光に当たると葉焼けの原因になるため、真夏は明るい日陰で管理してください。きれいな葉を維持したい場合は、一年を通して明るい日陰で育てましょう。
春風のマーチの育て方|用土
有機質に富んだ水はけ・水持ちのよい土を好みます。
基本的には、市販されている園芸用土で良く育つので安心してください。
土をオリジナルで作る場合は水はけを意識しながら、腐葉土など有機分をしっかり混ぜ込んであげましょう。
基本的な配合は、硬質赤玉土:腐葉土=6:4で十分に育ちます。後は育てる環境や水やりサイクルによって、ベラボンや鹿沼土などを混ぜ合わせてご自身が管理しやすい土を作ってください。
春風のマーチの育て方|水やり
基本的には、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいしっかり水やりしてください。ただし受け皿をしている場合は、こまめに水を捨てることが大切です。
あじさいは水を好む植物ですが、常に土が湿っていると根腐れする可能性があります。受け皿に水を溜め続けていると、土が乾かないので注意しましょう。
春風のマーチは常緑アジサイなので、冬も葉が付いている限りゆっくりと生育しています。そのため、まったく水やりしなかった場合は枯れる可能性があります。冬は土が乾いて、3~5日後に乾燥気味に水やりしてください。
もし葉っぱがすべて落ちている場合は、水やりは月に一回するかしないかで問題ありません。地植えの場合は、雨の降らない夏時期を除いて水やりは必要ないでしょう。
水やりのタイミングが掴めない方は、パッと一目で水やりタイミングがわかるサスティーがおすすめ。たなーも使っています。
春風のマーチの育て方|肥料
市販のアジサイ用の肥料やお花用の肥料を与えましょう。
冬から春の間に、緩効性の肥料を、一度目の花後に、即効性の肥料を与えることで次の花が咲きやすくなります。
赤色系のアジサイにはこちらの肥料がおすすめ。
青色系のアジサイの肥料はこちらがおすすめ。
8月以降は、株に力を蓄えさせるために、カリや窒素分の多い肥料を与えてあげましょう。
春風のマーチの育て方|剪定
春風のマーチは四季咲き性が強い常緑早咲きアジサイなので、最初の花が終わり始めたら早めに切ることで、6月にも再び花が咲き始めます。
しかし翌年の花芽は8月中に枝に付き始めるため、6月に再び咲かせた花は、1か月ほど楽しんだら、早めに強剪定(短く強く枝を切り戻すこと)をしてあげましょう。
育っているアジサイの枝を、剪定ハサミで1/2~2/3の高さにバッサリ切ってください。
アジサイは剪定を適切に行うことで、翌年の花芽がつきやすくなります。切り戻したアジサイは花瓶に飾って楽しんだり、挿し芽をして増やしてみるとよいかもしれません。
春風のマーチに注意したい病害虫
春風のマーチに限らず、アジサイ全般につきやすい病害虫は以下の4つです。
- うどんこ病
- 炭素病
- アブラムシ
- ハダニ
うどんこ病
若い葉や茎に、うどんの粉がかかったような白いカビが生える病気です。
風通しが悪く、湿度が高い時期に発生しやすい特徴があります。見た目が悪くなることはもちろん、生育にも悪影響を与えるので注意してください。
空気中の菌が原因で発生するため、症状が見られたら株全体を殺菌剤で消毒します。お薬としてはベニカXネクストスプレーやベンレート水和剤などが効果的です。
炭疽病
黒褐色の小斑点ができ、それが徐々に拡大していく病気です。その後、斑点の内側が淡い褐色から白灰色になって葉に穴が空きます。
放置していると、葉先から枯れ落ちてしまうので、早めの対処が必要です。発病した葉を取り除き処分してください。殺菌剤は、ベンレート水和剤やオーソサイド水和剤、ダコニールなどが効果的です。
アブラムシ
春先から秋まで、どの植物でも発生しやすく、アジサイも例外ではありません。特に柔らかい新芽につきやすいので、日々の観察が重要です。
見つけ次第取り除くか、市販の殺虫剤で対処しましょう。殺虫剤としてはスミチオンや殺虫殺菌剤のベニカXネクストスプレーなどがおすすめです。
ハダニ
空気が乾燥していると発生しやすいハダニ。非常に小さい虫で葉の裏で発生するので、見つけにくく、葉の色が白くかすみ始め、ひどくなると糸が張り始めます。
ハダニは湿気を嫌いますので、霧吹きやシャワーでアジサイ全体を濡らしてあげると予防になります。
葉水でも対応できないときは、殺ダニ剤で対処しましょう。
どの病害虫も同じですが、殺虫殺菌剤は同じものを使い続けると効果が薄くなります。定期的に違う殺虫殺菌剤で対処してください。
最後に
いかがでしょうか。
女性にも人気のアジサイは、梅雨時期から秋遅くまで咲く品種や、ノスタルジーな色合いに変化する秋色アジサイなど、夏前から秋のお花のイメージでした。
ついに常識を覆す春咲きのアジサイ『春風のMarch(マーチ)』が登場しましたね。
この春風のMarch(マーチ)によって、アジサイは、一年を通して楽しめるお花となりました。
たなーは、それってすごいことだなって素直に思います。
そして、春風のマーチって名前が素敵でネーミングセンスいいなって思います(笑)
しかし、流通量が少なく非常に希少な品種です。
お花(正確には、ガクが変化した装飾花)も大きくかわいらしいので、多くの方の目を引くこと間違いなしです。
そんなアジサイを育てて、良きグリーンライフを過ごしましょう。
春風のマーチ以外に、「ラグランジア ブライダルベール」や「ピラミッドアジサイ」について気になる方はこちらも参考に。
コメント
新しい品種がどんどん出てるねー‼︎まだ量販店とかには置いてないよね〜本当勉強なります(^^)私も常にアンテナはっておかなきゃ⭐︎
私も4月から仕事復帰予定なので,田中君の記事を参考にさせて貰うね🎵
本当に新しい品種出てきてるよねっ!
規模の大きいお花屋さんだと置いてるかも(*^-^*)
しれっと、名前出てるー(笑)
別に隠してないからいいんだけど(笑)
4月からお仕事復帰なんだね♪
参考にしてくれるなんて、ありがとう~♪
お仕事に育児に、頑張りすぎない程度にね。
おっと!笑
たなーだった(o^^o)笑
以後気を付けます(´∀`)笑笑
ふふ、ここではたなーです(笑)