こんにちは。
たなーです。
人気の果樹の一つにブルーベリーがあります。
果実をそのまま食べれる点やジャムとして加工できる点、記念樹にもなる点、比較的簡単に苗木が手に入る点などが人気の要因ではないでしょうか。
でも初めて育てるし、品種が多くてどれを選べばいいのかわからない。。
ここでは、そんな悩みを持つ方に
5品種紹介しますが、たなーおすすめは「オニール」と「シャープブルー」です。実際に園芸店時代に育てて食べてきたサザンハイブッシュの中でも美味しいブルーベリーでした。
サザンハイブッシュ系ブルーベリーの特徴
サザンハイブッシュ系ブルーベリーとは、寒冷地向きのノーザンハイブッシュ系ブルーベリーを暖地でも栽培できるように改良した系統です。
ノーザンハイブッシュ系の性質を引き継いでいるので、自家不和合性が弱く1本でも実がなるブルーベリー品種もあります。とはいえ、当然2本以上植えたほうがたくさん実ります。
サザンハイブッシュ系ブルーベリーであっても、基本的なブルーベリーの育て方と同様です。初心者でも簡単に育てられるでしょう。
栽培地域は東北南部~沖縄と、ブルーベリーの系統の中では最も栽培可能地域が広いです。他2系統と比べ開花期が早く、早生(わせ)品種が多い特徴を持っています。
果実はノーザンハイブッシュ系特有の甘みと酸味のバランスが良いおいしいブルーベリーです。
サザンハイブッシュ系おすすめ①シャープブルー
土壌適応性が非常に強く、乾燥にも比較的強い。樹勢も強いので、非常に育てやすい品種です。
果実は早取りするとやや酸味がありますが、完熟果になると甘みが増しおいしいブルーベリーになります。ご自宅で育てる家庭果樹におすすめの品種です。
開花時期は4月上旬~5月上旬。果実の大きさは中大粒(約17g)です
環境によりますが葉が落葉しにくい品種なので、翌年まで前年の葉が残ることもあります。そのため、葉が残っていても自然な状態なので安心してください。
気になる場合は、1月~2月の剪定時期にすべて落としても問題ありません。
サザンハイブッシュ系おすすめ②オニール
香りが高く、果実も柔らかくジューシーな大粒品種です。
開花時期は4月上旬~4月下旬。果実の大きさは、特大果(約20g)。
1週間ほど樹上完熟させると糖度が15を超える甘さが出てきます。糖度15度は桃に匹敵する甘さです。
過湿を嫌いますが、乾燥に強く、樹勢も強いので初心者にもおすすめの甘くておいしいブルーベリーです。
実際に園芸店時代に育てて食べてましたが、とにかく果実が大きい。無肥料でも大きく甘いです。とりあえず大きくて甘いブルーベリーを育てたい方におすすめです。
サザンハイブッシュ系おすすめ③ビロシキー
果実はやや硬めで貯蔵性に優れる品種です。
甘みがあり風味がよい点が特徴。開花時期は4月中旬~5月。
果実の大きさは中大粒(約17g)。他のサザンハイブッシュ系と比べて強健なブルベリーなので初心者向きです。耐病性や樹勢が強いため安心して育てやすいでしょう。
樹勢が強いにもかかわらず、コンパクトにまとまるように育つので、鉢植えにも向いています。
サザンハイブッシュ系おすすめ④ジョージアジェム
甘みが多く酸味が少ない品種です。
開花時期は4月中旬~5月中旬。果実の大きさは中大粒(約17g)です。
比較的土壌適応性も強いため、地植えでも育てやすいでしょう。樹勢が強い直立性なので、まっすぐ勢いよく育ちます。
ブルーベリーには珍しく、葉が細く銀色を帯びています。紅葉や銀葉を楽しみつつ、果実の収穫もしたい方におすすめです。
サザンハイブッシュ系おすすめ⑤ヒトミ
日本で生まれたブルーベリーの品種です。そのため日本の気候にぴったりで、育てやすい性質を持っています。
果肉はぎゅっと締り、日持ちが良く貯蔵性の高い品種です。
開花時期は4月上旬~5月上旬。果実の大きさは中粒(約14g)。
果実は比較的小さめですが、日本人好みの酸味の少ない甘さが特徴です。完熟果はねっとりとした触感で、ブルーベリーの甘みを楽しめます。
最後に
「酸味と甘みのバランスの良いハイブッシュ系を、どうしても暖地でも育てたい」といった方に、サザンハイブッシュ系ブルーベリーのおすすめ品種をご紹介させていただきました。
ラビットアイ系同様に、園芸店員時代に実際に多くの品種を食べつつも管理していたので、自信をもって紹介しています(笑)
サザンハイブッシュ系は3系統の中でも新しい品種群なので、これからさらに良い新品種が出てくることを期待してます。
それでは、おいしいブルーベリーを食べて、良きグリーンライフを過ごしましょう。
暖地向きのラビット系や寒冷地向きのノーザンハイブッシュ系が気になる方は、以下の記事もチェックしてみてください。
コメント