こんにちは。
たなーです。
お花屋さんでとてもかわいいライムグリーン色のサクラソウを見つけたんだけど、よく見るサクラソウと違うのかしら?
そこで、
今回ご紹介するのは、
サクラソウ・ウインティーの特徴
サクラソウ・ウインティーとは、SNUTORY FLOWERSさんが販売するサクラソウ(プリムラ マラコイデス)の品種になります。
プリムラについては、こちらの記事でも紹介していますので、種類や原種について気になる方は参考にしてください。
【プリムラ】種類と原種についての特徴を人気品種を交えて紹介します
ウインティーの最大の特徴は、サクラソウとして世界初のライムグリーン色の花を咲かせる品種を持つことです。
もちろん、他の色もとても素晴らしい色と咲き方をしますよ。
ライムグリーンは、
サクラソウに今までなかった、その優し気な色合いや可愛さ、表現力により、日本フラワー&ガーデンショウ2007・種苗メーカー新品種コンテスト「ジャパンセレクション」において2位になっています。
ダブルライラックは2010年度ジャパンフラワーセレクションを受賞しています。
サクラソウ・ウインティーの種類
サクラソウ・ウインティーは、2024年時点で、以下の4色の花色があります。
- ウィンティーサクラ
- ウインティーピーチ
- ウインティーローズ
- ウインティーライムグリーン
ウインティーサクラ
白からほんのり淡いピンクへ色づいて、春らしい柔かなグラデーションが楽しめます。
まさに春を告げる花、サクラソウにぴったりの品種です。
ウインティーピーチ
全体的にアンティークな色調で、ピンクからイエローグリーンへと移ろう柔らかなグラデーション。
一鉢のなかで美しいグラデーションが表現されます。
ウインティーローズ
淡いピンクからネオンカラーの鮮烈なピンクへ色が変わります。
大株にするほど一鉢で美しいグラデーションが楽しめるんですよ。
ウインティーライムグリーン
世界初、春先の柔らかい日差しによく映えるライムグリーンのサクラソウです。
小花がカスミソウのように咲く品種。
日陰が好きで冬の屋外、半日陰でもけなげに咲く、貴重な品種です。
サクラソウ・ウインティーの育て方
サクラソウ・ウインティーは、早春を彩る可愛いお花です。比較的育てやすい植物ですが、育て方にはポイントがあります。
それぞれ見ていきましょう。
ウインティーの育て方|日当たり
サクラソウ・ウインティーは日当たりの良いところから半日陰までと、広い範囲で育ちます。
花が咲く植物を育てる時、多くの方は日当たりの良い場所で管理することがほとんどだと思います。ウインティーはどちらかというと半日陰のほうが良く育つんですよ。
花色も半日陰のほうが綺麗になる特徴があります。そのため、直射日光があまり当たらない明るい日陰の場所で育てると、より美しい花色を楽しめるでしょう。
ウインティーの育て方|水やり
基本的には土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。
サクラソウ・ウインティーは乾燥に弱いです。他の草花よりも水やりの頻度を早めるか、土の表面が乾き始めたら水やりするくらいがちょうどよいでしょう。
葉が根元で茂る植物なのでや花の上から水やりすると、葉に付いた水が乾かず、カビが生えることがありますので気を付けてください。
もし水やりのタイミングがわからない場合は、パッと一目で水やりタイミングがわかるサスティーがおすすめです。
ウインティーの育て方|肥料
開花時期の1月~4月に、2か月に1度置き肥をするか、2週間に1度水に薄めた液肥を水やり代わりに与えるとよいでしょう。
ウインティーは開花時期に次々花が咲いてきますので、即効性のある液体肥料を水に薄めて肥料やりを行うと効果的です。
ウインティーの育て方|用土
ウインティーは多湿を嫌いますが、土が乾燥しすぎるのも苦手です。水持ちと水はけのバランスがとれた、市販の草花の土で育ててください。
私用している草花の土の水持ちがよすぎる場合は、ベラボンを1割ほど混ぜ込むとよいでしょう。
ウインティーの育て方|剪定
株元で葉が茂り、多くの花茎がまっすぐに伸びて花を咲かせます。そのため、枯葉や花終わりはハサミで剪定してこまめに取り除いてください。
そのままにしていると、風通しが悪くなり病害虫発生の原因になります。綺麗に育てるためにも、こまめな手入れをしましょう。
ウインティーに限らず、サクラソウの多くはプリミンと呼ばれるアルカロイド系の物質を葉や茎から放出します。サクラソウに付いている白い粉のようなものがプリミンです。
肌が弱い方が触れると、肌荒れの原因になるので気を付けてください。植え替えや剪定などの手入れをする際は、手袋をして作業をすると安心です。
サクラソウ・ウィンティーに注意したい病害虫
サクラソウはの開花時期は1月~4月と早春であるため、気温もまだ低いことから病害虫の発生は少ないお花です。
気温が上がり始める4月ごろから、アブラムシの被害が見られます。風通しが悪かったり葉が茂りすぎたりしていると発生しやすいです。
もし、アブラムシが発生した際は、捕殺したり殺虫スプレーを噴霧したりしてください。殺虫スプレーとしては、速効性と持続性、多くの植物や病害虫に効果的なベニカXネクストスプレーがおすすめです。
病気ではありませんが、水のやりすぎや花終わりを取らずにそのままにしていると、水やり後にカビが発生することがあるので気を付けましょう。
病害虫対策の基本は日々観察しながら、花終わりや枯葉をこまめに取り除くこと。風通しの良い場所で育てることです。
サクラソウ・ウインティーの夏越しや冬越し
サクラソウは、暑さに弱い植物です。そのため、夏越しさせる場合は日陰の風通しの良いところで蒸れに気を付けながら乾燥気味に管理してください。
日本の高温多湿の環境では、サクラソウは基本的には一年草として扱われます。本来、サクラソウ(プリムラ マラコイデス)は、原産地が中国雲南省・四川省の多年草です。
もし、うまく夏越しした場合は、新しい葉が出始めた秋に緩効性の置き肥を与えて体力を回復させてください。夏越し中に肥料を与えると根傷みするので、暑い夏の時期は肥料を与えないことがポイントです。
圧が終わり涼しくなるにつれて、多くの葉を出して、より大きな株姿になるでしょう。
たなーは園芸店時代に夏越しさせたウインティーのライムグリーンを見てきていますが、一度夏越しすると花の勢いが違います。
冬越しについては、あまり問題ありません。サクラソウは寒さに強い植物です。雪が覆いかぶさったり根まで凍結したりすることがない限り、安心して冬越しができます。
もし心配な場合は、日差しの入る窓際に移動させて育てるとよいかもしれません。ただし、暖房が入った室内では、間延びして形が悪くなる可能で胃があるので、気を付けましょう。
サクラソウを育てるにあたっての注意
前述していますが、サクラソウ(プリムラ マラコイデス)に限らず、プリムラにはプリミンというアルカロイド系の分泌物を葉や茎から出します。
プリミンとは、オブコニカやマラコイデス、シネンシスでよく見る白い粉ことです。肌の弱い方や過敏な方は、肌荒れを起こすことがまれにありますので、女性の方は特に気を付けましょう。
肌荒れを起こす場合は、ガーデングローブや軍手をして可愛がってあげてくださいね。
女性のためのガーデニンググッズを取り扱っているエフィルスについて、気になる方はこちらを参考にしてみてください。
農作業女子必見!おしゃれな農作業着専門店efiLuz-エフィルス‐とは?
最後に
いかがでしたでしょうか。
可愛いサクラソウ・ウインティー。ライムグリーンは単色でも美しく、どの色とでも合いますので、寄せ植えにもおすすめです。
最後に、プリミンという成分に驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。肌が弱い方や女性の方は、気を付けてくださいね。
日本ではサクラソウの多くは種で増やしますが、夏越しがうまくいけば翌年には大きな株として楽しめます。ぜひ挑戦してみてください。
それでは、かわいいサクラソウ・ウインティーを育てて良きグリーンライフを楽しみましょう。
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