こんにちは。
たなーです。
光沢のある波打ったような葉が特徴的な観葉植物であるコーヒーの木。
可愛い姿から、お部屋に癒しを取り入れるのに最適な「コーヒーの木」ですが、初めて育てる方は枯れるのを不安に思っていませんか。または生育が悪くてコーヒーの木の葉が落ちる経験をしていませんか。
この記事を読むと以下のことがわかります。
艶のある美しい葉を見ながら飲むコーヒーは2割増しで美味しいと思うんです。コーヒーの木が気になる方は、特徴下の植物やANDPLANTSリンクをクリックしてみてください。
コーヒーの木の特徴
| 植物名 | コーヒーの木 |
| 学名 | Coffea arabica |
| 英名 | Coffee tree |
| 科目/属性 | アカネ科コーヒーノキ属 |
| 原産地 | 熱帯アフリカ |
コーヒーの木は、光沢のある波打ったような葉を付ける可愛らしい植物です。
コーヒーの木に実る果実の種は、コーヒーの原料として有名。
市販されているコーヒーの木は、観葉植物専用の品種ではなく、一般的にコーヒーの原料として用いられる品種であり、そのほとんどはアラビカ種だとされています。
そのため、コーヒーの木を上手に育てることで、綺麗な白花を咲かせ赤い実を付けて収穫。
その後、焙煎すればコーヒー豆として楽しむことが可能です。
観葉植物としても、美しいグリーンは眺めているだけでも癒しを感じるでしょう。
寒さには弱いので、冬の管理さえ気を付ければ育てやすい植物です。
コーヒーの木の花は、約2日しか咲いていない寿命が短い花です。しかし、ジャスミンのような爽やかな香りを楽しむことができるので、ぜひ花を咲かせるほど育ててみてください。
コーヒーの木の花言葉
コーヒーの木の花言葉は、「一緒に休みましょう」。
コーヒーを飲むことによって得られるリラックス感から名付けられています。
一生懸命に仕事をしているお父さんや、勉学に励んでいる方へのプレゼントにおすすめです。
コーヒーとコーヒーの木をセット品として贈ると、おしゃれなプレゼントとして喜ばれるでしょう。
「一緒に休みましょう」の花言葉は、懸命に努力をしている方へ贈ると喜んでくれます。
コーヒーの木の風水
コーヒーの木には、「金運」「仕事運」「健康運」を高める風水効果があるとされています。
枝の節にたくさん実が付く姿から、お金が増えるイメージとして定着し、「金運」に効果的とされているそうです。
「仕事運」は、大きくなるほど葉を無数に付ける姿から効果があると信じられています。
「健康運」は美しい緑色からイメージされているのでしょう。
金運をより高めたい場合は、気の入り口である玄関や窓際、北または西の方角に置くと効果的です。
コーヒーの木は実が付くことが金運に関係しているので、大きく育てて実を付けるほど、金運アップに効果があるかもしれません
コーヒーの木は「金運」「仕事運」「健康運」と、多くの方が喜ばれる風水効果を持っているので、プレゼントに最適です。
コーヒーの木の育て方
| 日当たり | 日当たりのよい室内 |
| 温度 | 最低10℃以上 |
| 耐寒性 | 弱い |
| 耐暑性 | 強い |
| 水やり | 春夏：土の表面が乾いたら 秋冬：土の表面が乾いて、2～3日後 |
| 肥料 | 緩効性肥料・液肥 |
| 剪定時期 | 5～10月 |
置き場所と日当たり
コーヒーの木は日当たりと風通しのよい場所を好みます。
ただし、真夏の直射日光や西日の強すぎる日差しは葉焼けの原因になるので注意が必要です。
直射日光が当たる場合は、レースカーテン越しの柔らかい光を当ててください。
コーヒーの木は幼木であるほど耐陰性がありますが、成長するほど耐陰性は失われます。
耐陰性が強い幼木でも、日差しも入らない暗すぎる場所では軟弱に育ち、葉の色が黄色くなったりポロポロ落ちたりします。
美しい葉を持つコーヒーの木を維持したい場合は、幼木であってもレースカーテン越しの明るい場所で管理することがポイントです。
温度
コーヒーの木は寒さに弱い植物です。最低10℃以上はキープして育てください。
10℃以下の環境が続くと、葉色や艶が悪くなります。
5℃以下の環境では次第に枯れていく可能性が高いので、暖かい室内で管理してください。
冬の窓際は、屋外の気温と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置くと管理がしやすいです。
暖房の風が直接当たると、急激な乾燥によって枯れる原因になります。
暖房の風が当たらない場所で、育てることがポイントです。
水やりの頻度
生育期の4～10月は土の表面が乾いたら、鉢の底から水が流れるくらいに水やりします。
ただし、土が常に湿っているほど水やりしたり受け皿に水を溜めたりすると根腐れして枯れる原因に。
冬は、コーヒーの木の生育は緩慢になるので、土の乾き具合を確認しながら土の表面が乾いたら2～3日後に水やりするくらいがポイント。
冬の水やりは、気温が高い時間帯や室内が暖房で温まった時間帯にやりましょう。
気温が低い時間帯に水やりすると、かえって悪影響を及ぼします。
水やりと一緒に葉水も与えると、元気のよい葉を維持できるので、乾燥する時期は特に葉水を与えてください。
ポチップ
水やりのタイミングがよくわからない方は、たなーのブログ内で何度も紹介している「サスティー」がおすすめ。パッと一目で乾燥具合がわかります。
肥料
コーヒーの木の生育期4～10月に、月に2度置き肥するか、2週間に1度水やり代わりに液肥を薄めて与えてください。
冬は生育が緩慢になるので、肥料は与えません。置いている置き肥も取り除きましょう。
与える肥料によって、量や期間が異なることがあるので、肥料のパッケージの与え方の記載は守ってくださいね。
肥料の与えすぎは、根焼けして枯れる恐れがあります。
ポチップ
さまざまな肥料がありますが、虫の発生を避けたい方は化成肥料がおすすめ。置き肥のボタナイスは多肉植物にもOK。トップクオリティは、葉面散布にも対応して緑鮮やかになります。
剪定
コーヒーの木の剪定時期は5～10月です。
傷んだり茂り過ぎた枝葉を剪定します。
気温が徐々に上がり新芽が活発に出てくる5～7月の剪定だと、剪定後の回復も早く樹形も整いやすいです。
コーヒーの木は枝や幹の節目から新芽が出てくるので、全体のバランスを見ながら風通しがよくなるように剪定しましょう。
ただし、長年育ててると株元が木の幹のように木質化します。
木質化した部分からは新芽が出にくいので、観葉植物初心者の方は木質化した部分は避けて剪定してください。
剪定するときは、剪定ハサミで怪我をしないように手袋を付けて作業をすると安心です。
ポチップ
特に女性の方は、手を怪我すると危ないので気を付けてください。
コーヒーの木に発生するトラブルや病害虫
コーヒーの木の育て方において注意すべきトラブルや病害虫は、以下の通りです。
- 葉焼け
- 根腐れ
- ハダニ
- カイガラムシ など
葉焼け
真夏の直射日光に当たり続けると、葉焼けします。
部分的に当たっている場合は、強い直射日光が当たり続けている場所が茶色っぽくなることが多いです。変色した葉は元には戻らないので、見た目が悪い場合は綺麗な部分を残して思い切って剪定してください。
状態の良い葉だけを残して育てると、新しい葉を出してくれるでしょう。
根腐れ
コーヒーの木は、土が常に湿っている状態を嫌います。水のやりすぎは根腐れを引き起こしやすいです。
根腐れすると、土から腐乱臭を漂わせたり葉がぽろぽろと落ちて枯れたりするので気を付けてください。「根腐れしているかも」と思ったら、冬以外であれば植え替えをします。
冬の場合は、水やりをせずに土を乾燥させて、春に植え替え作業を行ってください。
根が完全に枯れてしまっている場合は、元気で若い枝を節が残るように10㎝ほどの長さで茎を切って挿し木して復活させましょう。
ハダニ
コーヒーの木は、空気が乾燥した環境ではハダニが付きやすいので注意してください。
ハダニはクモの一種であり、植物の葉に寄生する害虫です。植物の栄養を吸汁するため、コーヒーの木は多くの栄養を失い弱ってしまいます。
吸汁された部分は掠れたように色が薄くなり、見た目が悪くなるので注意してください。さらに、大発生する頃には植物に糸を巻き付けます。
糸を巻き付ける頃は、植物は枯れる寸前です。葉色が悪いと感じたら葉の裏を重点的によく観察してください。体長は1㎜にも満たないので、見つけることは難しいですが、小さな虫が付いている可能性があります。
乾燥した環境を好むので、こまめに葉水を与えたり加湿器で湿度を維持すると発生しにくいです。もしハダニが付いていることを確認できたら、ハダニに効果的な殺虫剤を使用して退治しましょう。
ポチップ
カイガラムシ
カイガラムシは、ハダニ同様に多くの植物に発生する吸汁性害虫です。
観葉植物以外にも多肉植物や果樹などにも発生します。さまざまな種類がいるため色や形に違いがありますが、いずれも貝殻を被ったような形をしており、ほとんど動きがありません。
大発生すると、徐々に植物は弱っていきます。カイガラムシは殺虫剤が効きにくいため、見つけ次第柔らかい布やブラシでこそぎ落とすとよいでしょう。
冬の1～3月の幼虫期は貝殻を被っていないので殺虫剤が効きやすいですが、より小さいので見つけにくいです。カイガラムシが発生すると、葉にすすが付いたようになる「すす病」を併発させることもあるので注意してください。
繁殖力も強いため、一度発生すると取り除くことに苦労するので、日当たりや風通しの良い場所で健康的に育てることが重要です。
コーヒーの木が枯れる原因と対処法
コーヒーの木が枯れる原因は以下の3つが考えられます。
- 寒さ
- 水のやりすぎ(やらなすぎ)
- 日当たり不足
それぞれ見ていきましょう。
コーヒーの木が「枯れる」を防ぐ育て方：寒さ
コーヒーの木は寒さに弱い植物です。
冬でも最低10℃以上はキープして育てることがポイント。
窓から離れた明るい場所で、暖房の風が直接当たらないようにしてください。
暖房の風が当たり続けると、急激に乾燥して枯れる恐れがあるためです。
水やりや葉水は、気温がしっかり上がったタイミングで行います。
暖房を消した後や夜に水やりをすると、湿った土や植物が一気に冷え込んで傷むので気を付けましょう。
冬は葉水を行いながら乾燥気味に育てることが重要です。
コーヒーの木が「枯れる」を防ぐ育て方：水のやりすぎ(やらなすぎ)
コーヒーの木は、土が常に湿っていたり水やり後に受け皿に水が溜まっていたりする状態が苦手です。
常に土が湿っている場合は、根腐れする可能性があるので注意してください。
水やりは鉢底から流れるくらいしっかり行いますが、受け皿に溜まった水はこまめに捨てることが重要です。
受け皿に溜まった水を捨てるのが面倒だからと言って、中途半端な水やりを行うと、新鮮な酸素や水が根に行き渡らない可能性が高いです。
結果的に、水をやっているのに「なぜか枯れた」となるので注意しましょう。
乾燥に強いとはいえ、水をまったくやらなければ枯れます。
土の乾燥具合をチェックしながら水やりしてください。
バークチップやクルミなどでマルチングしていると、つい土の乾燥具合のチェックを怠ります。
その場合は、先ほど紹介した「サスティー」を活用すると便利です。
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コーヒーの木が「枯れる」を防ぐ育て方：日当たり不足
コーヒーの木は幼木の時だけ耐陰性がある植物です。
とはいえ、幼木でも日差しが全く入らず蛍光灯の明るさもない場所では育ちません。
日差しの入る窓際で管理してください。
ただし、暗い場所から急に直射日光に当たる場所に移動すると葉焼けしてしまうので、レースカーテンで和らげた光に当てましょう。
もし極端に葉が黄色くなってポロポロ落ちたり、枝が徒長したりしたら剪定します。
明るい場所に置いておくと、剪定した枝のすぐ下から脇芽が発生して葉が茂ってくるので安心してください。
大株になって葉が増えると、埃が葉に付着することもあるので、葉水をしたり屋外でシャワーしたりして洗い流すと、光合成も効率的に行うことができます。
コーヒーの木初心者からよくある質問
ここでは、コーヒーの木を初めて育てる方からよくある質問にお答えします。
- ダイソーのコーヒーの木でもちゃんと育つ？
- コーヒーの木は初心者にとって難しい？
- コーヒーの木がひょろひょろに育つのはどうして？
それぞれ見ていきましょう。
ダイソーのコーヒーの木でもちゃんと育つ？
ダイソーのコーヒーの木でもちゃんと育ちます。
ただし、購入したらすぐに植え替えることをおすすめします。
なぜなら、ダイソーは園芸店ではないため、管理が上手くできていないためです。
水をやり過ぎてコバエが飛んでいたり、水やりをしておらず土がカラカラになっていたりします。
さらに、植えられている土の状態が悪い場合が多いので、すぐに新しい土に植え替えましょう。
植え替え時期は、生育期の5月～10月。
冬に購入した場合は、根鉢が崩れないように植え替えます。
本来であれば、冬は植え替えない方がよいのですが、ダイソー等の100均一で購入した植物は慎重に植え替えした方がよいです。
それほど、土がよくありません。
植え替える土は、観葉植物用の土に植え替えて、その後は上記の方法で育ててください。
コーヒーの木は初心者にとって難しい？
コーヒーの木は初心者にとって難しくありません。
ただし、ある程度育っているコーヒーの木を選びましょう。
葉が10枚ほどある株であれば十分です。
コーヒーの木は、その可愛らしさからインテリアに人気のある観葉植物。
観葉植物初心者にも人気があるため、発芽させたばかりの双葉が開いた直後のような商品もあります。
このような、赤ちゃん状態のコーヒーの木は初心者では難しいかもしれません。
水やり加減や環境の変化ですぐに枯れる可能性が高いです。
コーヒーの木自体は、初心者にも育てやすい植物ですが、枝葉が育っていてがっしりした株を選ぶとよいでしょう。
たなーの友人は、おしゃれなガラス容器から新芽を出したばかりのような小さなコーヒーの木を購入して、枯らしていました。。。。
コーヒーの木がひょろひょろに育つのはどうして？
コーヒーの木がひょろひょろに育つのは、「日当たり不足」「水のやりすぎ」が考えられます。
幼いコーヒーの木には耐陰性がありますが、本来は日当たりを好む植物です。
そのため、幼木であれ大株であれ日当たりのよい場所で育てることが重要。
日陰では、枝は間延びしてひょろひょろに育ちます。
また、水をやり過ぎている場合も、コーヒーの木はひょろひょろになりやすいです。
特に、夜に水やりすると間延びしやすくなります。
植物は夜に最も枝や幹を伸長させるので、そのタイミングで土が湿っているとぐんぐん吸水して枝や幹を伸ばす傾向にあり、結果的に間延び状態に。
もし、コーヒーの木がひょろひょろに育った場合は、生育期の5月～9月で剪定して日当たりのよい窓際に置いてください。
枝や幹から新芽を出して、その後はそのまま日当たりのよい場所で育てて、夜は水をやらないようにしてください。
ただし、あまりにも土がカラカラな場合は、夜でも水やりはした方がよいです。
観葉植物の購入は通販もアリ
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まとめ
最後に
いかがでしたでしょうか。
コーヒーの木の育て方について紹介させていただきました。
コーヒーの木は、おしゃれなカフェや雑誌などにも登場するため人気があります。
観葉植物初心者の方で、お部屋をおしゃれにしたい方やグリーンに癒されたい方は、コーヒーの木がおすすめです。
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