こんにちは。
たなーです。
観葉植物としても人気のあるコーヒーの木。園芸シーズンの春や秋に雑貨店や園芸店、100円均一のお店で見かけます。
コーヒーの木は、日陰や乾燥にも強いため育てやすい植物。葉もかわいく綺麗な緑なので、インテリアグリーンとしても人気があります。
観葉植物として流通しているコーヒーの木は、熱帯地域のエチオピア原産のアラビカ種がほとんどです。
熱帯地域原産なので、育てていると。。。
冬になったら、葉っぱが落ちてきたけど、どうして?大丈夫なの?
コーヒーの木を育てていると、最初の冬の季節に葉が枯れて落ちてしまうこともあるでしょう。コーヒーの木を枯らさない育て方を見直すとともに、葉が枯れ落ちる原因を突き止めることが重要です。
そこで、
コーヒーの木の葉が落ちる原因
コーヒーの木の葉が落ちる原因は、以下の5つです。
- 寒さ
- 水のやりすぎ(やらなすぎ)
- 冬の肥料
- 日当たり不足
- 冷暖房の直風
それぞれ詳しく見ていきましょう。
コーヒーの木の葉が落ちる原因|寒さ
コーヒーの木は熱帯地域原産の植物。観葉植物として流通するアラビカ種は、エチオピア原産です。
国土交通省の気象庁のデータによると、エチオピアの月平均気温は最高で19度℃前後、最低で15℃前後。
コーヒーの木は気温が15℃以下になると生長が緩慢になり始め、5℃以下になると枯れます。
沖縄を除けば、日本の冬は5℃以下を下回ることがほとんど。コーヒーの木にとって日本の冬は生育が難しい季節です。そのため、15℃を下回る寒さに当たり続けると葉が落ちてしまいます。
コーヒーの木の葉が落ちる原因|水のやりすぎ(やらなすぎ)
生育期である春~夏は、ぐんぐんと幹を伸ばし葉を広げるため、水をしっかりと吸収します。しかし、土が常に湿っていると、根腐れによって葉が落ちることも。
また水やりしなければ、土から水を吸収できません。水がなければ植物は生育することができず、葉がポロポロ落ちる原因になります。
気温が下がる秋以降は、生育が緩慢になるので土が乾きにくくなるので、水のやりすぎに注意が必要です。土が常に湿っていることがないようにしてください。
常に湿っている場合は、根腐れを起こす可能性が高いです。
コーヒーの木の葉が落ちる原因|冬の肥料
日当たりや水やりに問題がないにもかかわらず、冬に葉が落ちる場合は肥料が原因かもしれません。
コーヒーの木は冬に生育が緩慢になるため、肥料分をあまり必要としません。冬にも液肥を与えたり置き肥を置いていたりすると、土の中で肥料分が溜まります。
過剰な肥料は根傷みを引き起こし、葉が落ちる原因になるので注意してください。
コーヒーの木の葉が落ちる原因|日当たり不足
コーヒーの木は耐陰性(日陰に強い性質)がありますが、全く光が当たらないところだと葉が色あせて、枯れていきます。
色あせて枯れた葉はポロポロと落ちてくるので注意してください。また、コーヒーの木の耐陰性は成木になるほど失われます。
小さなコーヒーの木であれば、室内の明るい場所でも育ちやすいです。しかし実が付く基準となる150㎝ほどまで大きくなった場合は、ほとんど耐陰性はありません。
大きくなった状態で暗い場所に置くと、葉が落ちやすいいので気を付けましょう。
コーヒーの木の葉が落ちる原因|冷暖房の直風
植物に直接風が当たり続けると、葉や土の乾燥が激しく枯れてしまう原因になります。
特にクーラーの風は冷房暖房どちらも乾燥しています。直接当たり続けると、コーヒーの木は水分を失い葉が落ちるので気を付けてください。
原因が分かったところで、その対処法についてお伝えしますね。
コーヒーの木の葉が落ちる原因の対処方法
コーヒーの木の葉が落ちる原因の対処方法について紹介します。
- 寒さを当てない工夫をする
- 季節に合った水やりをする
- 冬に肥料を与えない
- 日当たりの良い場所に置く
- 冷暖房の直風に当てない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
葉が落ちる対処法|寒さを当てない工夫をする
コーヒーの木は寒さに弱い植物なので、屋外で育てている方は気温が下がり始める秋に室内に移動させます。最低気温が15℃を下回り始めたら室内に移動させると安心です。
もし暖房の付いていない部屋に置く場合や、就寝時間に暖房を切る場合は、以下の3つの方法もおすすめ。
- 根が冷えないように鉢を二重にしたり梱包材のプチプチで鉢を包む
- 暖房を切る夜は、段ボールや発泡スチロール箱などを被せて冷機から守る
- 朝晩は窓際から離す
葉が落ちる対処法|季節に合った水やりをする
生育期の春~夏にかけては、土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいにたっぷり水やりをします。気温が下がり始める秋からは水やりを徐々に控えて、冬は土が乾いて2~3日後に水やりしてください。
特に冬の水やりは、室内の温度が十分に上がったタイミングで行います。気温が下がるまたは下がっているタイミングで水やりすると、根を冷やす原因になり調子を崩して葉が落ちやすくなります。
もし根腐れしている場合は、生育期に新しい土と鉢で植え替えしてください。
水やりの頻度が掴めない場合は、パッと一目で水やりタイミングがわかるサスティーを使うと便利です。
葉が落ちる対処方法|冬に肥料を与えない
生育が緩慢になる冬に肥料を与えないことが重要です。
鉢の土の上に置いている肥料は取り除きましょう。液肥も与えません。土の中に混ぜ込んでいる元肥は、冬には栄養分がなくなっていることがほとんどなので心配いりません。
対処方法|日当たりの良い場所に置く
一年を通して、日当たりの良い場所に置いてください。真夏はレースカーテン越しの光や明るい日陰で育てるとよいでしょう。
冬は生育が緩慢になるとは言え、生育はしています。冬も暖かい時間帯は窓際に置く工夫をすると冬越ししやすいです。
コーヒーの木は大きくなるほど耐陰性が失われるため、大きい株ほど日当たりの良い場所で管理してください。もし日当たりの良い場所に置けない場合は、植物育成LEDを使うと安心です。
対処方法|冷暖房の直風に当てない
コーヒーの木を一年中室内で育てる場合は、冷暖房の直風が当たらないように気を付けます。基本的な置き場所が冷暖房が当たらないかどうか確認してください。
もし当たる場合は、当たらない明るい場所に移動させたり、当たらないようにパーテーションや板で風よけをしたりするとよいでしょう。
最後に
いかがでしょうか。
人気のコーヒーの木の葉が落ちる原因とその対処方法についてお話させていただきました。
コーヒーの木はおしゃれで育てやすい植物なので、インテリアグリーンとして楽しんでいる方も多いと思います。しかし、葉が落ちて枯れると残念な気持ちになってしまいます。
コーヒーの木を育て始めて、最初の冬が葉が落ちやすいタイミング。今回の記事で紹介した原因に注意しながら育ててください。
もし葉っぱがポロポロと落ちてしまった場合、枝がしっかりしていれば春暖かくなり始めたら葉が出てくるので安心してください。暖かくなったタイミングで植え替えたり植物活力剤であるメネデールやHB101などを与えたりすると芽吹きがよくなります。
根が傷んでいる可能性が高いので、肥料よりも活力剤をお勧めします。
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