こんにちは。
たなーです。
冬を彩る鉢花にシクラメンがありますね。近年では赤や白だけでなく、黄色や紫、香りのあるのものまで品種が豊富です。
シクラメンはご自宅用に購入することやプレゼントでいただくこともあると思います。来年も楽しみたいと思っても、「夏に腐らせちゃった。。。」といった経験ありませんか?
夏越しさせるには球根や株の状態を見極めて、適切な夏越しをさせることがポイントです。
今回は、
シクラメンはコツさえ掴めば、上手に夏越しができます。夏越しした株はより大きく育っているので、より高いパフォーマンスで花を咲かせてくれますよ。
シクラメン夏越し方法1:休眠法(6月~8月)
シクラメンの夏越しには休眠させる方法があります。休眠法について見ていきましょう。
休眠させて夏越しさせる
球根が傷んでないのに葉の黄変が止まらず、葉数が減ってしまった場合は、休眠させて夏越しをさせます。普通鉢、底面給水鉢ともに同様です。
シクラメンの葉がすべて枯れると、休眠に入ります。涼しくなった秋になると、葉1枚が出るところから始まるので開花はやや遅くなります。
それでもシクラメンが苦手とする高温多湿時期にかかる手間が、少ない点はメリット。初心者や夏休みの旅行や帰省がある方にはお勧めの夏越し方法です。
休眠法のポイント
水やりは一気にストップさせ断水させてください。葉が完全に枯れたら、9月まで風通しの良い日陰に置いておきます。
ただし、雨やほかの植物への水やりの際に水がかかると、球根が腐ることがあります。蒸らさないように注意しましょう。
原種シクラメンを種から育てている方は、株が小さいうちは夏でも土の表面が湿るくらいに水やりしてください。小さな株は夏を超えるほどのエネルギーを蓄えていないため、断水すると球根が干からびて枯れてしまうことがあります。
シクラメンの夏越し方法2:非休眠法(6月~8月)
シクラメンの夏越し方法は休眠させるだけではありません。休眠させずに夏越しさせる方法もあります。
休眠させず夏越しさせる
25℃以上の気温になっても、葉数が10枚以上残っていれば、株に力がある証拠。休眠させずに夏越しが可能です。
休眠させずに夏越しさせるメリットは、休眠法に比べ生育が早く花が早くに咲きやすいこと。葉が付いている状態で夏越しさせるので、夏でもわずかに成長します。
そして秋に涼しくなった際に、葉がないシクラメン球根よりも多く光合成できるので、その後の成長がよくなりやすいです。初夏に日照不足などで徒長させてしまった株でも、葉が10枚以上残っていれば、休眠させずに夏越し可能です。
普通鉢、底面給水鉢ともに同様です。
非休眠のポイント
とにかく風通しがよく涼しい場所を選んで蒸れさせないことが大切です。乾かし気味に管理しましょう。
鉢の間隔は広めにとって、風通しを良くすることも重要です。鉢底が蒸れないように、すのこやブロックを敷いて、風を通してください。
シクラメンの夏越し語の管理
シクラメンが夏越しした後の管理方法を、休眠法と非休眠法に分けて解説します。
休眠させて夏越しさせた場合
8月下旬ごろから、新葉が展開します。水やりと施肥を徐々に開始して、まず非休眠株と同様の管理に移行させます。
9月中旬ぐらいから、次々と新葉が出てきたら、通常の管理を行いましょう。
普通鉢、底面給水鉢ともに同様です。
休眠させず夏越しさせた場合
休眠させて夏越しさせた株と同様、8月下旬ごろに球根から新葉が出始めます。9月中旬までは夏越し中と同じ管理を続けましょう。
乾かしすぎないように、また蒸れないように慎重に管理します。
普通鉢、底面給水鉢ともに同様です。
休眠させずに夏越しさせている最中に、葉が黄変していき葉がすべて枯れてしまった場合は、その時点から休眠させたほうが良いでしょう。
夏越しできないシクラメンのサインは?
夏越しできないシクラメンのサインは以下の通りです。
- 球根が柔らかくなっている
- カビが生えていたり腐っていたりする
- 鉢土が乾いていないのに葉や茎がしおれている
上記の症状が見られるシクラメンは、根腐れや球根腐れ、または病気の可能性が高く、夏を乗り越える力がありません。残念ですが極端に弱っているシクラメンの夏越しは難しいでしょう。
まとめ
最後に
いかがでしたでしょうか。
「綺麗に咲いたシクラメンを、また綺麗に咲かせたい」と思う方は多いのではないでしょうか。そのためにはシクラメンが苦手とする高温多湿の夏を越さなければなりません。
初心者には、休眠法で水を与えず球根を腐らせないようにする方法おすすめです。秋涼しくなって新しい葉が出てくれば、その後の成長はとても速いので、ぜひシクラメンの夏越しさせて綺麗な花を楽しんでください。
シクラメンを育てている方や育てたいと思っている方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
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