【もみじの葉が枯れるを解決】5つの原因と対処法について解説します

【もみじの葉が枯れるを解決】5つの原因と対処法について解説します 植木
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こんにちは。

たなーです。

夏が終わり、お昼の気温も落ち着き始めると秋を感じますね。秋は多くの落葉樹にとって紅葉の季節。

その最たるものとして、もみじを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、美しいもみじの紅葉を楽しむ前に、葉がチリチリに枯れた経験はありませんか?

そこで、

今回はもみじの葉が枯れる5つの原因と対処法についてお話しします。
たなー
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一年を通して四季を感じられるもみじは人気の植木です。盆栽としても人気で、育てている方も多いのではないでしょうか。葉が枯れて落ちたり葉先だけが枯れる原因や対処法について見ていきましょう。

もみじの葉が枯れる原因

もみじの葉が枯れる原因

結論から言うと、もみじの葉が枯れる原因は以下の5つです。

  1. 直射日光に当たりすぎている
  2. 水不足
  3. 病害虫
  4. 環境(暑さ・風当り)
  5. 剪定時期

それでは、その理由についてお話しします。

もみじの葉が枯れる原因1:直射日光に当たりすぎている

もみじは日光を好む植物ではありますが、1日中直射日光に当たると葉焼けしやすい植物です。

そのため、半日陰のような場所を好みます。紅葉狩りなどに行ったことがある方は、もみじは山の谷間や半日ほどの日当たりしかない渓流地に多く自生していることに気づきませんか?

もみじの観光スポットに訪れたことがなくても、日当たりのよい野原などで育っているイメージはあまり湧かないでしょう。つまり、もみじは半日程度の日光が差し込む環境がベストポジション。

シンボルツリーとして人気があるので、多くの方はアイキャッチになるようなお庭の真ん中や玄関入り口に植えがちです。その場所が一年間ずっと日当たりのよい場所であればあるほど、もみじの葉が枯れやすくなります

もみじの葉が枯れる原因2:水不足

上記でもお話ししましたが、もみじは渓流地などに多く自生しています。つまり、自然の中では土から存分に吸水できる環境です。

もみじは水をとても好みますが、鉢植えと地植えで注意点があります。鉢植えの場合は、常に土が濡れていると根腐れの危険があるので、水のやりすぎや受け皿に水を溜めることには注意してください。

地植えの場合は、「地植えだから水やり不要」と思って自然の雨に任せていると、水不足で葉が落ちる原因に。自生地では豊富な水源が近くにあるので問題ありませんが、お家の庭では水やりをしなければ水不足になります。

一度水不足を経験すると、時間が経ってから葉先だけが茶色くなることもあるので気を付けてください。

もみじの葉が枯れる原因3:病害虫

もみじに発生しやすい病害虫は、以下の2つ。

  1. うどんこ病
  2. カミキリムシの幼虫(テッポウムシ)

うどんこ病とは、糸状菌と言われるカビの一種。葉に白い斑点が発生します。高温乾燥期に発生しやすく、症状が悪化すると葉が縮れたり光合成できなくなったりして葉が枯れる原因に。

害虫としては、カミキリムシの幼虫(テッポウムシ)が発生します。大木であるほど発生しやすく、幹の中を食い荒らして枯らしてしまう原因です。

幹から木くずが出ている場合は、まずカミキリムシの幼虫を疑ってください。もみじに限らず庭木から木くずが出ているのを、見かけたことがありませんか?

処置が遅れるほど、もみじが枯れる可能性が高くなるので注意しましょう。

もみじが枯れる原因4:環境

もみじは寒さには非常に強い植物ですが、そのほかの急激な環境変化には弱い特徴があります。特に暑さや風当りに注意が必要です。

自生地は山の谷間で川が流れているため、夏でも比較的涼しく風も穏やかな環境。そのため、低地や盆地のような環境は気温が高すぎる場合があります。

一日中日当たりが良いほど、もみじを育てている場所の温度は上昇するでしょう。高温であればあるほど、葉焼けしやすくなり枯れる原因になります。

さらに、周囲に何もない吹きっ晒しの場所の場合、風が当たりすぎて葉から水分が抜けて葉先から枯れていきます。4~5月は空気が乾燥して強風が吹きやすい時期です。

この強風に当たり続けると、5~6月に急に葉が枯れだすことがあります。5~6月に葉が枯れることで悩んでいる方は、風が当たりすぎている可能性が高いです。

もみじの葉が枯れる原因5:剪定時期

もみじの剪定時期は、落葉後の12~2月。この時期以外、特に春夏の剪定はもみじが枯れる原因になります。

すでに枯れた枝を取り除く程度であれば問題ありません。しかし、春夏に生きている枝を剪定すると、剪定した箇所から枯れこみやすい特徴があります。

太い枝であればあるほど、幹が枯れる可能性が高くダメージが強いです。剪定直後は問題なくとも、数か月経って枯れ始めることもあるので注意してください。

もみじの葉が枯れる原因は分かったけど、結局どうすればいいの???

たなー
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それでは、それぞれの対処法についてお話しします。

もみじの葉が枯れるときの対処法

もみじの葉が枯れるときの対処法

それぞれの主な対処法は以下の通りです。

  1. 直射日光の対処法:半日陰の環境に移動したり、その環境を作る
  2. 水不足の対処法:地植え鉢植えともに水やりをしっかり与える
  3. 病害虫の対処法:予防を前提として、発生したときは殺虫殺菌剤を使用する
  4. 環境への対処法:移動したり、周囲に遮蔽物となる木を植えたりエクステリアを配置したりする
  5. 剪定時期の対処法:剪定適期以外の剪定は控える

それでは、詳しくお話しします。

もみじの葉が枯れる対処法1:直射日光

鉢植えの場合は、半日陰になるような場所に移動したり寒冷紗などを利用したりして直射日光を弱めたりしてください。それだけでも葉が枯れる可能性が、グッと低くなるでしょう。

しかし、地植えの場合はそうも簡単にいきません。本来であれば、植栽計画をしっかり立てて一年を通して半日陰や西日の当たらない環境に植える必要があります。

植えて間もなければ、休眠期の12~2月に植え替えて場所を移すことも可能。とはいえ、移動させる場所がなかったり大きかったりする場合は植え替えは難しいですよね。

その場合は、もみじの周囲にエクステリアを置いたりや新たに植樹したりして、日陰を作りだすと良いでしょう。冬の剪定時期に、周囲の日陰に入るように剪定してもよいかもしれません。

もみじの葉が枯れる対処法2:水不足

鉢植えは土が乾燥しやすいので、特に日頃から土の乾燥具合を確認して水やりをしましょう。夏は朝晩の2回、冬も土が乾燥しないようにお昼の暖かい時間に水やりをしてください。

夏の水やり時は葉水をすると、病害虫予防や水の気化現象により周囲の温度も下げることができます。

たなー
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鉢植えで土の乾き具合がわからない場合は、こちらのサスティーがおすすめ。パッと一目で土の乾燥具合がわかります。また、葉水におすすめの霧吹きは以下のリンクで紹介してます。

地植えの場合でも、生育期は土の乾き具合を見てしっかりと水やりする必要があります。もみじの大きさによりますが、1Lのじょうろで水をやるくらいでは全く足りませんので注意してください。

ホースのシャワーで葉水も兼ねて、もみじ全体に散水しながら根元の土に水たまりがしっかりできるように水やりします。鉢植え同様に、夏は早朝と夕方に2回水やりしましょう。

水切れに気づいてすぐに水やりをすれば、状態がもとに戻って安心しますが、根の傷みは残ります。その根の傷みが葉先が茶色く枯れる症状につながるので、水切れには注意してください。

もみじの葉が枯れる対処法3:病害虫

うどんこ病は高温乾燥期に発生しやすい病気です。つまり、半日陰や風通しを確保した涼しい環境で葉水を行いつつ管理することで予防が可能。

もしうどんこ病になった場合は、殺菌剤を使用して対処します。

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たなー
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たなーおすすめのベニカxネクストスプレーは樹木類のうどんこ病にも効果的です。ベニカxネクストスプレーが気になる方は以下を参考に。


たなー
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庭木の大きなもみじには、噴霧器をしようすると消毒の負担が少ないです。その場合は、樹木のうどんこ病に適用のあるモレスタン水和剤を使用すると良いでしょう。

害虫であるカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)被害を抑えるためには、カミキリムシ自体を見つけたら捕殺してください。と言っても、いつの間にか卵を産み付けられていることがほとんど。

もみじの幹から木くずが出ていたら、幹の中にカミキリムシ(テッポウムシ)がいる証拠です。直ちに殺虫剤で対処しましょう。

たなー
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テッポウムシには園芸用キンチョールEがおすすめ。木くずの出ている穴に特殊なノズルを差し込み、多方向へ噴霧が可能です。たなーも園芸店時代に多用してました(笑)

もみじの葉が枯れる対処法4:環境

もみじは暑さと風当たりの強い環境を苦手とします。本来であれば、植え付け前に植栽計画をしっかり立てて植えることがポイントです。

しかし、地球温暖化の影響で環境は常に変化しており特に気温が上昇しているので、夏の高温は避けることが難しいのは事実。それでも、鉢植えであれば移動して直射日光を避けたり、葉水で周囲の温度を下げるなどの工夫を行いましょう。

地植えの場合は、周囲にエクステリアを置いたり植樹をしたりすることで日陰を作ってください。風当たりも日陰を作ること同様に、遮蔽物を置いたり鉢を移動したりして強風に当たらないようにすることが重要です。

もみじの葉が枯れる対処法5:剪定

もみじの剪定時期は落葉後の12~2月の冬です。その期間以外は、なるべく剪定はしないようにしましょう。

さらに、冬の剪定でも気を付けることが2点があります。

  1. 晴れた日に行うこと
  2. 剪定後は癒合剤を使用すること

雨が降っている日は、湿度が高く菌の活動が活発です。湿度の高い春から秋ほどではないですが、乾燥した冬でも気を付けたほうが良いでしょう。

剪定直後は、人間でいうと怪我をした直後。植物によっては、樹液が出ます。人間と変わりません。そのままにしておくと、傷口から菌が入り込み枯れこむことも。

そのため、剪定した後は傷口を塞ぐ癒合剤を使用しましょう。

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たなー
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トップジンMペーストは、殺菌効果のある癒合剤なのでおすすめ。こちらも園芸店時代に、樹木の剪定からバラの剪定まで何度も使用してました(笑)

もみじの葉が落ちる5つの原因と対処法についてお話しさせていただきました。

それでも、「原因が当てはまらなくて困っている」「私には対処が難しい」と思う方もいるはず。そんな場合は、専門の植木屋さんなどに相談してみましょう。

もみじ以外にも庭木の管理に困ったら

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もみじなどの植木や庭木は大きければ大きいほど、お手入れが難しく初心者にとっては不安ですよね。

調べたけど、やっぱり専門家に相談したいかも。

原因は分かったけど、剪定の仕方がわからないんだけど。。?

そんな時は、以下のようなサービスを使用して相談・見積りをしてみることおすすめします。

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たなー
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剪定に困ったときは、剪定110番。24時間365日受付で、無料現調査をしてくれます(一部エリアによっては、見積もりに金額発生あり)。



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たなー
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剪定だけでなく、植え替えや消毒、芝生の手入れまで様々なお庭仕事ならお庭マスター。イングリッシュガーデンから日本庭園まで。24時間対応受付です。


相談・見積りは複数の業者を利用することがポイント。
よく利用する園芸店に相談するだけでなく、大事な庭木であればあるほど複数の専門家に相談・見積りを取りましょう。

対応や金額に納得し、信頼できる方に作業してもらいたいですね。

まとめ

まとめ

もみじの葉が落ちる5つ原因は「直射日光」「水不足」「病害虫」「環境」「剪定」です。
対処法は、「半日陰」「水やりたっぷり」「予防と殺虫殺菌」「植樹や遮蔽物を利用」「適切な時期に剪定」がポイント。
困ったときは、剪定やお庭のお手入れ専門業者に相談・見積をしよう。

最後に

最後に

いかがでしたでしょうか?

もみじの葉が落ちる5つの原因と対処法についてお話しさせていただきました。

このテーマについては、実はTwitterで少しお話しさせていただいていました。

うれしいことにコメントやリツイートがあったので、ブログでもう少し掘り下げてみましたが、お悩みの解決に繋がれば幸いです。

ちなみに、Twitterでの写真は数年前に、たなーが佐賀県唐津市の環境芸術の森に訪れた際の写真になります。紅葉が非常に美しい場所なので、お近くに立ち寄る際には訪れてみてはいかがでしょうか。

公式HP:環境芸術の森

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それでは、もみじを元気に育てて良きグリーンライフを過ごしましょう。

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