こんにちは。
たなーです。
今回は人気のスミレ紹介、第3弾です。
前回、前々回のおすすめのスミレについては、こちら。


というわけで、
それでは順を追ってお話ししましょう。
パルマスミレおすすめ2品種
パルマスミレはニオイスミレと間違えられますが、学名が違い、性質や香りも異なる植物です。
パルマスミレの学名は、「Viola suavis」
ニオイスミレの学名は、「Viola odorata」
それでは、早速おすすめのパルマスミレを2品種ご紹介します。
1:パルマスミレ‘オーロラ’
香りのあるポンポンとした紫色の八重咲き花を咲かせます。
パルマスミレ‘オーロラ’は、パルマスミレの八重咲き園芸品種。
基本的にはパルマスミレは芳香性が強く、比較的大きな八重咲きの花です。
ヨーロッパでは、花を加工して砂糖菓子や香水、ポプリなどによく使用されるとのこと。
そのため、「花は見たことないけど、香水として知っている」という女性も多いのではないでしょうか。
パルマスミレ‘オーロラ’はやや寒さに弱いため、地植えよりも鉢植えとして育てましょう。
開花期は1~4月。
2:パルマスミレ‘スワンリーホワイト’
香りのある純白八重咲きのパルマスミレです。
名前の通り、白鳥を想わせるような白さと可憐さを持ちます。
紫色のパルマスミレ‘オーロラ’と一緒に植えることで、より華やかにお互いを引き立てるでしょう。
性質は、通常のパルマスミレ同様にやや寒さに弱い傾向があるので、鉢植え向きです。
開花期は1~4月。

パルマスミレの開花期は、白紫ともに1~4月。人気のある芳香スミレなので、園芸店でも比較的手に入りやすいと言えます。ネットでは、10月8日現在では予約販売もされていないので、12月くらいになるとネットでも手に入るかもしれません。ネット販売が始まりましたら、改めてリンクを設置したいと思います。
おすすめニオイスミレ3品種
パルマスミレは主に前述の紫と白の2品種になりますが、ニオイスミレは様々な花色があります。
その中でも、おすすめの3品種を紹介したいと思います。
1:ニオイスミレ‘ジャックサンプソン’
甘い香りが魅力的なピンク系のニオイスミレ。
華やかなピンクというよりも、シックな大人っぽいピンク色の小さな花を咲かせます。
常緑性の宿根草。
日当たりを好みますが、夏は半日陰の涼しい場所で管理しましょう。
秋からの閉鎖花(花が開かない蕾)を早めに摘み取っておくと、次々に蕾が付いて翌春まで咲き続けます。
開花期は11~4月。
2:ニオイスミレ‘コルンバイン’
香りの強い薄紫色のニオイスミレ。
日当たりのよい屋外で育てますが、夏は半日陰の涼しい場所に。
地植えよりも鉢植え向きで、寄せ植えにもおすすめです。
気温が高いと花が咲かなくなるので、開花中は暖房のついた部屋には入れないように気を付けましょう。
室内で楽しみたい場合は、咲いた花を摘み取り小瓶に生けるとお部屋で甘い香りと共に楽しめます。
開花期は11~4月。
3:ニオイスミレ‘アニー’
珍しいカーマイン(暗赤色系)のニオイスミレです。
ピンクとも赤とも言えない絶妙な色合いが、とても美しく人気があります。
他のニオイスミレよりもやや小ぶりな花です。
性質も他ニオイスミレにやや劣るものの、暑さと水切れを経験させなければしっかりと育ちます。
緑葉にピンク~赤のニュアンスカラーの花は、小さいながらも非常に映えるので1輪の美しさをじっくり楽しむことのできる品種。
開花期は11~4月。
パルマスミレ・ニオイスミレの特徴
どちらも地中海地方原産です。
しかし、パルマスミレは発見されたのがイタリアのパルマであって、本来は北アフリカが原産ではないかとの説も。
ニオイスミレは古くからヨーロッパを中心に品種改良が盛んで、次々と色鮮やかな品種が生まれています。
花の少ない年明けから春まで長く楽しむことができ、葉も一年を通して常緑です。
名前の通り素晴らしい香りを持つものが多いスミレになります。
パルマスミレをニオイスミレの八重咲きとして紹介されることがありますが、学名が違うスミレ科の植物です。
育て方に大きな違いはありませんが、この機会に正しく覚えておきましょう。
まとめ
最後に
いかがでしたでしょうか。
スミレの中でも、人気のあるパルマスミレとニオイスミレのおすすめを紹介させていただきました。
意外とパルマスミレは、ニオイスミレの八重咲品種と思っている方も多かったのではないでしょうか。
実は違う植物だったことに驚きますよね。
パルマスミレは、香りがよくかわいい八重咲きなので園芸店でも早春に花付きで販売されていることが多いです。
地植えには不向きですが、寄せ植えにもでき花は垂れ気味で楽しめます。
鉢の縁に沿わせたり、ウォールプランターで楽しんだりすると素敵ですね。
パルマスミレに比べるとニオイスミレは若干手に入りにくいですが、花苗よりも山野草苗として並べられることも。
気になる方は、ぜひ山野草コーナーもチェックしてみてください。
それでは、かわいい花と甘い香りを楽しめるスミレを育てて良きグリーンライフを過ごしましょう。
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