【ギャザリング】アート水苔とは?多肉植物に使うときのメリット・デメリット

【ギャザリング】アート水苔って何?多肉植物に使うときのメリット・デメリット 植物資材
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こんにちは。

たなーです。

ぷっくりした姿で人気の多肉植物を育てている方は多いと思います。かわいい多肉植物を集めて、ぎゅっとまとめて植えたらもっと可愛くなること間違いなしです。

多肉植物を寄せ植えは多肉植物用の土に植えたり、挿し木して根付くの待ったり、粘着力のある土「ネルソル」を使ったりすることが多いのではないでしょうか。

しかし、

  • 土だとすぐ成長して形が崩れる
  • 挿し木は時間がかかるし一部分が根付かず枯れたら間抜け状態になる
  • ネルソルは一度乾くと土が固くなり水が浸透しにくい、挿した部分からぽろぽろと落ちてしまう

と悩んでいる方も多いかもしれません。

「もっと簡単に長く楽しめるかわいい寄せ植え作れないのかな」と思いませんか?

そこで今回紹介するのは、

多肉植物の寄せ植えに便利な「アート水苔」です。
たなー
たなー

たなーも実際に使っているアート水苔。実は多肉以外にもいろいろな植物や場面に使えて便利です。ぜひチェックしてみてください。

アート水苔とは

アート水苔とは

アート水苔

アート水苔とはアクリル製の人工水苔です。

特徴は以下の4つ。

  1. ふわふわと柔らかい
  2. 汚れが付きにくい
  3. 保水性がある
  4. 手で切れる

もともとは富貴蘭の根巻用の長尺水苔の代用品として、綿糸と和紙で作られた糸です。しかし今では富貴蘭以外への使用も考えて作られています。

つまりアート水苔とは、富貴蘭の根巻用水苔が進化した糸です。ギャザリングと呼ばれる寄せ植え技術に使用されることが多いため、「ギャザリング用アート水苔」「ギャザリングアート水苔」とも呼ばれます。

アート水苔は、綿糸と和紙で作られていたものからアクリル製になったことで腐食もしません。

アート水苔のカラーバリエーション

アート水苔のカラーバリエーション

アート水苔は、現在は緑・茶色・白の3色を多く見かけます。以前は赤や黒、ピンク、白、紫などカラフルな色合いが多くありました。

もしかすると在庫としてカラフルなアート水苔を販売している花屋さんは探したらあるのかもしれません。

たなー
たなー

たなーが持っているピンク色は、平田ナーセリーでの在庫分を購入したものです。

緑色のアート水苔

どの植物にも色の相性がよく、自然に見えます。またアート水苔は柔らかく丈夫なヒモとしても使えるので、誘引する場合は、緑色は植物の葉色と馴染んで目立ちません。

茶色のアート水苔

茶色のアート水苔は、富貴蘭をはじめとした蘭に使用する乾燥水苔と似た色合いです。緑色同様にどの植物とも相性がよく自然に見えます。

使用する多肉植物の色合いに合わせて変えてみるのも面白いかもしれません。

白色のアート水苔

白色のアート水苔は清潔感や爽やかな印象を与えます。グリーンの濃い多肉植物や観葉植物に使用するときにぴったりのアート水苔です。

アート水苔を使うメリット

アート水苔を使うメリット

メリットは以下の4つ。

  1. 完全無菌
  2. 寄せ植えの作り直しがしやすい
  3. 再利用できる
  4. カラス容器やワイヤー容器に使える

完全無菌

アクリル製の人工水苔なので完全無菌です。アート水苔単品で寄せ植えを作ることができ、育てられます。

室内で安心して多肉植物の寄せ植えを楽しめるでしょう。

寄せ植えの作り直しがしやすい

1苗ずつ、1パーツずつ、1ユニットずつを組んで作ることが可能です。そのため気分によって組み替えたり、調子を崩した多肉植物をピンポイントに取り外したりできます

非常に自由度が高く、寄せ植えの作り直しがしやすいです。

再利用できる

腐食しないので、寄せ植えを崩してほどいたアート水苔は再利用できます。非常に環境にやさしくエコです。

使用済みの土は処理に迷いますが、不要になったアート水苔は燃えるごみとして捨てられます。

ガラス容器やワイヤー容器に使用できる

アート水苔はガラス容器やワイヤー容器に使用できるメリットがあります。

ガラスや透明な容器に土を入れると、以下のような悩みを持つ方は多いのではないのでしょうか。

  • ガラスや透明な容器だと土が見えて嫌だな
  • 透明な容器に土を入れると光が当たり苔が生える
  • そもそも水がたまるので腐ってしまう

アート水苔であれば、上記のような悩みは解消されます。また隙間から土がこぼれてしまうようなワイヤーの雑貨や容器にも、アート水苔なら可愛くデコレーションが可能です。

アート水苔を使うデメリット

アート水苔を使うデメリット

アート水苔のデメリットは以下の3つです。

  1. 軽い
  2. 大きい寄せ植え向きではない
  3. 育てる寄せ植えではない

軽い

アクリル製の糸が土替わりなので、どうしても軽くなり不安定になりがちです。植え込みに使う鉢は重みのあるものを使用すると、安定性が増します。

大きい寄せ植え向きではない

多肉植物や観葉植物1苗ずつをぎゅっとまとめて寄せ植えを作るので、どちらかというと小さくおしゃれな寄せ植え向きです。

大きい寄せ植えも作れますが、植物やアート水苔を多く消費します。

育てる寄せ植えではない

糸自体に栄養はありませんので、多肉植物を大きくしたい方には向いていません。どちらかというと寄せ植えした形を維持するような感覚です。

寄せて植えた多肉植物が大きくなってほしい方にとっては、イメージと異なるかもしれません。しかし土の寄せ植えは個々の成長スピードが違うため、すぐに形が崩れることも。

可愛く寄せ植えした多肉植物の形を崩さず、楽しみたい方はアート水苔を使うとよいでしょう。

アート水苔の取扱店は少ない

アート水苔の取扱店は少ない

私が知る限りですが、ホームセンターの園芸売り場や一般の花屋さんでは取り扱いが少ないように思います。私は九州の人間ですが、平田ナーセリーと呼ばれる総合園芸店では取り扱いがありました。

しかし、常に多くの量はありません。そのため近くに取り扱いがなければ、インターネット通販を利用して購入してみてはいかがでしょうか?

最後に

最後に

アート水苔を使った多肉植物寄せ植え

いかがでしょうか。多肉植物や観葉植物などさまざまな植物に使用できるアート水苔のメリットやデメリットを紹介させていただきました。

デメリットは工夫次第でいくらでもカバーできます。むしろ軽いアート水苔は、壁にかけたり吊るしたりするシーンでも活躍できるでしょう。

苔玉のように丸く作って、吊るしても面白いかもしれません。アート水苔が気になる方は一度使ってみてはいかがでしょうか?

実際にたなーがアート水苔を使った記事も、ぜひチェックしてみてください。

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