こんにちは。
たなーです。
家庭菜園をしている方は、11月頃になるとホームセンターや園芸店で、玉ねぎ苗を見かけることが多いのではないでしょうか?
玉ねぎって畑で育てる野菜だと思っていませんか?
実は、ちょっと深めのプランターがあれば簡単に育てることができるんです。
そこで、
この記事を読むことで以下のことがわかります。
玉ねぎ栽培の始め方
玉ねぎをプランターで育てる場合、主に2通りの始め方があります。
種から育てる
種から育てる場合は玉ねぎの種を手に入れてプランターに撒く方法です。
メリットとしては、プランターなどで育てる場合は、必要な数だけを育てることができ、価格もお買い得です。
余った種は、冷蔵庫などに保存して、翌年に撒くことも可能です。

たなーは良く種を保存して翌年撒いたりしますが、意外と発芽してくれますよ。
デメリットとしては、種まきのタイミングを失敗したり(早すぎたり遅すぎたり)、水管理などで枯らしてしまったりなどがあるので、初心者の方は難しいと思うかもしれません。
苗から育てる
苗は1束50~100本を購入して、プランターに植えていく方法です。
メリットとしては、苗の状態なので、土に植え付けるだけの状態で育てやすく、多少植え付けが遅れても、順調に育ちます。
そのため、初心者にもおすすめの栽培方法です。
デメリットとして、1束(50本、100本)の販売がほとんどなので、プランターで少し育てたいというときには、苗が余ってしまいます。
少しだけの栽培の場合は、ご近所の方や、ご友人と購入してシェアのが良いでしょう。

たなーの場合は、空いている鉢に約30本まとめて束ごと植えていたら、そのまま小さな玉ねぎが収穫できました(笑)
玉ねぎの種類について
玉ねぎにはたくさんの品種がありますが、それぞれに大きく3つの特徴があります。
それが、早生、中生、晩生の3種類です。
早生(わせ)玉ねぎ
3~4月に収穫を迎え、玉ねぎ自体に水分量が多くみずみずしく、甘く辛みが少ないのが特徴です。
品種名:『マッハ』『ソニック』など
中生(なかて、ちゅうせい)玉ねぎ
4月下旬~6月に収穫を迎える玉ねぎです。
早生と晩生の中間の特徴を持ち、早生玉ねぎより保存ができます。
品種名:『アトン』『OP・黄』など
晩生(おくて、ばんせい)玉ねぎ
7月に収穫を迎える玉ねぎです。
大玉になりやすく、保存期間も長いのが特徴ですが、玉ねぎは気温が高い時期に休眠します。
そのため、寒冷地向きの品種が多いです。
品種名:『ネオアース』『ケルたま』など
種まきの時期
上記の特徴から好みの玉ねぎ種を購入した後は、土に種まきをしましょう。
しかし、玉ねぎの種まきは非常にシビアです。
早生は9月初旬、中生は9月中旬、晩生は9月下旬に種まきをしましょう。
種まきが遅れると、生育に遅れが生じ、うまく育たない可能性が高いのです。

ここが、玉ねぎの栽培が難しいところだと思います。その時の気候条件にも左右されますので、天気予報を確認しつつ種まき時期はズレが出ないようにしましょう!
種まきのやり方
まずプランターの土に1㎝程の深さに棒で線を引きましょう。
そこに約5㎜間隔で種を撒き、土をかぶせ、芽が出るまで乾燥しないようにしっかりと水やりをしてくださいね。

芽が出るまで乾かないように藁や濡れ新聞をかぶせてもよいですよ。
1週間ほどで発芽してきます。
生長とともに少しづつ間引きしながら、育てていきましょう。
あらかじめ、間隔を広くとって育てても良いですが、密植させて間引きながら育てたほうが、植物も競争しながら育つので、結果的にそちらの方が生育が早い傾向にありますよ。
玉ねぎ苗の植え付け時期
玉ねぎ苗は、種まきと比べ植え付け時期に余裕があり、植え付けも簡単なので、初心者の方も安心して植えることができます。
〇早生は11月中旬~11月下旬
〇中生、晩生は11月下旬~12月上旬。
玉ねぎの植え付け方
プランターの土に約10㎝の深さに棒などで溝を作り、苗を5㎝間隔で植えていきましょう。
ポイントとして、植え付けた直後にHB-101やメネデールなど植物活力液を薄めた水やりをおすすめします。
HB101についてはこちらの記事を。

メネデールについてはこちらの記事を。

そのあとは、土が乾くまでは水やりは控えるのが上手に育てるコツです。
水やりをしすぎると腐る原因になるので気を付けましょう。
どんなプランターを使う?
プランターに限らず鉢でもよいのですが、深さが20㎝ほどあるものを使いましょう。
どんな土の植える?
玉ねぎは排水性と保水性のバランスのとれた土を好みます。
園芸店などで販売されている野菜用の土が簡単に育ちおすすめです。
また、玉ねぎは弱アルカリ性の土を好みますので、苦土石灰を植え付け前に混ぜ込んであげましょう。

苦土石灰は撒いてすぐに植物を植え付けれますが、消石灰の場合は撒いて1週間は土を寝かせないといけないので、気を付けましょう。
どんな場所で育てる?
日当たりがよく風通しの良い場所で育てましょう。
プランター栽培の場合、雨が当たると、多湿になり腐ることがあるので、雨がよけられる場所だとなおよいですよ。
肥料の与え方は?
玉ねぎは栽培期間が長いため、肥料を適時与えてあげる必要があります。
長くゆっくり効く緩効性肥料を土の中に混ぜ込んで置き、追肥に液体肥料を一週間に一回ほど水やりと一緒に与えてあげると良いです。
ただし、土が乾いていることが絶対条件になります。
12月の暖かい日までは大きくなりますが、本格的な冬は生育が止まるので、植え付けて12月までにどれだけ大きく育てられるかが大事です。
特に、早生品種は年明け早々に収穫する場合もあるので、暖かいうちにしっかりと太らせましょうね。
3月下旬以降は、肥料を控えてください。
この時期に肥料を与えると、花芽に栄養が行き、肝心の玉ねぎに栄養が行かず、大きくなってくれません。
また、玉ねぎは腐りやすいので、肥料とは別に、カルシウムを与えることで、腐りにくくなります。

カルシウムは、植物の細胞強化に重要な栄養素です。12月前と玉ねぎが大きくなるタイミング3月下旬以降に与えるとよいですよ。
せっかくの家庭菜園でしたら、有機肥料にこだわるのも一つです。
おすすめの有機肥料はこちら。
収穫のタイミングは?
早生玉ねぎは3月~4月。
中生は4月下旬~6月、晩生は7月ですが、品種によりけりなので、葉が8割ぐらい倒れ始めたら収穫しましょう。
早生玉ねぎは暖かくなり始めてすぐ収穫になりますので、12月までにどれだけ大きくするかが重要です。
中生、晩生は暖かくなり始め収穫まで長く、玉ねぎが太っていきますので、ベビーオニオンとして間引き収穫しながら楽しみましょう。
まとめ
最後に
玉ねぎは栽培期間が長いだけで、野菜として育てることはそんなに難しくありません。
気を付ける点としては、種まき時期(苗からの場合、植え付け時期)と水やりです。
水のやりすぎや旅行などの長期不在の水切れと3月下旬以降の肥料やりに気を付けましょう。
せっかくの家庭菜園であれば、有機栽培で安全安心のおいしい玉ねぎを収穫にチャレンジてみてください。
それでは、玉ねぎのプランター栽培を楽しみながら、良きグリーンライフを過ごしましょう。
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