こんにちは。
たなーです。
秋も深まり冬直前。
そんな時期に、誇らしく大きく咲く花があります。
その花は皇帝ダリアです。
関東以北などの寒冷地では、あまり聞き馴染みのない植物かもしれません。
皇帝。。。?普通のダリアと違うの?
簡単に言うと、すっごく草丈の高いダリアです。
たなーは九州の人なので皇帝ダリアには見慣れていますが、最近では植えているお家は少なくなっていますね。
それでも里山などの場所では、毎年誇らしく咲いている人気の球根植物です。
そこで、
この記事を読むことで以下のことがわかります。
皇帝ダリアの冬越し方法について
皇帝ダリアの冬越し方法には以下の2つの方法があります。
- 剪定してマルチング
- 掘り上げて保存
地域によって冬越し方法が違うので注意してくださいね。
剪定してマルチング
皇帝ダリアは霜に当たると花や葉、茎は徐々に枯れていきます。
霜や雪、寒風が枯れる原因です。
地上部だけ枯れて球根が枯れなければ、翌年も新芽を出して誇らしく花が咲いてくれます。
しかし、土の中が5℃以下になると球根は枯れてしまい、翌年に新芽は出てこないでしょう。
そのため、寒さが厳しく地面が凍結するような環境では、皇帝ダリアを植えっぱなしで冬越しすることはおすすめしません。
剪定してマルチングする冬越し方法は、関西から西側の環境でおすすめする方法です。
12月中旬~下旬に花の終わった皇帝ダリアを、株元から2~3節残して剪定します。
その後、株元を敷き藁や腐葉土、ベラボンなどでマルチングして冬越ししましょう。
ベラボンについてはこちら。
鉢植えの場合も、同様に株元2~3節残して剪定してください。
もし動かすことが可能な鉢であれば、寒風や霜雪が避けられる軒下や室内へ移動しましょう。
しかし、4~5mと大きくなる皇帝ダリアの鉢植えは、地上部を支えるためにも大きな鉢に植えていることが多々あります。
動かせない場合は、地植え同様にマルチングして鉢も敷き藁やプチプチなどの梱包材で包むと、土の凍結を防ぐことができ冬越しが可能です。
皇帝ダリアの地上部の茎は、竹のような硬い特徴があります。剪定ばさみではなく、ノコギリなどで気を付けて切りましょう。
掘り上げて保存する
掘り上げて保存する方法は、関西~関東にかけておすすめの冬越し方法になります。
寒さが厳しい環境では、剪定してマルチングしても土の凍結によって皇帝ダリアの球根が枯れかもしれません。
そのため、土から球根を掘り上げます。
掘り出すときのポイントは、球根をバラさず茎に付いた状態にしておくことです。
皇帝ダリアの球根は、正確には塊根と呼ばれる太い根っこ。
このタイミングでは、切り分けずに冬越しさせたほうが安心です。
茎に球根が付いた状態で湿り気を与えたバーミキュライトや水苔などと一緒に袋や箱に詰めて、5℃以下にならない冷暗所に保存しておきましょう。
桜が咲くほど暖かくなったら、球根を取り出して庭や鉢に植えつけてください。
この時に球根を分球すると皇帝ダリアを増やすこともできます。
ただし、球根と茎の間の膨らんだ部分(クラウン)を折ったり傷をつけたりしないように気を付けましょう。
このクラウンは、発芽してくる場所なので傷をつけると発芽しないことも。もちろん、折ってしまったら新芽は出てこず球根が枯れる原因になります。皇帝ダリアに限らず、通常のダリアも同様なので気を付けてくださいね。
皇帝ダリアは寒さに弱い
冬越し方法のお話をしましたが、皇帝ダリアは寒さに弱いことが分かったのではないでしょうか。
冬の育て方は最低5℃以上をキープすることです。
そのため、11月には最低気温が5℃以下になる関東以北では皇帝ダリアを十分に楽しむことはできないでしょう。
花が咲いても寒さのため、すぐに枯れる恐れがあります。
関東以西とはいえ、霜雪に当たると花や蕾は枯れるので注意してください。
まとめ
最後に
いかがでしょうか。
皇帝ダリアの冬越しについてお話しさせていただきました。
- 皇帝ダリアの冬越し方法がわからない
- 冬の寒さで枯れた
- 分球して植え替えたけど新芽が出ず枯れる
そんな枯れる原因の解決になれれば幸いです。
皇帝ダリアは大きく誇らしく咲く姿が魅力ですが、都会のお庭であればあるほど大きすぎて困る問題もあります。
早咲き矮性皇帝ダリア「ガッツァリア」もあるので、大きすぎて困るという場合はこちらを植えても良いかもしれません。
このガッツァリアは1~2mほどの草丈で皇帝ダリアの花を楽しめます。
春以降に苗が園芸店で販売されることがあるので、探してみてくださいね。
※2022年12月5日現在では商品リンクがありませんでした。
それでは、皇帝ダリアの冬越しをして良きグリーンライフを過ごしましょう。
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