こんにちは。
たなーです。
ハロウィンも終われば、駆け足でやってくるクリスマス。
クリスマスの時期には、やっぱりクリスマスツリーをお家に飾る方も多いでしょう。
最近では、置き場所に困らないの小さなクリスマスツリーやおしゃれなクリスマスツリーもたくさんあります。
でも、せっかくなら本物の木でクリスマスを演出したいと思いませんか。
そこで
この記事を読むことで以下のことがわかります。
それでは、早速ご紹介していきます。
クリスマスツリーにおすすめコニファー3種類
結論としては以下の3種類。
- コロラドトウヒ‘ホプシー’
- アリゾナイトスギ‘サルフレア’
- レイランドサイプレス‘ゴールドライダー’
ところで、コニファーにはたくさんの種類があることをご存じでしょうか。
実はコニファーとは植物名ではなく、針葉樹林の総称です。
日本に自生するマツやスギ、ヒノキなどもコニファーに分類されます。

そのため、正式な意味でコニファーというと種類の範囲が広すぎるんです。
ただし、一般的には西洋風のお庭で使われる色彩と自然樹形が美しい針葉樹林を指すようになっています。
多くの方はこちらの認識だと思います。
今回は一般的な認識に基づいて、クリスマスツリーにおすすめのコニファーをご紹介。
1:コロラドトウヒ‘ホプシー’
Picea pungens‘Hoopsii’
別名でプンゲンストウヒや青トウヒとも呼ばれます。
葉の白みが強く、美しい青白系品種です。
幼苗の時は成長が遅く、芯が立ちにくいため樹高1.5mまでは支柱で芯を上に誘引しながら育ててください。
芯を止めると整った樹形に戻らないので、剪定は株張りを抑えるように切るのが基本になります。
徒長した側枝の中央の枝を分岐点で切りましょう。

クリスマスツリーと言えばトウヒですね!しかし、形が崩れる理由から剪定の芯止めが難しいのが困りどころ。十分楽しんだら形が崩れること覚悟で芯止めするか、大きくなっても問題ない場所で育ててください。とはいえ、大きくなればクリスマスツリーにはぴったりの樹形になります。

かっこいいけど、高いわ。。。。もう少しお得なのはないかしら?


初めの紹介リンクのホプシーよりも見劣りはするかもしれませんが、小さなサイズからクリスマスツリーとして楽しみたい方はこちらも良いかもしれません。
2:アリゾナイトスギ‘サルフレア’

Cupressus arizonica‘Sulfurea’
氷の結晶のような形の葉が印象的なコニファー。
春の新梢は淡いクリーム色の葉が出てきます。
同じアリゾナイトスギで流通量の多い‘ブルーアイス’に比べて成長が遅く、剪定もしやすいです。
刈り込みもできるので、単独でシンボルツリーにしたり生垣にしたり仕立てが比較的自由にできます。

日当たりの良い場所でしっかりと寒さに当てることで、美しい銀葉になります。暖かくなるとクリーム色の黄葉も楽しめるので、冬のクリスマスの雰囲気だけではないところがうれしいですね。
3:レイランドサイプレス‘ゴールドライダー’
Cupressocyparis leylandii‘Gold Rider’
光沢のある黄金葉が魅力のコニファー。
萌芽性がよく、生垣によく使用されます。
葉が密に茂りますが、蒸れに強く内側の枝が枯れにくいのが特徴です。
寒冷地では冬の乾いた寒風で傷むことがあるので、冬の北風などが避けられる場所に地植えしてください。
鉢植えの場合は、冬の寒風が避けられる場所に移動させると良いでしょう。

ゴールドライダーは明るい葉が特徴的なので、かっこいいクリスマスツリーというよりもかわいい系。もし生垣にするなら、円錐状よりも壁状仕立てが適しています。
コニファーの管理と剪定
コニファーの管理で最も重要な作業は剪定です。
コニファーは自然樹形でまとまるから剪定は不必要という話は、事実ではありません。
立ち性で刈り込みができる種類は、植栽した翌年からの刈り込み管理と芯が複数に分かれたら早めに切って1本にすることが綺麗な樹形を維持するポイントです。
ゴールドライダーのように萌芽性がよい品種であっても、針葉樹は広葉樹よりも萌芽性に劣ります。
葉がない部分まで深く刈り込むと、芽吹かずその枝は枯れてしまうため強剪定には気を付けてください。
強剪定しないためにも、毎年の剪定が大切です。
剪定の適期は、3~4月。
この時期であれば、剪定後に新芽が芽吹きやすく傷みが最小限になります。
ちなみに、コニファーの多くは金物を嫌う性質があることをご存じでしょうか。
「金物を嫌う」とは、金属製のハサミで剪定すると生育に何らかの悪影響を及ぼすことです。
コニファーの場合は、金属製のハサミで剪定すると剪定断面が赤黒くなる傾向があり観賞価値が下がります。
ただし、芽吹きやすい3~4月に適切に剪定すれば、すぐに芽吹き剪定面は見えなくなるので安心してください。

「金属製のハサミで切ったら、枯れてしまう」というわけではないので、間違って覚えないようにしましょう。
剪定面が赤黒くなるのも避けたい場合は、セラミック製の剪定ハサミなどがおすすめ。
大きなコニファーの手摘みは大変ですが、小さな株であれば手で摘み取っても良いかもしれませんね。
ハサミについては、こちらを参考に。
基本的な剪定
コニファーの枯れた葉は手で落として、徒長枝や下り枝、ひこばえは基本的に付け根から切ります。
芯が複数ある場合は切って一本にしてください。
徒長枝でも全体を取り除くと樹形を崩しそうな場合は、途中で切って樹形が崩れないように調整しても問題ありません。
最後に、円錐状になるように全体の形を整えるように切りましょう。
高くなってしまった立ち性コニファーを低くする剪定
樹高が高くなってしまったコニファーの上部を単純に芯止めしてしまうと、切り口下から複数の枝が伸びてしまいます。
この場合、整った樹形に戻ることはありません。

クリスマスツリー用のコニファーの先端切ったら、形が変になったんだけど。。。!?

コニファー切ったら形が変になったというのは、園芸店時代によく聞きました。
少し低い位置から伸びる次の芯とする枝を決めて、その上部分で幹を切ります。
その新しい芯を基準にして円錐形に剪定すると、樹形が高くなったコニファーを低く綺麗な樹形とすることができるでしょう。
次の芯を決めて上部分を剪定する時に、わざと長めに幹を切り残して新たな芯を誘引すると真っすぐに立てることができます。
ただし、強く引っ張りすぎて新たな芯を折らないように気を付けてください。

鉢植えサイズなら、私が頑張れるけど、、生垣やシンボルツリーのコニファーは私ではできないわ。。どうしよう?

そんなときは、下記のような専門技術を持っている方々に、まず相談・見積をしてみましょう。
まとめ
最後に
いかがでしょうか。
クリスマスツリーにおすすめのコニファー3種類を紹介させていただきました。
あれ、コニファーと言ったらゴールドクレストやウィルマじゃないの?
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、これらのコニファーもクリスマスツリーにおすすめですし、お部屋にも飾りやすいでしょう。
ただ、手に入りやすい分、多くの方と同じクリスマスツリーになってしまうのも事実。
他の人とは変わったコニファーでクリスマスツリーを楽しんでみませんか。
たなーのおすすめは、コロラドトウヒ‘ホプシー’です。
やはり、あの樹形や色合いには憧れがあります。
かっこいいですよね。
クリスマスからコニファーを初めて楽しむなら、まずは小さなトウヒでチャレンジするのもおすすめ。


このサイズなら、クリスマス時期だけでも室内の明るい窓際に、可愛らしく装飾して飾れますね。この子もホプシー同様のコロラドトウヒ。品種名は‘スーパーブルーシードリング’です。
それでは、素敵なクリスマスをコニファーを育てながら過ごしましょう。
クリスマスツリーで観葉植物を探している方はこちらもチェック。
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