チューリップの茎が伸びない原因について【背が低いまま花が咲いてしまった】

チューリップの茎が伸びない原因について【背が低いまま花が咲いてしまった】
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こんにちは。

たなーです。

 

春本番になり、お花がたくさん咲き始めました。

冬に植えたチューリップやムスカリなどの秋~冬植え球根たちも、かわいらしく咲いていることでしょう。

 

チューリップの蕾が付くまではよかったんだけど、そこから茎が伸びなくて背が低いまま咲いちゃったんだけど。。。?

 

 

チューリップを育てていて、こんな経験はありませんか?

茎が伸びないまま花が咲くのは、原因があるんです。

 

来年のチューリップを綺麗に咲かせるためにも

今回は、チューリップの茎が伸びないまま花が咲いてしまう原因についてお話しします。

この記事を読むことで以下のことがわかります。

原因1:植え付け後の低温
原因2:水分不足
原因3:球根自身の貯蔵養分

 

それでは、順を追ってお話しします。

チューリップの茎が伸びない原因1:植え付け後の低温不足

チューリップの花がすぐに咲いて茎が伸びないのは、球根の植え付け後の低温が不足していることが原因の1つです。

チューリップの花芽は花後から夏場の間に作られますが、球根を秋~冬に植えつけて一定期間寒さに当たることで球根内の花芽が成熟します。

 

この成熟によって花茎の伸長などの成長活動が促されるんです。

そのため、暖冬で低温が足りない場合は花が咲かなかったり、咲いても茎が短くなったりします。

 

特に鉢植えの場合は、屋外でしっかりと寒さに当てることが重要です。

 

たなー
たなー

可哀そうだからと言って、室内に入れたりすると茎が伸びないどころか花が咲かない原因になるので気を付けてくださいね。

植え付け時期はとても重要

チューリップの茎が伸びない問題を避けるには、植え付け時期が重要です。

〇寒冷地では、10月上旬~11月上旬
〇暖地では、10月下旬~12月下旬

 

九州など暖地では、その年の気候にもよりますが早く植えると暖かくて腐ってしまうこともあるので、12月までに植えつけるようにすれば問題ないでしょう。

 

 

じゃあ、年明けのセールでお得に購入したチューリップは、全部茎が伸びないの??

たなー
たなー

年明けに植えたからと言って、すべてのチューリップの茎が伸びないわけではありませんが、その可能性もあることは頭に入れておきましょう。年明け後に手に入れたチューリップは、すぐに植えて寒さを経験させることが大事ですよ。

 

年明け後に園芸店などでは、お買い得になったチューリップ球根が販売されていることも多いでしょう。

そのなかには、貴重なチューリップ球根があったり、原種チューリップもあったり、お花好きの方にはうれしいセールだと思います。

 

たなー
たなー

たなーもこのタイミングで原種チューリップがあれば、購入しています(笑)

 

 

しかし、年明けは何かと忙しく、さらには寒さでガーデニングをつい後回しにしがちです。

そのままチューリップ球根の植え付けが遅くなると、花が咲かなかったり茎が伸びないまま花が咲いたりする原因になります。

 

それでは、

植え付け時期以外に茎が伸びない原因をお話しします。

チューリップの茎が伸びない原因2:水分不足

 
 
 
 
 
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チューリップの茎が伸びない原因に、球根を植える深さが浅いことも関係しています。

地植えでは球根の大きさの3倍程度に深く植えることが基本です。

 

植え付けが浅いと球根が乾燥して、根が深くに伸びず水分不足となります。

その結果、茎も伸びず短くなるんですよ。

 

地植えの場合、基本通りに深く植えていれば、雨が全く降らず日照りが長く続かない限りは水やりは必要ありません。

そのため、地植えのチューリップは深植えがポイントになります。

 

鉢植えの場合は、鉢の大きさによって深さに限界があるので、地植えほど深く植えることができません。

そのため、鉢植えでのチューリップは球根を植えた後は、土を乾燥させないようにすることがポイントです。

 

それでは、最後の原因になります。

チューリップの茎が伸びない原因3:球根自身の貯蔵養分

茎が伸びない原因3:球根自身の貯蔵養分

チューリップの茎が伸びない原因に、球根自身の貯蔵養分が少ないことも関係します。

当然、貯蔵養分が少なすぎると花が咲かないこともあるでしょう。

そのため、球根を購入する場合は、しっかりと重さのある球根を選ぶことが重要です。

 

原種チューリップを除いて、

通常のチューリップは日本の湿度の高い夏を苦手としているので、植えっぱなしの場合は球根が腐る恐れがあります。

そのため、梅雨前に掘り起こし、消毒して乾燥させ冬に再度植え付ける方も多いでしょう。

 

チューリップは花後から掘り起こすまでの期間が短いため、球根が栄養を蓄え切らず、2年目3年目の球根は貯蔵養分が少なく、茎が伸びなかったり花が咲かなかったりします。

その場合は、新しい球根を購入して植えたほうが良いでしょう。

 

少しでも多く球根に栄養を蓄えさせるには、花を早めに切り肥料を掘り起こすまでにK(カリ)の多い肥料を施すようにするとよいですよ。

たなー
たなー

K(カリ)は根や球根を育てる栄養素になります。

 

たなー
たなー

即効性のあるK(カリ)の多い肥料であれば微粉ハイポネックスがおすすめ。

チューリップの花後に葉が枯れて掘り出すまでに、水に薄めて与えてあげましょう。

まとめ

まとめ

チューリップの茎が伸びてしまう原因は、球根を植えた後の低温不足が原因の1つなので、年明け後に手に入れた場合は、すぐに植えて寒さを経験させることが大事です。
球根の植え付け深さによる水分不足も茎が伸びない原因になるので、地植えは球根3つ分深く植えて、鉢植えは土の乾燥がないように気を付けましょう。
球根自身の貯蔵養分も関係するので、新しく購入するものは大きくて重さのあるものを選び、2年目以降は花後にしっかりK(カリ)分の多い肥料を与えて栄養を蓄えさせてください。

 

最後に

最後に

 

いかがでしたでしょうか?

チューリップの茎が伸びない、背が低いまま咲いてしまった。

その原因についてお話しさせていただきました。

 

新しい球根の場合、冬の低温不足と水不足が主な原因です。

背が短く咲いた場合、それから茎を伸ばす方法はありませんので、次回のチューリップの植え付けに気を付けましょう。

 

おやゆび姫や一部の原種チューリップのように茎が伸びないタイプを除き、

茎が伸びなかったからと言って、来年も背が低いわけではありません。

 

来年の春も同様の球根を植える予定であれば、花後にしっかりと肥料で球根に栄養を蓄えさせてくださいね。

 

それでは、可愛いチューリップを育てて良きグリーンライフを過ごしましょう。

 

 

以下は、たなーおすすめのチューリップです。

 

コメント

  1. こはるおと より:

    失礼します、チューリップって茎が伸びないことがあるのですね。
    鉢植えのを買ったことがありますが、育てるとなると難しいのですね…

    でも可愛い花なので、綺麗に育てたいですね。

    とても見やすく簡潔にまとめられていて、同じことで悩む方に大変参考になる記事だと思いました。
    とても分かりやすいので、きっと私もまた何か育てたいとき、またブログにお邪魔すると思います。

    突然失礼しました。

    • tana tana より:

      こはるおとさん、コメントありがとうございます。

      チューリップは、とても可愛くて人気ですよね。
      そんなチューリップが思い描いた咲き方でなく残念な経験をしたことのある方のために、書かせていただきました。

      ぜひ、次回のチューリップを楽しむための参考になれば幸いです。

      分かりやすいと言っていただいて、とてもうれしくこれからの励みになります。
      何か植物を育てたいときに、ブログに遊びに来てくださいね。

      こはるおとさんの素材ブログ、植物写真も素敵です。
      これからもよろしくお願いいたします。

  2. 山下明子 より:

    昨年はとっても大きな可愛いチューリップが咲いてくれてご近所さんに喜んでもらえたのに、今年は全く伸びないでシュン!  この子はこれで可愛いですけれど。買った球根は背丈が伸びているので 掘り起こし後の手当てが悪かったのですね~秋にはカリ肥料をあげて来年の楽しみにします。ありがとうございました。

    • tana tana より:

      山下明子さん、コメントありがとうございます!

      イメージと違うとちょっと残念に思うかもしれませんが、茎の伸びてないチューリップも可愛いので楽しんでくださいね。
      今年の秋~冬に再度植え付ける場合は、花を早めに切ってカリを葉がしおれるまでに吸収させるとよいですよ。

      は早めに切ったチューリップは花瓶に生けると素敵かもしれません(#^^#)

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