こんにちは。
たなーです。
観葉植物として人気のパキラ。
今では100円均一でも小さなものを見かけますね。
そのくらいに手に入りやすく身近な植物になりました。
新築祝いなど、お祝い事でプレゼントされることも多いと思います。
でも、、、
パキラってぐんぐんと枝を伸ばして大きくなってしまいませんか?
そして、いつどの部分で切り戻せばいいのかわからず、そのままになっていませんか?
この記事を読むことで以下のことがわかります。
それでは、順を追ってお話しいたしますね。
1.そもそもパキラとは

ブラジルを原産地とするアオイ科パキラ属の常緑樹です。
パキラは5枚ある葉が、手を広げたような見た目となっていることが特徴になります。
また、乾燥にも強い植物で害虫が付きにくく、丈夫であるという特徴を持っており、初心者にも育てやすい人気の観葉植物の一つです。

2.どうして剪定するのか

植物の枝や葉を切ることを剪定(せんてい)といいます。
ではなぜ、剪定が必要かというと、
自然界では植物はしっかりと太陽の光を浴び、どんどん大きくなることができますが、観葉植物として部屋やオフィスの一角に置く場合は、大きくなるスペースに限界があるわけです。
大きくなった観葉植物は形も悪く生育にも影響があるため、観葉植物をより長く楽しむために剪定が必要となります。
パキラは特に生育が早い植物なので、形を整える切り方ではなく、切り戻しという剪定が必要です。
3.準備するものは?

よく切れる剪定ばさみ
切れない剪定ばさみの場合、枝の切り口がつぶれてしまって、そこから枯れこむ場合があるので、切れる剪定ばさみを準備しましょう。
通常の紙を切るようなはさみでは、太い枝を切ることができませんので、専用の剪定ばさみがおすすめです。
おすすめの剪定ばさみについてはこちらの記事を参考に。
切り花用として紹介していますが、剪定ばさみとしてもおすすめです。
消毒用のアルコール
消毒用のアルコールは、薬局などで手に入るものを使いましょう。
はさみが汚れていたり、切った枝やほかの植物が病気の場合に、病気を移してしまう可能性があるので、切るたびに消毒がおすすめです。

癒合剤(ゆごうざい)
癒合剤は、園芸店などで販売されています。
簡単に言うと、切り口から病原気が入らないようにする塗り薬です。
4.剪定『切り戻し』を行う時期

生育が旺盛な時期より少し前の5~6月頃がおすすめですが気温が下がり始める秋から冬以外ならいつでも大丈夫です。
剪定は『切り戻し』という方法で行います。
切り戻しとは、不要な枝を思いっきり切って短く揃え、サイズを小さくする剪定方法です。
形を整えるだけでなく、枝が減ることで木の内側まで日光が当たるようになり、枝の生長をサポートする作用があります。
はじめて枝を切るときは、こんなに切っていいのだろうかと緊張しますが、パキラは生長が早いので、2週間もすれば新芽が伸びているでしょう。
安心してくださいね。
5.どの部分を剪定すればいいのか

パキラを切るときに悩むのは、どこから切ればいいのかということだと思います。
そこで、基準になるのが『生長点』。
パキラの幹から出ている緑色の枝に、ぷくっと小さなふくらみがあると思います。
葉の付け根部分ですね。
そこが生長点になります。
その生長点から新しく枝が出てくるので、その2~3㎝上を切りましょう。
あとは、剪定後の大きさをイメージしながら、生長点の上部分を切るとよいです。
すべての枝を剪定したら、癒合剤を塗りましょうね。
もし、生長点が見当たらない、わからない場合は、緑色の枝を幹から3~5㎝残して思い切って切り落としても、新芽は出てきますので安心してください。
6.剪定後に気を付けること

切り戻した枝から、しっかりと枝を出してほしいので日当たりの良い場所に置き、枝全体に光が入るようにしましょう。
また、枝葉を落としているので、土からの水分吸収が弱くなります。
そのため、土があまり乾かなくなると思いますので、必ず土が乾いたのを確認して水やりを行いましょう。
早く枝葉を出したいときは、水やり時に液肥を少し与えてあげると良いですよ。
7.まとめ

8.最後に

いかがでしたでしょうか。
パキラを頂いたはいいけど、どんどん伸びて手に負えなくなったという方は、意外と多いのではないでしょうか。
そんな時は、暖かい時期に思い切って剪定してあげましょう。
すぐに新芽が出てきて、形が整いますよ。
まず切ることに慣れれば、自分が思うような形にもできますので剪定が楽しくなってきますよ。
それでは、伸びすぎたパキラを剪定して、良きグリーンライフを過ごしましょう。
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