こんにちは。
たなーです。
秋も深まり、園芸店などでは冬のお花達が並び始めました。
そして、春を楽しむための球根も並び始めています。
春の球根植物と言えば、チューリップ。
その中でも、球根を植えっぱなしにできる原種系チューリップが特におすすめです。
原種系チューリップは通常の園芸品種であるチューリップと比べると、草丈が低く花も素朴で可愛らしい特徴があります。
そこで、
この記事を読むことで以下のことがわかります。
原種系チューリップは改良前の元の草姿や特徴を残している種類
原種チューリップがあちこち咲いてます🌷 pic.twitter.com/86oTDeJR1a
— たなー|植物ブロガー&ライター (@tana_3930) April 3, 2021
人気の種類を紹介する前に、「原種系チューリップって何だろう」という疑問に簡単に答えておきます。
そもそも園芸品種の大きなチューリップは、草丈10~20㎝、花径3㎝程だった小さな原種チューリップが500年近くにわたって育種改良された球根植物です。
その園芸品種に対して、原種系チューリップはもともとの草姿や特徴を残したまま栽培されている品種になります。
草丈も低く花も小さいので大きな花束などの切り花としては利用ができませんが、園芸品種にはない素朴な花色や可愛らしい草姿が魅力です。
毎年植え替えないと球根が腐ったり開花しなかったりする園芸品種のチューリップと違い、原種系チューリップの球根は植えっぱなしでも毎年開花する種類がほとんど。
同じ原種系球根のアネモネやイキシア、アリュームなどと一緒に植えると、植えっぱなしの状態で毎年咲くナチュラルで可愛い原種系球根のお庭を作れます。
原種系チューリップを含む原種系球根の良い点は、植えっぱなしの状態で自然に球根の分球や種で増えたり香りを漂わせたりすることです。
また可愛らしい反面、環境変化にも強くたくましい姿も楽しめます。
さて、原種系チューリップについてお話ししたところで、人気の種類についてご紹介です。
1:ライラックワンダー

- 花期:4月
- 草丈:10~30㎝
涼しげなピンクがとても可愛らしい原種系チューリップ。
西アジア原産のバーケリー種です。
発色の良いライラックピンクの花で、原種系チューリップにしては比較的大輪の印象があります。
地植えする場合は、水はけのよい土にしておくことがポイントです。
鉢植えでも簡単に毎年花を咲かせてくれます。
2:チンカ

- 花期:4月
- 草丈:10~30㎝
黄色と朱色のコントラストが映える原種系チューリップ。
中央アジア原産のクルシアナ種です。
花弁の内側は黄色、外側は朱色のバイカラーが特徴的な種類になります。
黄色と朱色は花壇でもよく目立ち、植えっぱなしチューリップとしても人気です。
クルシアナ種は日本の気候に適応しやすい種類なので、植えっぱなしで毎年よく開花します。
3:レディージェーン

- 花期:4月
- 草丈:10~30
紅白のコントラストが美しい原種系チューリップ。
チンカと同様に中央アジア原産のクルシアナ種になります。
花弁の内側は白、外側は赤のはっきりしたバイカラーの花が特徴的です。
日光の当たり具合で花が閉じたり開いたりしながら表情豊かに開花します。
ホワイトガーデンの挿し色に使ってもおしゃれです。
4:アニカ
- 花期:4月
- 草丈:10~30㎝
サーモンピンクと濃いピンクの同色系バイカラーの原種系チューリップ。
中央アジア原産のクルシアナ種になります。
チンカやレディージェーンよりも花がふっくらとします。
スマートな印象であるクルシアナ種の中でも珍しい種類です。
優しいピンク色のバイカラーでふっくらした花は女性に特に人気があります。
5:リジー

- 花期:4月
- 草丈:10~30㎝
真っ赤な色がお庭に映える原種系チューリップ。
原種名非公開の種間雑種です。
ウィルソニアーナとハーゲリーに近いとされています。
赤の発色が特に美しく花もやや大きめです。
草姿とのバランスがよく花壇や鉢植えの寄せ植えにも活躍します。
原種チューリップ「リジー」
— たなー|植物ブロガー&ライター (@tana_3930) April 18, 2022
このままの茎が伸びずに咲きそう問題🌷
植え付けが遅かったのが原因だろうなぁ😅
年明けはチューリップをお買い得に手に入れられるけど、やっぱり茎が伸びない問題も出てくるよね💦 pic.twitter.com/bt0hYePzFv

リジーはたなーも育てて、今も球根を植えっぱなしです。Twitterのほうでは花茎が短いことをつぶやいていますが、この後に花茎は順調に伸びました!
6:ヘレナ

- 花期:3月中旬~4月
- 草丈:10~30㎝
濃いライラックピンクが可愛らしい原種系チューリップ。
トルコ~コーカサス、イラン北部を原産とする早咲きタイプのフミリス種になります。
ライラックピンク一色の花姿は、とてもキュートです。
白・ピンク・紫の可愛い配色の寄せ植えに使いたい色合いをしています。
おはようございます☘️
— たなー|植物ブロガー&ライター (@tana_3930) February 19, 2021
原種チューリップ、ヘレナ。
すごーく可愛いです😃✨ pic.twitter.com/rZFL7sQbZK

ヘレナも育てています。ベラボンを薄く引いたガラス瓶の中でも綺麗に花を咲かせました。原種系チューリップの強さに驚きますね。
7:アルバコエルレア オクラータ

- 花期:3月中旬~4月
- 草丈:10~30㎝
幻のブルーチューリップと言われる原種系チューリップ。
ヘレナ同様にトルコ~コーカサス、イラン北部を原産とする早咲きタイプのフミリス種になります。
とにかく可愛い、そして美しい花です。
花壇や寄せ植えというよりも、一つの鉢に植えて楽しむ原種チューリップとしておすすめ。
外弁は純白の白色に、花が開くと中心は薄めの瑠璃色をしています。
結論、めっちゃ可愛かった🤤🍀
— たなー|植物ブロガー&ライター (@tana_3930) March 27, 2022
そして、香りが良かったことに驚いた😲✨
白ブルー素敵だぁ😆 pic.twitter.com/KQN5nViZ5o

もうめちゃめちゃ可愛かったです。この子も植えっぱなしにしているので来年も期待しています
。中心の薄い瑠璃色は白色にじむように色付いているのも素敵ですね。
まとめ
最後に
いかがでしたでしょうか。
植えっぱなし球根の原種系チューリップの人気種類を紹介させていただきました。
原種系チューリップって何?
どんなのが人気なの?
という疑問の解決になれば幸いです。
どの種類も可愛いですが、やはりアルバコエルレア オーレアでしょうか。
他の原種系チューリップよりも1球あたりの価格も高く、園芸店など販売している数も少ないです。
しかし、それ以上の可愛さと色や形の美しさがあります。
ぜひ植えて楽しんでほしい原種系チューリップ球根です。
原種系チューリップは育種改良も進んでおり、進んでいて種類が増えています。
様々な原種系チューリップの中から、お気に入りの品種を選んで育ててみてくださいね。
それでは、原種系チューリップの球根を植えて良きグリーンライフを過ごしましょう。
チューリップの花茎が伸びないことで、悩んだ経験のある方はこちらも参考に。
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